恋愛結婚のパーソナルトレーニング「parcy’s」（パーシーズ）には、結婚や出産のタイムリミットを感じるアラフォーキャリア女性から恋活・婚活・再婚活の様々な相談が寄せられる。
今日は読者からのこんな質問に答えていこう。
質問ありがとう。
それでは今日は「 家庭環境が悪く、結婚が怖いと思ってしまうこと」について話していく。
目次
結婚が怖いと思う理由や心理は？
結婚に対して怖く思ったり不安だったり、というネガティブな感情を持つ女性は実のところ非常に多い。
家庭環境によるものや両親との関係、現在の状況からの変化を恐れるものなど、結婚が怖いと思う理由は人それぞれだ。
まずは、どんなときに結婚を怖く思うのか詳しく見てみよう。
過去の家庭環境
育ってきた家庭の環境が悪い場合、結婚は怖いものだと思ってしまう傾向がある。
両親が不仲で、褒められた経験もなく甘えるのが許されず、言う通りにしないと怒られるといったように抑圧されて育つと、自己評価の低い人格が形成されてしまう。
また日常的に暴力を振るわれるDV、満足な子育てが行われず放置されるネグレクトなどの虐待を受けた経験があると、大人になってやっとその環境から抜け出したのに、自分自身の結婚でそこへ引き戻されるような感覚に陥ってしまい、結婚に恐怖を感じるようになってしまう。
マリッジブルー
結婚すると生活環境は大きく変わる。
そんなライフスタイルの急激な変化に対し、人間は抵抗を感じてしまう性質を持っている。
これまでの生活に戻りたいというホメオスタシスという心理が働き、一般的にいうマリッジブルーの状態に陥ってしまうのだ。
また、マリッジブルーになるのは
「彼と本当に結婚していいのかな……？」
と、自分の決断に自信が持てないのも一つの理由として挙げられる。
環境の変化、結婚を決断することに対し、不安が募り、結婚を怖いと感じてしまう。
他人との共同生活に対しての不安
育ってきた家庭環境が良好でも、結婚が怖いと感じる人も少なくない。
家族と暮らすのはいいが、彼は言ってしまえば赤の他人。
同棲生活を送っていたり寮生活経験があったりと、他人と過ごすのに慣れていても、結婚は一生、共に暮らすことを決める決断のため、後戻りできない感覚から大きな不安を覚えてしまう。
生活スタイルが合わなかったらどうしよう、関係が壊れたら……など、ネガティブな思考に陥り、結婚が怖くなってしまう。
人間関係の変化
結婚は男性と女性だけの問題ではなく、人間関係も大きく変化する。
相手の両親や親族、周りの友人付き合いも変わり、それぞれとの関係も構築していかなければならない。
相手の母親との相性は？嫁姑問題に発展したらどうしよう？という不安や、女性の親兄弟などの家族との関係が変わってしまうことの寂しさのようなものから、不安感や漠然とした怖さを感じてしまう。
裏切りへの心配
過去に浮気されたり遊ばれていたりといった辛い恋愛を経験している人も、結婚に二の足を踏んでしまう。
いざ結婚してから彼に裏切られたらと思うと、彼を信じきれなくなってしまう。
人に手酷く裏切られた経験がある人も同様で、信じていたのに裏切られてしまったときの悲しさが分かるため、結婚に不安しかなくなってしまう。
離婚した経験がある
過去に離婚した経験があれば、再婚へ不安を抱く。
かつての失敗を引きずり、幸せな結婚のビジョンが見えず再婚を怖いと感じる女性は多い。
相手が離婚歴を持っていて、自分との結婚で上手くいかなければ捨てられるのではと疑心暗鬼になってしまうケースもある。
気持ちが冷めてしまうかもしれない
幸せな結婚への期待が高まっていても、もし彼に冷めてしまったらどうしようと不安になる人もいる。
付き合っている段階では粗が見えなくても、結婚して一緒に住むと相手の知らなかった一面が見えてしまう。
だらしなかったり性格が合わなかったり、彼の素顔を見たことで嫌いになってしまうかもしれないと感じ、結婚に踏み込めない女性も少なくない。
自由がなくなる
結婚すると自由が制限されてしまうと感じる人も多い。
独身でいるうちはお金も時間も自分の好きなように使えていたのに、夫や子供など家族にそれらを割かなければいけなくなる。
行動範囲に制限がかかるのを想像し、結婚して家庭を持つことや環境が変化することが怖いと感じてしまう。
家事が上手にできない
近頃は家事をする男性も増えてきたが、一般的にはまだまだ家事は女性がするもの、というイメージがある。
家事が苦手な女性もおり、もし結婚してがっかりされたらどうしよう、と不安に思ってしまうケースも多い。
愛情の受け取り方は子供の頃の経験に影響する
数ある結婚が怖いと思う理由・心理の中でも、質問者さんのように育ってきた家庭環境の悪さから、結婚を怖いと感じる女性からの相談は多い。
過去の家庭環境が結婚に影響するか、結婚しても大丈夫かという質問だったが、実際のところ家庭環境、特に親との関係は幸せな恋愛・結婚ができるかどうかに密接に関わっている。
以前の記事「両親の不仲が原因！？理想のパートナー・理想の結婚がイメージできない」でも伝えたが、考え方や価値観の形成において、家庭環境の影響は非常に強い。
- 両親の離婚
- 両親がケンカばかりしていた
- 両親ともにお互いの悪口が多かった
- DV、借金などのトラブルがあった
- 不倫していた
- 父親が仕事で家にいなかった
- 母親が我慢ばかりしていた
こういった家庭環境が、人生のパートナーに求める基準を狭めてしまっているケースが非常に多い。
「両親のようにはなりたくない」「父親のような男性は嫌だ」そういったマイナス面を中心に見てしまったり、「結婚とはつらいものだ」「女性は結婚すると我慢してばかり」といった結婚自体への印象もマイナスイメージばかり浮かぶようになってしまう。
こうしたマイナスイメージから、結婚したいと思っている男性を批判的に見てしまったり、結婚を避けるために無意識に結婚できない相手ばかりを追ってしまうなど、幸せな結婚からかけ離れた状況に陥ってしまう。
人間の愛情を求める方法もまた、家族との関係で構築されていく。
人は3歳までに愛情を貰う方法を学び、12歳まではその方法を使いリハーサルを繰り返す。
そして、自分のなかで確立した愛情の貰い方を、その後の人生においてずっと使っていく。
子供のころに褒められたことを大人になっても繰り返している。
それは、恋愛でも同様で、男性相手に親から愛情を貰えたと認識している方法を試すんだ。
では、女性では決して分からない男性心理が満載。男性の本音がわかり彼と自分らしい幸せな結婚を実現する方法を説明しているのでぜひ見てみよう。
繰り返してしまう、両親の関係性
両親が愛情を持って育ててくれる家庭で過ごしてきたのなら、愛情を求める方法も真っ当に身についているかもしれない。
しかし、家庭環境が悪かった場合、その愛情を得るための方法に関する認知が、子供の頃の経験で大きく歪んでしまう、というのも往々にしてあるものだ。
子供のころに褒められた経験が少なかったり、なにかを我慢を強いられて「お姉ちゃんはいい子ね」と言われたり、親の機嫌を損ねるとご飯をもらえない、暴力を振るわれるといったネグレクトやDVの経験は、愛情を得たい相手との関係を対等に築くことができなくしてしまう。
我慢して褒められた場合、その後の人生でも彼氏・夫に自己主張ができず、内にこもるようになってしまう。
自分の意見を全て否定されてしまった場合、相手に選択権を全て委ねてしまう他人軸の生き方になってしまう。
相手の機嫌を損ねると苦しい思いをした経験から、言いたいことを言えなかったり、相手に頼る・甘えるといった行動ができなくなってしまう。
そのほか、いたずらをして構ってもらえたというのが頻繁にあったのなら、恋愛で男性にも同じく、困らせるようなことをして愛情を確認するようになってしまうなど、子供のころの愛の受け取り方は、身に染みて強く根付いてしまう。
まずはあなたが愛情を受け取る訓練をしよう
家庭の環境が結婚観に影響し怖いと感じてしまう、これ以上辛い思いをしないように恋愛相手・夫から愛情を受け取れなくなってしまうことの全体像は分かっただろう。
では、そういったバックボーンを持つ女性は結婚できないのかというと決してそんなことはない。幸せな結婚も必ずできる。
ここで重要になっているのは「愛情の受け取り方」だ。
男性から愛を受け取れることができるように、自己認識を変え、実際に愛情を受け取る訓練が必要になる。
以前の記事「自立している女性が、男性の愛を受け取れない根本的な理由とは」でも伝えたが、愛を受け取れるようになるには許していない誰かを許すのが大切だ。
愛を受け取れない理由の多くは、過去の自分が「愛されたかったのに、叶わずに傷つけられたから」だ。
「もう傷つきたくない」と、愛を受け取らない、期待しないことで心を守っているんだよ。
でも、もう一度愛されたいという気持ちに素直になるためにその痛みを超えていく必要がある
あなたは最悪な過去しか思い返せないだろうし、両親のことも絶対に許せないと感じているかもしれない。愛が欲しいと思っていたのに愛を得られず、傷ついてしまったこともあるだろう。
しかし、まずは、今あなたがいるのは両親のおかげだと認識し、許すことからはじめよう。
許すというのは、相手の行動を「良しとする」「肯定する」と言うことではない。
相手からされたことが頭から離れず、怒りや悲しみを抱えて心にずっと引っかかってしまっている状況を手放すということだ。
もし辛い思い出しかないなら両親に会う必要も、これから関わっていく必要もない。
親との辛い出来事や経験に支配されてしまっている状態を明らかにして、そこから抜け出すことをまずは決意しよう。
そのうえで、
「両親としてはあの時のはそうするしかなかったんだ」と大人のあなたの視点で理解しなおすのは一つの方法だし、それも無理だと感じるならこの世に誕生させてくれたこと1点に感謝するだけでもいい。
許せない事情も心情もあるかもしれない。許す選択をすることで、辛かった過去の小さな自分を見放すような気持になってしまう人もいるだろう。
でもね、実際は違うんだよ。
小さい頃の自分をいたわって、辛い状況から解き放つためにも、今のあなた自身が自分自身の人生を生きて、幸せな結婚を叶えていくためのプロセスなんだ。
両親のためじゃない、あなたがあなたらしく生きられない状況を変えために、人生を肯定していくのが大事なんだよ。
では、女性では決して分からない男性心理が満載。男性の本音がわかり彼と自分らしい幸せな結婚を実現する方法を説明しているのでぜひ見てみよう。
両親を赦し、自分を認めることで自分らしい幸せな結婚が何か？が見えてくる
両親を許すことで、両親との過去が原因でネガティブに引っ張られていた結婚への想いや価値観から抜け出し、あなたの自分軸から、自分自身も認められるようになる。
理想のパートナーと幸せな結婚をするために、まずは大前提として「あなた自身の理想の生き方」を知る必要がある。
結婚したいけれど上手くいかないという人は、他人の評価や表面的な条件ばかりに目がいき、自分がどうしたいか、どう生きていきたいかが定まっていない場合が多い。
自分を強く持ち、揺らがない自分軸を持てば、生きていく方向性も自ずと決まってくる。
進む方向が決まれば、共に歩んでくれる男性の理想も理解できてくる。
理想とするパートナー像が歪んでいる場合、出会う男性もそれに沿った人しか現れない。
両親との不仲や家庭環境はパートナー選びに大きな影響を及ぼすし、結婚を怖いと感じてしまう女性は少なくない。
しかし、勘違いしてはいけないのが、あなたの人生に両親は関係なく、あなたを幸せにするのはあなた自身。
両親が不仲でも、あなたと相手には関係がない。
自分自身の過去から現在までのできごと全てあがあるから、今の自分があるのだと認め、自己肯定感を高めれば、あなた自身の軸も幸せになれる方法も見えてくる。
あなたが幸せなら、彼もあなたをさらに幸せにしようとしてくれる。
そうやって、溺愛ループに乗って、あなたの幸せな結婚は達成されるんだよ。
自分軸があれば自分の人生を自分で切り開き、結婚が怖いことではまるループを断ち切れる
自分の人生が両親に影響されている、悪い方向に進んでいると感じるなら、それは他人軸で生きてしまっている状態だ。
以前の記事「自分軸がある恋愛をすると「幸せな結婚ができる理由」を世界一わかりやすく解説」でも語ったが、自分軸があれば自分の人生の船に乗りつつ、彼の船と一緒に進める。
依存しすぎず自立しすぎない、ちょうどいいバランスで彼と付き合い、自分の人生をよりよいものにしていける。
過去の家庭環境と関係なく、自分軸を持って選択していこう。そうすれば怖いと思っていた結婚も、あなたの人生にとって幸せな選択だと思えるようになるよ。
自己肯定感を高め、自分軸を持って、昔のように傷つきたくない、という想いからはまってしまう、恋愛・結婚がうまくいかない「こじらせループ」から抜け出そう。
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