恋愛結婚のパーソナルトレーニング「parcy’s」（パーシーズ）には、結婚や出産のタイムリミットを感じるアラフォーキャリア女性から恋活・婚活・再婚活の様々な相談が寄せられる。今日は読者からのこんな質問に答えていこう。
目次
仲良くしたいのに…彼氏と喧嘩ばかりしてしまう原因は？
「仲良くしたいのに喧嘩ばかりしてしまう」
「些細なことで揉め事になってしまう」
このようなことで悩んでいる女性は少なくない。
1度だけならまだしも、これまでの人付き合いで付き合いが長くなってくると、喧嘩が増える、ぶつかることが増えてしまう、喧嘩別れのパターンばかり、ぶつかるのが嫌で何も言えなくなってお互い冷めてしまう、という女性は要注意だ。
そのパターンにあなたを閉じ込める原因に向き合わないと、いつまでも相手を変えても同じような問題が起こってしまう。
彼氏と結婚に進もうとするとき、付き合う前に交際しようと決める段階など距離を縮めようとするときに喧嘩になってしまうのは、あなたの自分軸がないからだ。
「自分軸があるから、譲れないから喧嘩になるんじゃないの？」と思うかもしれないが、実はそうではない。自分軸が本当にあるなら、大切な人との関係を壊すような衝突は本来おこらないものだからだ。
お互いの意見をすり合わせようとしても、自分軸がないことで男性との話し合いが
そんなに比べるならぼくじゃない人と一緒にいたほうが幸せになれるんじゃないかな。
問題があるなら解決したいのに、彼女はその気がないように感じる。
本音を言っても怒るし。とりあえず怒りが収まるまで流しておこう…
こんな風に男性は感じて、この先ずっと一緒にいることは難しいと考えるようになってしまう。
本記事では、男性と喧嘩になってしまう理由を紐解きながら、喧嘩や衝突をせずにずっと仲良くしていける自分軸や話し合いの方法について見ていくので最後まで読み進めてみてほしい。
それではまずは、彼氏と喧嘩ばかりしてしまう原因を見ていこう。
男女で考え方が違うから
彼氏と喧嘩ばかりしてしまう原因のひとつに、男女で脳の作りが違うため、考え方が全く異なるということが挙げられる。
男性脳と女性脳では、同じ事柄に対しても、全く異なる考えを持っているもの。
何か揉め事が起こった時には、男性は論理的に解決しようとするし、女性は、感情や気持ちを共感してもらおうとする。それぞれ話そうとする目的が違うので、話が噛み合わなくなって、お互いにイライラしてしまい喧嘩になってしまう。
女性は共感してもらいたい生き物だ。
彼にちょっとした愚痴を言った時に「それは君も悪いよね」「こうしたらよかったんじゃない？」と指摘されたり解決策や正論を提示されると「尊重されていない」と感じて怒り、共感してもらえなかった悲しみも沸いてくる。
男性はただ、自分ならしてほしいと思う「解決策」や「指摘」を良かれと思って伝えているだけで、あなたを悪いと責めたり、あなたを怒らせたりしたいわけではない。求めることが違うことですれ違ってしまうのだ。
物事の捉え方に男女で違いがあることを理解しておこう。
価値観が違うから
育ってきた環境や関わってきた人の影響で、その人の価値観は出来上がる。
違う環境、違う経験をしてきているのだから、価値観は違って当然だ。
だけど喧嘩ばかりしてしまう二人の場合、互いの価値観の違いを受け入れられず、自分の意見を押し通そうとしたり相手の話を聞かなかったりする傾向がある。
自分の意見が正しいと思い込んでいたり、こうあるべきという理想があると、それを相手に押し付けてしまいがちだ。
ただ価値観が違うのだということに気付けずにいると、相手に不満や違和感を覚え、それが喧嘩の原因となってしまう。
「私はこう思うけどあなたはそう思うんだね」とお互いの意見を尊重し、意見が違うことはあなた自身を否定しているわけではないと理解しよう。そうすると話し合うたびにぶつかって喧嘩になる事態は減っていく。
過去にあった出来事を許せていないから
二人の間で過去に浮気や大きな揉め事があり、その出来事を許せていないことも、喧嘩ばかりになってしまう原因になる。
解決したはずの問題でも、相手にイライラしていたり、感情がまだ処理できていない状態はいわば、コップがいっぱいであふれだしそうな状態だ。その状態に1滴、何か気に入らない言葉や態度を相手があなたに渡してきただけでコップから水がこぼれるように怒りが溢れ出て、喧嘩になってしまうのだ。
怒る方は腹に据えかねる何かを抱えていても、相手からはそれが分からずに些細な出来事に突然爆発するように怒り出したように見えてしまうこともしばしばだ。
些細なことで喧嘩ばかり、という関係にあるのなら、本当は乗り越えられていない相手への不満や感情があるのではないか、と立ち止まって見つめなおしてみよう。
冷静な話し合いができないから
彼氏と喧嘩ばかりしてしまう原因のひとつに、冷静な話し合いができないからといったことがある。
最初は小さな言い合いだったとしても、言い合っているうちにだんだんと喧嘩がエスカレートしてしまう。相手を責めたり、暴言や罵声をぶつけたりして、冷静に話し合うことができなくなる。
カッとなって思いつくままに感情をぶつけてしまっては、相手を傷つけてしまうことになる。
相手に甘えているから
相手に対する甘えから、喧嘩ばかりになってしまうこともある。
彼には何を言っても受け止めてくれる、どうせ最後は許してくれる、という甘えが根底にあるから、喧嘩ができるのだ。
相手を信頼していて心を許している証拠だが、いつまでも自分本位に気持ちをぶつけていると、彼はあなたとは話し合えない、どうせ自分の気持ちは聞いてもらえないと諦めて離れていってしまうことにもなりかねない。
男性は女性に比べ、感情的な言い合いや喧嘩が苦手だ。
彼が限界を迎えてしまう前に、甘えている自覚があるなら改めよう。
相手に期待しすぎているから
喧嘩ばかりになる原因に、相手に期待しすぎているということがある。
「彼女なら俺の全てを受け入れてくれるはず」「私のことが好きなら〇〇してくれるはず」と期待してしまい、その期待と現実とのギャップが受け入れられずにイライラしてしまい、喧嘩になってしまうのだ。
相手がすべて、自分の思い通りにしてくれるなんてことはない。相手に求めるものや期待が高すぎると、男性は「ありのままを見てくれない」「常識やほかの人と比べるなら、そういう人を選べばいいじゃないか」とあなたのもとから離れていってしまう。
相手に期待しているばかりでは、いつまでたっても喧嘩はなくならない。
喧嘩ばかりで疲れた…喧嘩中のNG行動とは？
彼氏に何でもかんでも不満をぶつけてしまうと関係が悪化していく一方だ。
ここからは、彼氏と喧嘩中のNG行動を紹介していく。
自分の考えや価値観を相手に押し付ける
喧嘩中のNG行動のひとつに、自分の考え方や価値観を押し付けるという行動がある。
付き合っている二人とはいえ、育ってきた環境も違うし、価値観が違うのは当然のこと。
彼の価値観に違和感を持っても、「あなたはそう感じるんだね」「私はこうだけど、あなたはそうなんだね」と違いを受け入れよう。
過去の話を掘り返す
些細なことがきっかけで始まった喧嘩でも、「あの時もそうだったよね」「またなの？」と過去の出来事を引っ張り出してくることで、大きな喧嘩に発展してしまう。
付き合いが長くなると特に、持ち出せる過去が多くなるのは当然だ。だけど喧嘩の度に過去のことを持ち出すと、収拾がつかなくなってしまう。相手からすると「今その話関係ある？」となり余計に怒らせてしまう。
相手に行動を改めてもらいたい場合は、過去の問題に執着するのをやめて、目の前の問題だけに向き合おう。
感情的になる
喧嘩中のNG行動に、感情的になるということがある。
感情に任せて大声を出したり泣いたりしていては、彼に何か伝えようと反論をしたところで喧嘩になるだけで、問題の解決に至らない。
「泣いたら謝ってくれるだろう」といったように涙を武器にして、彼氏を思い通りにしようとするのはNGだ。そういう打算は男性はちゃんとわかってしまうものだし、泣いた後に謝ってきたとしても、それは彼が自分の非を心から認めたからではなく、「泣いている面倒な展開を終わらせたいから」だ。
あなたの感情を彼にわかってもらいたいという気持ちは否定しない。
でも、その感情で彼を振り回すのはNGだ。
感情のマネジメントをできるようになって、何が嫌だったのか、どうしてほしかったのかをきちんと伝え、彼の言い分も落ち着いて聞けるようになることが、話し合いでは大切なことだ。
「別れる」とすぐ口にする
彼氏との喧嘩中に、すぐ「別れる」と口にするのはNG行動だ。
「そう言えば謝ってくれるはず」
「引き止めてくれるはず」
と彼の気持ちを試すような感覚で簡単に別れを切り出していると、本当に別れることになってしまう可能性もある。
例えそれで相手が謝ってくれたとしても、根本的な問題解決にはならない。
汚い言葉遣いをする
喧嘩中のNG行動に、汚い言葉遣いをするということがある。
ヒートアップして、相手のことを「お前」や「あんた」と言ったり、「バカじゃないの」などと罵ったりするのは絶対にやめよう。
相手の話を聞かない
喧嘩の原因がなんであれ、相手の話を聞かなかったり、話の途中で遮ったりすると、相手を不快な気持ちにさせてしまう。
相手の話を聞かずに口を挟むことで、話がややこしくなってしまうこともある。
何か言い返したくなっても、まずは相手が話し終わるまでは冷静に話を聞こう。
喧嘩ばかりしてしまう時は距離を置いた方がいい？
お互いに顔を合わせば喧嘩ばかり。
そんな時には、互いに少し距離を置いてみることも一つの方法だ。
距離を置くメリットは、お互い１人の時間ができるということ。
お互い自分のことに集中したり、相手以外の友達や家族との時間をもつことで、一緒にいることが当たり前になってしまった二人の関係がリフレッシュする。
１人の時間に自分磨きや趣味に没頭したり、新たな交友関係を築くことで、気持ちを切り替えられるし、新たな視点をもつことができるようになる。
また、距離を置くことで、互いに新鮮さを取り戻せることもある。一緒にいすぎてマンネリになっていた二人の場合、距離を置くことで付き合い始めの頃のような愛おしさが蘇ったり新鮮な気持ちを感じられることもある。
お互いの気持ちを再確認する為にもしばらく距離を置くのも一つの方法だ。
長続きするカップルから学ぶ、仲直り方法・仲良しでいるコツは？
仲直りの方法や仲良しでいる為には、自分の感情をマネジメントすることが大切だ。
きちんと感情のマネジメントが出来ていれば「相手を傷つけたり」「相手を困惑させたり」「重いから無理、と思われずにすんだり」する。
感情をマネジメントするには、まずは怒りや悲しみと言ったその感情を感じ切ることが必要だ。
「こんなことで悲しむなんて、怒るなんて、私小さいな」なんて自己否定せず、湧いてくる感情のまま感じることだ。感情はエネルギーだから、使い切ることが必要で、感じることはそのエネルギー消費になるのだ。
そうやって感じることに身を任せているうちに、ふと冷静に穏やかな気持ちになるポイントが訪れるはずだ。そうなったら、自分の感じていることを頭で認識する必要がある。
例えば、今感じている感情を紙に書きだしてみよう。紙に書くことで、どんどんあふれる感情に流されずに思考する方向に持っていくことができる。
自分の感情に向き合って、その感情がどこから来るのか理解しよう。
そうすると、やみくもに彼に感情をぶつけたりすることがなくなる。
彼に怒っていることがあったとしても、冷静にそのことを伝えることができるようになる。
冷静に話せることで、男性はあなたの気持ちを理解できて、変わってほしいことをすんなりと受け取れるようになる。
また、幸せリストを作っておくのもオススメだ。
仕事が忙しくて気持ちに余裕がない時、友達と喧嘩して落ち込んでいる時など、感情がネガティブに傾いたときに、ポジティブな方向へ来戻してくれる方法を持っておこう。
「おしゃれなカフェで珈琲を飲む」「海辺でぼーっとする」「大好きなスイーツを食べる」「ランニングする」など何をしたら自分は幸せを感じるのかを考えて書き出したのが幸せリストだ。
幸せリストを見ながら、自分自身で自分をご機嫌にしていこう。
また、感情のマネジメントの為に大切なのは「自分時間」だ。
自分一人の時間を楽しんだり、ストレスを回復する「自分時間」こそ、自分が感情に振り回されず、常にご機嫌な女性でいられるために必要な時間だ。
「自分時間」を充実させることで、自分のストレスや感情を良い状態にすることができる。
そのためには、何が自分にとって良い「自分時間」なのかをあなた自身が知っておく必要がある。
こうして感情のマネジメントができるようになると、あなたの不満やイライラを彼にぶつけること自体が少なくなる。あなたが感情的になることがなくなれば、男性もいつ地雷を踏むかと怯えなくてすむし、あなたのありのままを受け入れて尊重してくれるようになる。
そして万一、何かのことで喧嘩になったとしても、冷静さを取り戻すことができ、仲直りに向けた話し合いをちゃんとできるようになる。感情のマネジメント抜きに仲直りの話をしようとすると、くすぶった怒りが再燃したり、ただただ不満を我慢するだけの結果になってしまったりと、結局また次の喧嘩の原因を作るだけになってしまう。
感情をマネジメントして伝えたいことを冷静に伝えられるようになろう。そうすると男性も、あなたと向き合って話し合おうと思うようになる。
ご機嫌で幸せそうなあなたを、もっと大切に、もっと幸せにしようと行動するようになるんだよ。
自分の感情に向き合う為の自分軸とは
彼と仲良くする為には感情をマネジメントすることが大事であると説明した。
それを達成する為には、自分軸を知ることが必要だ。
あなたが何を大切にしたいか、どんな未来を作っていきたいかといった価値観や信念を明確にして、他人に左右されずにあなた自身の人生を歩むことが、自分軸で生きるということだ。
その自分軸をもつことで、自分の感情にもしっかりと向き合っていけるようになる。
自分軸がないと、彼の機嫌や自分の機嫌に左右される不安定な恋愛結婚になってしまう。
こだわらなくて良いことと譲れないことの境目がわからないから、些細なことでも彼と喧嘩になってしまうんだ。
自分軸があると、例え彼との間に問題が起こっても「彼と自分の考えは違うんだな」と冷静に受け止められるし、「自分は今不安になっているんだな」「ここは相手に譲ってもいいことだな」「これは譲れない部分だな」といったように、自分の感情を冷静に見られるようになる。
喧嘩ばかりの関係を卒業して幸せな結婚をする為には、自分軸が必要なんだよ。
本音と思ったことの違いを理解して深く話せる女性になること
自分の感情ときちんと向き合っていく上で注意してほしいことは、本音と思ったことの違いを理解することだ。
「思ったこと」とは、その場の空気やその日の機嫌に左右されてしまうものだ。本音は自分軸からでる、譲れない気持ちや価値観で、そう簡単には変らないものだ。
「本音」とはいえないような些細な「思ったこと」を、相手にぶつけていては喧嘩ばかりになってしまう。
例えば「コーヒーにミルクいれないでほしい」と言ったのに、ミルクを入れられてしまったことで喧嘩に発展したとする。ミルクを入れる・入れないはあなたにとっての譲れない価値観とは言えないことだよね？
イラっとしたとしても、こういう場合は、イライラや不満をぶつけるのではなく、淡々と指摘したり、解決策を提示するなどして、お互いが気持ちよく過ごせるように冷静に伝えればいいだけの話だ。
一方「本音」とは、あなたの譲れない価値観や本心のことだ。もしそれを相手が尊重しなかったり、ぞんざいに扱うことがあれば、それはちゃんと指摘して解決策を話し合うべきだ。
自分の中の譲れない価値観がなんなのかをきちんと整理して理解しておくことで、彼に対して「これは私にとって大切な価値観なんだ」「ここは譲れないんだよね」と冷静に伝えられるようになる。
気分や機嫌で変わってしまう「思ったこと」で相手を翻弄せず、一貫性のある「本音」をきちんと話せる女性になろう。
だけど自分の本音に気付いたり、ひとりで自分軸をみつけるのは難しい。
彼氏と喧嘩ばかりで疲れてしまったあなたが、自分軸を取り戻して幸せな結婚を目指すためには、恋愛結婚を学んでいく必要がある。
話し合う方法を知らずに不満やイライラをぶつけて喧嘩ばかりのままだと、彼が心を閉ざしたり、自分の気持ちをうまく伝えられず、心の距離がどんどん開いてしまうかもしれない。
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