夫婦として共に成長する「あげまん・アゲメン」夫婦のコミュニケーションは他と何が違うのだろうか。
「あげまん・アゲメン」夫婦は対話が多いことが特徴だ。
その中で特に対話のきっかけになるのが、片方のアイディアに対して「なぜそれが大事だって思ったの?」と質問し合うことだ。
目次
「さげまん・さげメン」夫婦の共通点は「やりとりが一方通行」だ
この前、知り合いである「写神家」の加美大輔くんとも対談したが、まさにその通りだと思ったのでこの言葉を使いたい。
「パートナーシップがうまくいかない。その原因は『やりとりが一方的すぎるから』」
まさにパートナーシップの問題を言い当てている言葉じゃないか!
うまくいってない夫婦やカップルを見ると、どちらかが一方的なやりとりが目立つ。
それだと片方だけじゃなく、夫婦どちらも成長しないんだよね。
ぼくがシリコンバレーに行きたいと切り出した時に、妻がぼくに問いかけた言葉
よく女性限定のセミナーや講演会で話すことのひとつに、ぼくがシリコンバレーに行きたいと妻に切り出したときに妻から言われた言葉がある。
「それってわたしにとってはどんないいことがあるの?」
ぼくはこの言葉を言われたときに、考えた。
ふむ。確かに何だろう?と。
それを言われてから、妻にとってのメリットやいいことを考えるようになった。
妻にとってのいいことを考えたときに、
・英語がペラペラな妻にとっては、日本よりも海外のほうがもっといいつながりが生まれれるんじゃないか
・子育てや教育にいいインスピレーションができるんじゃないか
・(そのときは妻の生まれ故郷に住んでたから)親戚とかがいない環境の方が伸び伸び子育てができるんじゃないか
そういったことが浮かんできた。
ぼくの仕事の挑戦だけでなく、妻にとってのメリットを考えるきっかけをもらったことで、ぼくはよりシリコンバレーという海外に住む決心がついたという事がある。
「なぜ」それをあなたは想ったの?
この妻の「それってわたしにとってはどんないいことがあるの?」という言葉がなぜ大切なのか。
それをわかりやすくお伝えするために、ぼくのセミナーに来た女性陣の証言を紹介する。
「あきらさんの奥さんのその言葉を聞いたときに、すごいなと正直に思いました。
わたしだったらパートナーがそういう風に「アメリカに行きたい」と言ってきたら、無言でだまるか、取り乱すか、固まってしまうかしかできません。こういうときに「わたしにとってどんないいことがあるの?」と、そういう風にして対話を始められないから、いつもパートナーシップがうまくいかないんだって分かりました。」
パートナーシップの成功のもとは、より深く話をしていくことが大事だ。
そのためには男性が挑戦をしようとしているとき、何かをこうしたいとあなたに伝えたときに、「なぜ、それをしたいと思ったの?」「なぜそれがいいと思ってるの?」という風に視点を増やしたり、深堀りするなどして対話をはじめるきっかけをつくることだ。
その時に大切なのは、相手の思いつきや判断を信頼したうえで聞くことが大事だ。
その前提がないと「なぜ、それをしたいと思ったの?」と言う言葉を伝えても、相手は「何をバカなこと言ってるの?」と言う風に伝わってしまう。
相手の思いつきや判断に信頼がないと、まったく違うコミュニケーションになってしまうのだ。
女性は、もっと旦那に「それって私たちの幸せとどう関係するの?」と聞く
男性はとにかく、突飛に思いついたりする。
「これが家族にとってもいいはずだ!」と子どものように言ってくる。
そんなときに、「それってわたしたちの幸せとどう関係するの?」と一度考える時間を与えてみよう。
特に男性のほうがバリバリ働いていたり、精力的に活動している夫婦はこれらはすごく大事だ。
そうすることで、より男性は自分が何をしたかったのか明確になってくる。
男性にとっては新しい気づきとなり、より器が大きな男性へと成長していくのだ。
男性は、もっと妻に「それってぼくたちの成功とどう関係するの?」と聞く
女性はとにかく、目の前の幸せを大切にする。
とくに両親のことや、子どものことなど身近な人のことになると幸せにしようとする。
その目の前の幸せのために、夫婦二人の将来的な未来を考えることが少なくなりがちだ。
もっと言えば、男性に目の前の幸せのための物事を強要することがある。
それを感じたときに男性は、「それってぼくたち夫婦の成功とどう関係するの?」と聞いてみよう。
そうすることで目の前のことでいっぱいになったパートナーに、一度遠くのビジョンを見る機会を与えることができる。
そうすることでより、夫婦として成長する方向性も見えてくる。
パートナーを精神的により楽にさせてあげることができるのだ。
男性はとくに社会的な成功を大切にする。
女性はとくに家族の幸せを大切にする。
お互いがパートナーのために犠牲になるのではなく、お互いの大切なものをお互いに大切にすることが大事だ。
やりとりや話が一方的ではなく、双方向に求めているものを出し合い、対話していくことで夫婦で共に成長していくことができる。
それが「あげまん・アゲメン」夫婦だ!
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タイトルはあれですが、そうだよねと思うところもあります。
「さげまん・さげちん」夫婦の共通点は、「やりとりが一方通行」なところだ! https://t.co/I4qznA9UDs @akira207より— 黒猫@東京 (@blackcat_leesan) 2016年4月12日
これ、 すげーいい記事だわ。男性性・女性性、成幸(成功と幸せ)についてわかりやすく書いてる。 https://t.co/Hf4mma4AmM
— のでじん (@nodejin_x) 2016年3月16日