あげまん理論の読者から以下のような質問をもらった。
母性本能の対処の仕方を学びたいです
あげまん理論5ステップ動画講座で与えすぎると男性がくさってしまうということですが、母性本能が働きすぎてしまい、彼が忙しい時の体調が心配になってしまいます。
でも、こちらからは連絡せず彼からの連絡を待った方がよいでしょうか。
母性本能をどう対処したらよいのかを学びたいです。
あげまん理論を読む人で、つい与えてしまいたくなる。母性本能でつい何でもやってしまって、ダメ男にしてしまうという声ははよくある。
特に現代は、女性が社会的に活躍し経済力もあることで、お世話するだけでなく、お金もあげてしまうなんてことも多い。
今日は、そんな現代の女性が母性本能にどう対処していけばいいか紹介しよう。
この記事の目次
まずは質問の答えから。「体調が心配だからしっかり休んでね」と伝えるだけでOK


まずは質問者さんからの質問に答えよう。
彼が忙しい時に体調が心配なときは、「体調が心配だからしっかり休んでね」と伝えるだけでOKだ。
男性からしたら何かをやってもらうのではなく、「体調を心配してくれている存在がいる」と言われるだけで嬉しいし、もっとがんばろうと思える。そしてあなたからの愛も感じる。
ここの心持ちとしては、「体調を心配している」けど「彼は自分なりのやり方や答えを見つけるだろう」という信頼があることだ。
体調を心配して実際になんでもやってしまうのは、彼が彼のやり方を見つけることを邪魔していることにもなる。男性に対しては、心配りをしてあげること。そしてその言葉をかけてあげること。
そして実際に彼が自分らしい方法で体調を整える術を見つけることが健全な心配りだ。
不健全な「母性本能」は、「欠乏感」から来る母性本能
母性本能に対処していく時に、その母性本能が自分の何から出ているのかを見られるようになる必要がある。不健全な「母性本能」というのは、「欠乏感」から来る母性本能だ。
欠乏感から来る母性本能の特徴は、「これをやったらあの人は何かを返してくれるだろう」「これをやったら彼は自分を嫌いにならないだろう」という不安から行動してしまうことにある。
つまり、母性本能を彼を繋ぎとめるために利用してしまっている、もしくは何かをしてあげないと彼は離れてしまうという恐怖から行動してしまっていることだ。
これらは欠乏感や不安から来る行動で、本来の母性本能や彼のためではなく、自分のために行っている行動だ。
自分のために行っている行動は、彼から返ってくることはないし、あなた自身も「これだけやったのに」という気持ちになりやすい。
ぜひ自分の今の行動が、欠乏感からくる不健全な「母性本能」ではないかどうか、自分自身でチェックしてみよう。
では健全な「母性本能」とは何か?


では、健全な母性本能とはなんだろうか?
これは先ほどの質問にも答えた通り、彼に対して心配りをしながら、彼は彼らしい答えを自分で見つけると信頼することだ。
例えば以下のような行動ができているかどうか自分でチェックしてみよう。
母性本能で行動する以上に、彼に対して甘えたり頼ったりできている


まず一つ目は、母性本能で彼に対してやってあげている以上に、彼に甘えたり頼ったりできているということだ。女性には「女性性」があり、その女性性は「母性」と「姫性」に別れる。
この女性性を上手く発揮できている状態というのは、彼が弱っているときに受け入れ抱きしめてあげる受容できる心。つまり母性だ。
そして、彼に素直な気持ちを共有したり甘えたり頼ったりする「姫性」だ。
これらがバランスよく発揮している状態というのは女性性が上手く発揮できている。
上手く発揮できているということは、自分自身の女性としての魅力を自分自身が受け入れられているということだ。
つまり健全な母性本能とは、母性で男性を受け入れるように、姫性で男性に甘えたり頼ったりしている、両方のバランスがとれている状態に発揮されるんだ。
彼を甘えさせる以上に、彼に対してしっかりと自分のあり方を伝えている
母性本能が豊かな人でも健全にいられている女性の特徴として、彼に対してしっかりと自分のあり方を伝えられているというのがある。
例えば結婚する前に「私は子どもはほしいと思っている。でも、できなかった場合、不妊治療は一切したくない。それでもあなたは大丈夫ですか?」「私はあなたの健康のことは心配なんだけど、人に自分が心配されるのは嫌なのね。そういう風に知ってくれたら嬉しい」という風にしっかりと自分の意志を彼に伝えられている。
つまり甘えさせたりするのは、自分がしたいときだけであり、そこにはしっかりと自分のスタンスがあるんだということを伝えている。
嫌われるのが怖くて、彼に色々と尽くしてやってしまっている人には、こういうことが言えない。
つまり母性本能で行動するときには、我慢している時間が多いということだ。
あなたはしっかり自分のスタンスを伝えられているだろうか。
「欠乏感の母性本能」の関係性で結婚すると、子どもが生まれた後にパートナーシップが上手くいかなくなるケースが多数ある


「欠乏感の母性本能」の関係性で結婚すると、つまり彼に何でもやってあげてという状態だと子どもが生まれた後にパートナーシップが上手くいかなくなるケースがとても多い。
例えば、二人だけの時は彼に何でもやってあげてたけど、子どもが生まれたらその母性本能が全て子どもに行くことになる。これは健全な母性本能なら、子どもが生まれても変わらずパートナーにも子どもにも満遍なく母性を発揮できるのだが、欠乏感の場合パートナーへの母性が全くなくなることが多い。
つまり、自分の欠乏感を子どもに投影させることに移行されるのだ。
旦那さんからしたら、いきなり心配りもされず、しかも甘えたら嫌な顔をされるという状況の変化に「愛されていなかった」「もう自分の奥さんは自分を愛してない」と敏感に察知してしまう。
こうして子どもが生まれて男性が不倫や離婚に行くケースはとても多い。
自己肯定感を高めて、健全な母性本能で彼に接することができるようにしよう
自分の自己肯定感を高め、欠乏感を無くしていこう。
健全な母性本能は、彼がどんな状態だとしても、将来子どもが生まれたとしても変わらない。
大事なのは、いつも言っているように「自己肯定感」だ。
自分を認めることが、欠乏感を無くすための唯一の方法だ。
しっかりと自分が今、「不安や欠乏感」から行動しているのか、「自分がしたい」から行動しているのか。をチェックできる自分になろう。
それだけで、あなたの行動や育まれるパートナーシップも変わってくる。
あなたが健全な母性本能で、パートナーや家族だけではなく、自分自身も幸せにできるようになることをぼくは願っているね。
今日もあなたが、「太陽」のように周りを照らしますように^^
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