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今日はこんな質問がよせられた。
それでは今日は「HSPの恋愛」について話していく
目次
HSPは恋愛が苦手なのか？向いていないと言われる理由
HSPの方は恋愛に向いていない、というイメージを持たれることは多い。
実際、parcy’sの読者にもHSPで心が疲れやすく、恋愛が上手くいかないという女性は多数いる。
HSPについて詳しく知らないという方のために簡単におさらいすると、HSPとはハイパー・センシティブ・パーソンを略した言葉だ。
・感受性が非常に高い
・物事を深く考えすぎる
・他人の感情に共感しやすい
・周囲の感情や変化に気付きやすい
・刺激に対して過剰に敏感
こういった気質を持つ人のことがHSPと呼ばれている。
繊細さんとも呼ばれることもあるHSPだが、その呼び名の通り非常に繊細だという特徴がある。
恋愛だけではなく普段の生活でも生きづらさを感じる方もいるなど、HSPは病気ではないとはいえ強い悩みを抱くには十分な気質なのは確かだ。
だが、HSPであることそのものが恋愛で上手く立ち回れないという問題の本質ではない。
あなたが「HSPだから恋愛に向いていない」と感じるのは、恋愛においてのブレーキになってしまう囚幸感情®（しゅうこうかんじょう）を抱えてしまいやすくなっているということ。
囚幸感情®とは、男性が怖い、恋愛をする意味がない、恋愛で疲弊してしまうというような、恋愛についてのネガティブな感情を指す言葉だ。
幼少期に主に両親などの周囲の人との関係によって潜在意識刷り込まれた認識（思い込み）に、思春期以降繰り返される自己否定が合わさることで作られる、無意識にやってしまう「幸せからの逃げ癖）」。
「自分には無理」と決めつけて、よりよい未来に向けた選択や挑戦できない、幸せな方向に進めないブレーキとして働いてしまう
HSPをはじめとした繊細さんは、こうした囚幸感情®を抱えやすいせいで恋愛についてマイナスな印象しか持てないし、実際に恋愛しても疲れてしまうんだ。
恋愛していても相手の感情に左右されて疲れてしまうという方は、まずは自分と向き合うことが重要なんだよ。
HSP気質と向き合うためにも、恋愛に対してどのように影響しているのかを見ていこう。
感受性が高く気疲れしてしまう
HSPが恋愛に向いていない理由として、感受性が豊かというのが挙げられる。
感受性が高いということは、通常よりも刺激に敏感になってしまうという意味でもある。
普通に過ごしているだけでもあらゆることから刺激を受けてしまっているのに、恋愛となると恋人と長い時間一緒にいたり相手がいなくても考える時間が増えたりする。
そして、相手に嫌われたくない、もっと好きになって欲しいと想って行動するようになり、結果的に恋愛で疲れてしまうんだ。
なんでも深く考えすぎる
物事を深く考えすぎるというのも、HSPが恋愛に向いていないと言われる理由の一つ。
思慮深いというのはメリットにも感じられるだろうが、普通は気にもしない細かなことまで受け止めてしまうというのは本人が思っている以上に負担になっている。
彼氏からのLINEがなんだか素っ気ない、返事がいつもよりも数分遅いというように、受け止めるマイナスの情報量が多すぎるあまり、ネガティブな想像をしてしまう。
そして、相手が信じられなくなり、恋愛に対して「疲れる」という印象を持つようになるんだ。
本音が言えなくて苦しくなる
HSPの方は本音が言えない傾向にあるのも、恋愛が向いていないと言われる所以の一つだ。
HSPは相手の変化にも敏感で、気配り上手という側面がある。
相手を尊重する気持ちが強いというのはHSPの利点ともいえるが、衝突するのを過剰に恐れて本音が言えなくなるという大きなデメリットにもなり得る。
そうした気質が影響して、大人数が集まって行動する仕事や学校のような場所ではトラブルなく過ごせるが、二人きりで過ごす恋人を相手にすると本音を隠して相手に合わせるようになってしまう。
普段でさえ本音を我慢しがちになるうえに、喧嘩をする時も相手の感情に圧倒されて言いたいことが言えなくなるというのも恋愛に不向きとされる原因と言えるだろう。
一人になりたがる
これまで挙げてきた通り、HSPは好きな相手だとしても一緒にいると疲れてしまいやすい。
たとえ楽しく遊んでいる最中だとしても、相手の細かな変化に反応し、相手の発言や行動の裏を考察せずにはいられなくなってしまう。
意識して考えることもあれば無意識で考えてしまうこともあり、それに対して疲労が溜まってしまうため、一人で過ごす時間が欲しくなってしまう。
それを見た相手や周囲からは、HSPの方のことを「一人が好きな人」と見られるようになる。
相手に依存してしまう
HSPの方は、その気質から恋愛に対して非常に繊細さんになってしまうことが多い。
その繊細さが故に、相手の表情や言動、行動から相手の気持ちを理解しやすく、そんな相手にもっと好かれたいと行動する結果として依存的になりやすい。
普段は周囲に対して気を配っているのが特定の相手にのみセンサーを働かせるため、エネルギー不足になって疲弊してしまうんだ。
冷めるのが早い
一口にHSPと言っても、実はいくつか種類がある。
そのなかでも刺激追求とされているHSSは、あえて刺激を求める傾向にある。
そのため、新しいことを常に追い求めるようになり、情報過多になるとキャパシティーを超えて疲れてしまうんだ。
結果的に恋愛に対しても熱しやすく冷めやすい状態になる。
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HSPが恋愛に疲れてしまう原因は？
HSPが恋愛に向いていないと言われる理由についてはわかっただろう。
では、HSPが恋愛に疲れてしまう、そもそもの原因とはどのようなものなのだろうか。
詳しく見ていこう。
気を遣いすぎる
HSPが恋愛で疲れてしまう原因は、気を遣いすぎるというHSPの気質そのものがまずは挙げられる。
HSPは自分の気持ちを抑え込んで他人を優先する傾向があり、たとえ心を許している恋人だろうと気を遣ってしまいやすい。
自分が嫌だということも引き受け、相手の反応を見て機嫌を推し量ろうとする。
それを続けるうちに、ネガティブな感情が心のなかで渦巻くことになるんだ。
一人の時間が減る
情報や刺激を過剰に受け取るHSPは、一人で過ごす時間で心を回復させる傾向がある。
だが、恋愛をすると恋人と過ごす時間が増えてしまい、自分一人で過ごす時間を作れなくなってしまうんだ。
そのため疲れを解消する時間を取れなくなり、結果として疲れが蓄積されるようになる。
人混みや騒音で疲労する
HSPは騒音や情報量が多くなる人混みが苦手だ。
だが、恋愛をするとデートで出かけることが増えてしまい、イベント会場やデートスポットに行く回数も多くなり、デートをするたびに疲労が溜まってしまうことになる。
依存し過ぎる
HSPの方は、自己肯定感が低くネガティブ思考になりやすいという傾向がある。
そのため、相手からの愛情表現が少なくなってしまうと不安感が強くなってしまうんだ。
相手の機微に反応するのを続けるうちに依存するようになり、結果として疲れてしまうことになる。
感情が不安定になる
気持ちが穏やかというのは精神が安定してる状態を指す。
精神が安定していると感情がブレることもないが、HSPは他人の機微に敏感で感情がブレるため安定はしにくい。
結果として心が疲れてしまいやすくなるんだ。
気持ちを伝えられない
恋愛は相手があってこそ成り立つ関係性だ。
そんな相手に対して自分の気持ちを伝えるというのは重要だが、HSPは相手を気遣うあまり本音を抑え込む傾向があるため、真意を伝えられないことが多くなる。
そんな場面が続くにつれて、心が疲れていってしまうんだ。
関係を自ら壊してしまう
HSPが恋愛で疲れる原因として、自分で相手との関係性を壊してしまうというのもある。
恋愛をしていくうちに疲れるのがわかっているからこそ、疲れたり傷つくことを恐れて、相手と恋愛が上手くいきそうになると自分から関係を壊そうとしてしまうHSPの方は多い。
そんな行動をしてしまった自分に嫌悪感を覚え、自己肯定感が低下してまた疲れてしまう。
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HSPが恋愛に疲れてしまったときの対処法
HSPをはじめとした繊細さんが恋愛で疲れてしまう原因についてはわかっただろう。
では、恋愛で「疲れたな」と感じたらどのように対応したらいいのだろうか？
恋愛に疲れたときの対処法について詳しく見ていこう。
HSPであることを相手に共有する
HSPが原因で恋愛に疲れてしまっている時の対処法の一つが、相手にHSPであることを共有するということ。
仲が進展してきてからもHSPだということを言えないでいると、あなたの心が疲れやすいというのは相手に伝わらず、結局はあなただけが疲労して別れる羽目になる。
そうならないためにも、HSPだということを相手に伝えよう。
決して病気ではないけれどこのような気質があると伝えて、どう付き合っていくのが良いかを二人で話し合えば、あなたが疲れる恋愛を避けられるようになるはずだ。
本音を相手に伝える
HSPで恋愛に疲れてしまう方の多くが、相手に本音を伝えられないでおり、そのせいで自分を追い込んでしまっている。
だが、あなたが本音を言えないでいることにより、相手も「彼女は僕に気持ちを伝えてくれない」と感じさせてしまっている場合も少なくないんだ。
だからこそ、本音をしっかり伝えるよう意識するのが大切なんだよ。
相手の気持ちを敏感に感じられるHSPだからこそ、相手の気持ちに寄り添った言葉で話せるはずだ
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HSPが疲れない恋愛の対策
次に、HSPが恋愛で疲れないためどうすべきかを見てみよう。
HSPだと打ち明ける
繊細さんが疲れずに恋愛する対策として、先ほども挙げた通りHSPだと打ち明けるというのがまずは挙げられる。
必ずしも理解してもらえるとは限らないが、悩みを素直に打ち明けることによって、深い話し合いができるし、より深い信頼関係が築けるようにもなるだろう。
周囲に相談する
恋愛相手にHSPだと打ち明ける勇気がでないのなら、家族や友人などの周囲の信頼できる方々に相談してみるのも一つの手だ。
一人で悩んでいても良い方向に進まないというのは良くあること。
周囲に悩みを相談することにより、あなたがどんなことで悩んでいるのかを知る人が増えて、対策を取りやすくもなるはずだ。
一人でできる趣味に打ち込んでみる
家でできる趣味や外での散歩など、一人でできる趣味に打ち込むのもいいだろう。
決して難しいことをする必要はないし、あなたが楽しい、心地いいと感じることならなんでもいい。
集中できることがあれば、心の疲れというのはかなり軽減しやすくなる。
一人だけで過ごす時間を作る
繊細さんが恋愛で疲れてしまう主な原因として、一人の時間を取れないというのがある。
疲れるとわかっていても会いたいのかもしれないし、相手があなたに会いたいとお願いされているのかもしれないが、それがあなたを苦しめる要因になっていると理解しよう。
その上で、意識して一人になる時間を作るようにすることで、心をリフレッシュしやすくなるはずだ。
自分磨きをする
恋愛に依存してしまうタイプのHSPの場合は自分を磨くのもいいだろう。
繊細さんが恋愛で依存してしまうのは、自己肯定感が低く自信がないというのが根本的な原因の可能性が高い。
それを解消するためにも、自分磨きを行って「私も努力できる」「〇〇ができた！」というように、自分自身の努力が感じられる成功体験を得られたら、依存心を抑えられるだろう。
恋愛の仕方を見直す
周囲に結婚している人が多く、子供もそれなりに育っているアラフォー女性に多いのが、恋愛は人生に欠かせないものだという強迫観念。
だが、恋愛で心が不安定になってしまうHSPにとっては、恋愛をしなければならないという考え自体が苦痛になりかねない。
だからこそ、恋愛をしていなければ不幸と決めつけず、自分の幸せがどこにあるのかについて自分自身と向き合うのが大事なんだ。
自分のペースで付き合う
HSPの方は相手や周囲の雰囲気を察知するのに長けているため、場の空気を読むのは得意だ。
しかし、変化を敏感に察知できるからこそ、空気を壊さないよう相手に合わせてしまうのも、HSPの長所であり短所でもある。
はじめの元気なうちは相手に合わせていても楽しいけれど、時間が経つにつれてそんな生活に疲れてしまうようになる。だからこそ、自分のペースを大事にして相手と向き合うというのが重要になる。
「私ね。HSPという気質があって、どうしても恋愛で疲れやすいの。だから、こうやって付き合っていきたいんだけど、どうかな？」
このように本音を相手に伝え、相手の考えも聞く。その上で、相手とはペースを合わせられない、合わせてくれないというのなら、別の相手を探すのも選択肢にしてもいいだろう。
相性の良い相手を探す
恋愛で疲れてしまう繊細さんは、相手の影響を受けやすいという特徴がある。
相性が良くない相手と付き合ってしまうと、その相手からも影響を受けてしまい、より疲れやすくなる可能性は高い。
それを回避するためにも、HSPに理解があったり、価値観が合ったりというような相性のいい相手を探すのもいいだろう。
一度相手と距離を取る
HSPで恋愛に疲れてしまっているとき、当事者である繊細さんの主観だけで物事を見てしまいがちになる。
人は追い詰められていると、俯瞰的に物事を見極めるのが難しくなるし、HSPだと余計にその傾向は高くなる。
「彼と別れてしまったら、もう恋人なんてできない！」
このように決めつけてしまい、ほかの選択肢を見ないでいると、現状から抜け出すことは難しくなる。
その状況を打破したいのなら、一度相手と距離を取って、客観的に自分を見つめ直すといいだろう。
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上手く自分と付き合う為のキーバリューズⓇ（価値軸）
これまで語ってきた通り、HSPの女性は相手の感情に敏感な気質で愛情深いという長所はあるものの、他人の感情に敏感という部分が悪影響を及ぼして、付き合っているうちに疲れてしまいやすい。
さらに、相手に尽くしたり、本音を言えずに引いてしまったりという行動を取ってしまい、相手からは「なんだか重いな」と思われるようになる。
それが続いていくうちに「僕では彼女を幸せにできない」と想われるようになり、結果的に別れることになるんだ。
あなたは今、この状態を抜け出したいと想っているはずだが、このままでは現状を変えるのは難しい。
この状態から抜け出すためには、自分と深く向き合い認めてあげることが必要なんだ。
そのために重要なのがキーバリューズⓇ（価値軸）だ。
以前の記事「【parcy’sモデル図解】キーバリューズⓇ(価値軸)がある恋愛をすると「幸せな結婚ができる理由」を世界一わかりやすく解説」でも伝えたが、キーバリューズⓇがあると相手と自分のちょうどいいバランスがわかるようになる。
キーバリューズⓇとは、自分の譲れない価値観で、人生の指針となるものだ。
これが定まっている方は、どうすれば自分が幸せになれるのかわかっているから、相手とも適度な距離感で付き合えるし、本音が言えずに悩むということもなくなるんだ。
HSPの方は恋愛において、相手の感情がわかるだけに疲れてしまいやすく、その状態を放置していると悪い方向に進みやすい。
そうならないためにも、キーバリューズⓇを得ることが、今のあなたには重要なんだよ。
あなたは一人じゃない、一緒にがんばろう
HSPのように繊細な気質を抱えて生きていくというのは大変だし、本当に苦しいと感じることも多いだろう。
でもね、あなたは一人じゃないんだ。
一人で悩んでいるうちは苦しいことばかりで逃げ出したくもなるだろう。
けれど、問題の乗り越え方をリードしてくれて一緒に歩んでくれる存在がいれば、あなたの悩みは必ず解決できるはずだ。
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HSPのつらさを分かち合いながら、お互いの悩みを共有して幸せな未来に向かってそれぞれが歩んでいる。
キーバリューズⓇを得るためのw－悪や、自己肯定感を高めるプログラムもあなたに取って有意義なものになるはずだ。
「HSPをなんとかしたい！」と一人で努力する方も少なくないけれど、そのほとんどが孤独に耐えかねて失敗し、キーバリューズⓇに対して間違った判断をして得られずに終わっている。
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