父が嫌い。母は好きだが母親のようになりたくない。そんな女性の結婚への向き合い方

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parcy'sで叶うのは、ゴールとしての結婚ではなく、一生続く“あなたらしい幸せな結婚”だ。

parcy’sの読者から以下のような質問が届いた。

読者の質問
いつも楽しみに見ています！現在38歳の薬剤師です。
今回相談したいことは、両親の不仲が原因で、結婚に良いイメージがもてないことです。

私は父親が大嫌いです。
幼い頃から父親の機嫌を伺う生活で、母に対しても「俺の金で食わせてやってるんだぞ」と威圧的な態度。何かあるたびに「気に食わないなら出ていけ」と怒鳴り、何も言い返せない母はいつも泣くばかりです。

こんな父親とは離れた方がいいと思い、母に離婚を勧めるのですが「経済力がないから無理」だと。私も協力するからといくら言っても頑なです。

こんな両親の夫婦関係を見ていると、恋愛や結婚に希望が持てません。理不尽さに苦しむ母の姿を見て、結婚は幸せどころか不幸の始まりのように感じてしまいます。
母のことは好きだけど、母のようにはなりたくない。
こんな私がパートナーと幸せな未来を築いていくことはできるのか、不安で仕方ありません。
何かアドバイスお願いします。

質問ありがとう。

それでは今日は「父親が人として嫌い。母は好きだが母親のようになりたくないこと」について話していく

1 父親が嫌いになる理由とは
2 父親が嫌いなままでいることによる影響
3 父親が人として嫌いな場合の対処方法
4 父親が人として嫌いな時に起こり得る男性性・女性性の否定とは
5 母親がロールモデルになっている結婚への向き合い方
6 無意識にあるブレーキ（囚幸感情®：しゅうこうかんじょう）を解放し、キーバリューズⓇ（価値軸）で生きること
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父親が嫌いになる理由とは

parcy’sに相談にくる女性で、父親との関係に悩む女性は少なくない。
特に、幼少期からの親との関わりや父親の性格、行動が影響して、大人になってからも父親のことが嫌いなままになってしまうのだ。

ここでは、父親が嫌いになる理由について挙げていく。

愛情を感じられない

幼い頃に父親から十分な愛情を感じられなかったことが原因で、父親が嫌いになるパターンだ。仕事が忙しくて家にいなかったり、育児を母親任せにしていたりすると、「自分のことを見てくれていない」と感じ愛情を感じられなくなるのだ。

小さい頃に感じた印象そのままに大人になっているので、今でも父親からの愛情を感じられずに父親が嫌いになってしまうのだ。

頑固で人の話を聞かない

父親が嫌いになる理由に、頑固で人の話を聞かないということが挙げられる。
自分の価値観を押し付け、子どもの意見を否定したり無視したりする父親は、自尊心を傷つける。「父には何を言っても無駄だ」と感じることで、父親に対して嫌悪感を抱き嫌いになってしまったのだ。

細かく口を挟んでくる

些細なことに干渉し、自分のことを棚に上げて説教してくることも父親が嫌いになる理由のひとつだ。勉強や恋愛のことにもいちいち口を挟んできて、自分の考えを押し付けてくる父親は、尊敬できずに反面教師になりやすい。

ギャンブルや不倫などをしている

父親が嫌いになる理由に、ギャンブルや不倫、お酒やゲーム依存など、社会的によくないとされている行為に溺れているということが挙げられる。
これらの行為は信頼を失いやすく、自分の楽しみを優先し家庭を顧みない姿をみて失望し、嫌いになるのだ。

外見に気を使わない

外見に気を使わないことも、父親を嫌いになる理由となる。
髪がボサボサで服装もだらしないなど、身だしなみに無頓着な父親は、思春期以降の子どもから見ると、恥ずかしいと感じるものだ。
その結果、父親が嫌いということになってしまうのだ。

家族に暴力を振るう

暴力的な父親は、恐怖心と嫌悪感を与える。それが幼少期に起こっていたなら尚更だ。
自分や母に対して暴力をふるってくるような父親に嫌悪感を抱き、大人になってからも父親のことが嫌いなままなのだ。

母親が父親を嫌っている

母親が父親を嫌っている場合も、父親が嫌いになる原因となる。
日頃から、母親から父親の悪口を聞かされたり、嫌そうなそぶりをしているのを見て、父親のことを嫌いになるのだ。
女性は、一緒に過ごすことの多い母親の価値観や考え方から無意識に影響を受ける。
また、それが幼い頃からなら尚更で、好きな母親が、関係性が希薄な父親を嫌っていると自分も同じように嫌うということはよくあることだ。

大人になったあなたの目線から見て、本当に父親が嫌うような相手なのか、改めて冷静に見ることは大切だ。「母親のことは好き、でも父親は嫌い」という場合、その要因の大部分が母親の感情を投影しているだけ、ということはよくあることだ。

あなたの持つ、その好き・嫌いという感覚そのものが、「母親が好きだから、その母親が嫌っている父親のことを同じように嫌っている」という母親の精神構造をただ引き継いでいるだけの可能性もあるということだ。

母親のことを好きでありながら、あなた自身は父親を好きでいることもできるし、好きでも嫌いでもないフラットな受け止めをすることもできる。

あなたの信じているあなたの感情には、とらえ違いがある可能性を知るとともに、好きな母親の影響を受けていない、あなた自身の感情や感覚についてとらえることが大切なんだよ。

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父親が嫌いなままでいることによる影響

父親が嫌いという感情を抱えたままでいることによる影響は様々だ。
ここでは、父親嫌いを放置した場合の悪影響について説明していく。

家がストレスになる

父親と同居している場合、日々顔を合わせることでストレスが溜まっていく。
嫌いな人とプライベートでの生活をともにするのは大変なことだ。

仕事や勉強のストレスは発散しやすいが、過ごす時間の長い家庭でのストレスは解消が難しく、家そのものを嫌いになってしまう可能性がある。
本来癒やされるべき家の居心地が悪ければ、心身への負担は大きくなる。

人間関係を築き辛くなる

父親との対話は、社会性を学ぶ重要なプロセスだ。しかし、父親のことが嫌いで関わりがあまりなかったということは、一番身近な異性との関係を築くプロセスを踏んで来れなかったということだ。
その結果、人間関係全般、特に先輩や教師、上司、会社関係の人との関係など、上下関係や利害関係のある関係性が苦手になってしまう。

そういった環境下で自分らしくいることを選択できず、本来持っている個性や実力を発揮できないという悩みを抱えやすい。

罪悪感を抱え続ける

父親が嫌いなままでいると、知らず知らずのうちに罪悪感を抱え続けてしまう。
「自分は父親に育てられたのに」「父親なのに嫌いなんて」といった自分の気持ちを否定してしまうような感情があると、自分らしく動けずに、本来の自分を見失ってしまうことになる。

恋人を紹介しづらい

父親に対して嫌いという感情をもったままだと、恋人を紹介しづらくなってしまう。
何を言われるか、どう思われるか、不躾な態度を取られないかなどと色々なことが気になって面倒になったり、そもそも父親に大事な人を紹介したくないといった気持ちになりかねない。

中には無意識下で「父親に紹介するときに問題にならないか」が気になって、相手を批判的に見るようになったり、自分が素晴らしいと思う相手でも関係を深めることを躊躇してしまうようになることもある。

男性嫌いになる

女性にとって父親は、最も身近な異性だ。その父親との関係が悪いと、男性全般への苦手意識が生じ、恋愛や結婚に支障をきたしてしまうことになる。

また、父親のことが嫌いなのに、無意識に父親に似たタイプを選んでしまうことにもなり、相手への失望や別れを繰り返すケースも少なくない。

愛される自信が持てない

父親と不仲だったり父親のことが嫌いだと、パートナーから心から愛される自信を持てなくなってしまう。
最初に関わる異性となる父親との関係がうまくいかなかったことで、無意識に「自分は愛される価値がない」と思い込んでしまうのだ。

そのため、異性とのコミュニケーションに苦手意識を持ってしまったり、うまくいきそうになると関係を壊す発言や行動をしてしまったりして、恋愛がうまくいかなくなってしまうのだ。

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父親が人として嫌いな場合の対処方法

自己開示が怖い・できないと感じてしまう理由。あのね、自己開示しない人は、他人を不安にさせているんだよ

父親を嫌いだと感じることは珍しくない。無理に好きになろうとする必要はないが、その感情を放置することで受ける影響は先ほど述べた通りだ。

いつかは父親に紹介しないといけないことを考えると、恋愛や結婚に対して積極的になれなくなってしまうだけでなく、本心から自分が素敵だと思う相手を選べなくなってしまうこともおこる。
ここでは、父親のことが人として嫌いな場合の対処方法を挙げていこう。

感謝できる部分を見る

人として嫌いな父親への感謝すべき点なんてない！と思うかもしれないが、一度改めて書き出してみることで、新たな視点が得られることがある。
例えば、昔散歩の帰りにアイスを買ってくれた、よく肩車してくれた、専門学校に行かせてくれた、など、些細なことでも見つめ直してみよう。

感謝できる部分をきちんと見ることで、極端な嫌悪感が和らぐ可能性がある。

話し合いをする

父親も完璧ではない一人の人間だ。
過度な期待や理想を持ちすぎずに、現実的な視点で今一度向き合ってみよう。

人として嫌いというレベルまできているなら許せないことが沢山あるかもしれないが、まずは一番改善してほしいことを考えて、それが嫌だから改善してほしいと伝えてみよう。
感情的にならず、冷静に対話することで関係改善の糸口となることがある。

キーバリューズⓇ（価値軸）で生きる

キーバリューズとはあなたの人生の指針になる価値観の軸のことだ。

キーバリューズⓇ（価値軸）

自分の中にある本当に大切な、人生の指針となるレベルの譲れない価値観で作られる、気分や状況、相手によって変わることのない選択軸・判断軸。深い自己理解、自己分析から見出すことができる。

キーバリューズが不明瞭な状態では相手に依存した選択や、親から引き継いだ価値観、常識に囚われた選択をしてしまったりしまう。相手のあるがままを受け止められずに期待や「あるべき論」を押し付けてしまうなど、幸せな関係性を築くことができない。

親からの愛情を受けられなかったことで父親を嫌っている女性は、親という他人軸に振り回されている女性が多い。

親の顔色を伺って自分を押し殺したり、親の機嫌を損ねないように我慢したりと、自分の感情や価値観ではなく、傷つかない為に親にとっての理想の自分を演じてきた。

「私はありのままで愛される存在」と信じられずに育ってしまっていると、自分のことも父親のことも受け入れることはできない。親や他人の価値観に振り回されずに「あなたが大切なこと」を中心に生きる為にも、まずはありのままの自分のことを受け入れよう。

専門家に相談する

父親のことが嫌いすぎて日常生活に支障をきたすほどの場合は、心療内科などの受診やカウンセリングの利用も考えてみよう。

最近では親子関係の専門カウンセリング機関も増えてきているが、parcy’sでも、父親との関係に悩んでいるけど幸せな結婚がしたい女性の相談を沢山受けてきている。

parcy’sでは、両親との関係や自分の感情を紐解いていくプログラムがあるので自分一人でどうしようもなくなってしまっているなら、ぜひぼくたちに話してみてほしい。

法的対応という選択肢

自分でできることは全てやった、それでも父親との関係を改善しようがない、離れたいという場合は、法的対応という選択肢もあることを知っておこう。

暴力やモラハラ、借金強要などといったどうしようもない問題がある場合は、事実上の縁切りをしたり、実家を出て別居して物理的に距離をとったり、連絡先を変更するなどの対策をしよう。
父親との関係は人生の多くの側面に影響を与える。
問題を自覚し、あなたの中で決着をつけることで幸せな結婚への一歩を踏み出していこう。

父親が人として嫌いな時に起こり得る男性性・女性性の否定とは

恋愛や結婚がうまくいかない原因の一つに、幼少期の親子関係が影響していることは多い。

特に父親が人として嫌いと言うほどに関係が悪いと、親から十分な愛情を受け取れずに育ってしまい、その結果、自分の女性性を否定してしまうことになる。

例えば、親の気を引くためにいたずらを繰り返した子どもは、大人になっても相手の気を引くために無意識に嫌がる行動を取る。また、本音を抑えて褒められることが癖づいていると、大人になってからも本音を隠すようになる。これらの行動は「愛情を得るための手段」として無意識に定着してしまっているんだ。

一番身近な存在であるはずの父親との不仲が続くと、男性に愛される自信を持てず、信頼関係を築いていけない。それどころか、父親のようなダメな相手ばかり選んでしまうことにもなり得る。

また、父親から愛情を受けてこなかったことで、自分自身のことを大切にできなくなってしまっている人も多い。
これらの要因が積み重なることで、自分の女性性を否定することに繋がる。あなたの女性性を受け入れる為には、過去の親から受けた影響を自覚し、それを手放していく努力が必要なんだよ。

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母親がロールモデルになっている結婚への向き合い方

「感情的になって、ひどいことを言ってしまい、あとで後悔」を繰り返してばかり。そこから抜け出すための感情マネジメントとは？

母親は多くの場合、女性という存在の最初のロールモデルになる。
その影響力は良い面でも悪い面でも、とても大きいもの。

「母親のことは好き」でも、「母親のようにはなりたくない」と否定する気持ちがあると、無意識に自分のことも同じように結婚に失敗すると決めつけてしまうことになる。

「母親の卑屈なところが嫌」「父親の言いなりになって泣くばかりで不幸そう」「一歩引いた振る舞いが苦手」「父親に依存してるだけ」といったように母親を否定していると、自分自身の中にある女性らしさを否定してしまう。
こういった考えに縛られていると、自分の人生を他人軸で生きることになりがちだ。

幸せそうにしていない母親の様子を見て、「あんな風にはなりたくない」と思ってしまうのかもしれないが、その気持ちを抱えたままだと自己否定は止まず、自分のことも相手のことも受け入れられないままになってしまう。

幸せな結婚を目指すには、「母親みたいになりたくない」ではなく、「どうなりたいのか」をキーバリューズで描く必要があるんだよ。

母親の人生や生き方は、あなた自身の人生とは全く別のものだ。
母親の価値観や行動を否定するだけでなく、自分にとって、どんな人生が幸せなのか？理想のパートナーシップはどういったものなのか？といったことをしっかり考えていこう。

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無意識にあるブレーキ（囚幸感情®：しゅうこうかんじょう）を解放し、キーバリューズⓇ（価値軸）で生きること

幼少期の親との関わりや体験は、あなたの心の奥深くに影響を与えてきた。
大人になった今でも、あなたの無意識の行動や思考パターンの大元になっている。

たとえば、「自分も母親のように幸せになれない」「つらい結婚生活を送るに違いない」「男という生き物は信用できない」といった考えを幼少期に植え付けられてしまっていると、それがあなたの中でブレーキになって、恋愛や結婚がうまくいかないことが続いてしまう。
prcy’sではこういった過去の体験に根差す潜在意識のブレーキのことを、「囚幸感情®（しゅうこうかんじょう）と呼んでいる。

結婚が怖い、母や父のようになりたくない、結婚してもうまくいかないという恋愛に対する囚幸感情

囚幸Ⓡ感情（しゅうこうかんじょう）

幼少期に主に両親などの周囲の人との関係によって潜在意識刷り込まれた認識（思い込み）に、思春期以降繰り返される自己否定が合わさることで作られる、無意識にやってしまう「幸せからの逃げ癖）」。

「自分には無理」と決めつけて、よりよい未来に向けた選択や挑戦できない、幸せな方向に進めないブレーキとして働いてしまう

以前の記事、【図解】幸せな恋愛・結婚を自分から壊してしまう人の特徴とその理由でも説明したが、幸せを自分で壊してしまうのは、自分の中の囚幸感情が大きな原因だ。

また、以前の記事、【図解】結婚したくてもできない38歳こじらせ女性が陥りがちなループ7選
で説明したが、恋愛や結婚が毎回うまくいかなかったり、いつも同じパターンの別れを繰り返してしまうのは、囚幸感情が邪魔をして、自分自身でうまくいく現実を遠ざけているからなのだ。

こうした囚幸感情があることで、知らず知らずのうちに自らこじらせループにはまってしまっているんだよ。

こじらせループにはまってしまうと、自分の気持ちを抑え込んでしまったり、相手の機嫌を伺いすぎたりして、いつも同じような別れを繰り返してしまい、「私には幸せな恋愛、ましてや結婚なんてできないんじゃないか」と諦めてしまう人が多い。

でもね、このこじらせのループから抜け出すことは、誰でも、いつからでも可能なんだ。

以前の記事、【図解】幸せな結婚をする人とそうでない人の違いでも説明したけど、幸せな結婚をする為には、自分の人生の方向性や自分が大切にしたいと思っているもの、結婚観やそれに付随する両親との関係、自分で幸せを止めてしまうような無意識の囚幸感情と向き合い、解放していくことで、現実を変えていくことができる。

パートナーシップの世界最先端のparcy’sメソッドでは、こうした囚幸感情をなくしていき、自分らしい・自分だけの価値基準＝キーバリューズⓇを確立していくためのトレーニングを受けることができる。

キーバリューズⓇ（価値軸）を持つということは、親との関係や価値観に振り回されることなく、自分が本当に大切にしたい価値観を基に選択できるようになるということだ。
自分らしさを軸にすることができれば、相手に依存するのでもなく、過剰に我慢するのでもなく、自分も幸せ、相手も幸せといったパートナーシップを築けるようになる。