あげまん理論のアカデミー生から以下のような質問があった。
AVなどの妻以外の性的な刺激は男性にとっては大したことない?
男性の性的な欲求について質問させてください。
AVなどを見て妻以外の女性から性的な刺激を欲すること、得ることは、男性にとっては日常的というか、女性側から考えるほど、大したことではないことなのでしょうか?
あげまん理論には、男性心理を知りたいという女性はとても多く、男性のアダルトサイトなどへの欲求についてなどの質問は結構多い。
付き合ってる彼や、旦那さんがAVを見てるのを知って、ショックをうけるという女性は多いのではないだろうか?私って魅力がたりないの?とか、私では満たされない?とか考える人、そんなの浮気だ!と考える人もいるだろう。
質問に答えていくとすれば、男性にとって、パートナー以外から性的な刺激を得ることは日常的であり、大したことではない。
今日はこのトピックを紹介していこう。
この記事の目次
日本人男性の1ヶ月平均射精回数は約12回。週に3回のペース


2017年に集計した「オナニー国勢調査 全国男性自慰行為調査2017」(TENGA HEALTHCARE CONTENTS)で全国の日本人男性5,279人にアンケートをとったところ、日本人男性の1週間のオナニー回数は2.94回と出た。つまり1ヶ月に約12回オナニーをしているということだ。
これに対して、日本のセックス調査で14,100名のアンケートで分かった日本人のセックスの1ヶ月の平均回数は2.1回となる。
つまりほとんどの男性がセックスとは別にオナニーをしているということになる。
まずは男性は平均でも月に13回は射精欲求があるという、男性の身体欲求を知っておこう。
男性の性衝動は排泄と同じで、溜まったら出すというものに近い。
また別の調査では男性がオナニーをする目的の1位が「性欲の解消」であるのに比べて、女性がオナニーをする目的は「やすらぎ」「癒し」という目的が多かった。
つまり男性と女性では性衝動の根本が違うと言える。
セックスは「対話」だが、オナニーは「自己満足」


また今の男性(特に30代を含めたの若い男性)にとっては、セックスはコミュニケーションの一つだという意識が強い。スローセックスやネットで触れるアダルト以外のセックスの知識は男性たちにも多く入っている。
そのため、40代以上の男性に比べて繊細で、女性の気持ちを理解している男性も多い。
ただその一方で、男性たちにとってセックスに対するプレッシャーは日に日に大きくなっていると言えるだろう。それが草食男子が増えている理由でもあるとぼくは思う。
それと逆行するように、アダルトビデオの市場はより手軽で「多様性」を帯びている。
30代を含めた若い男性はほとんどがスマホでAVを見ている。そのAVも昔は、エロ本を買ったり、レンタルビデオ店に行かなければ見れなかったのが、自宅からサイトにアクセスすれば簡単に、無料でも有料でもたくさんのアダルトビデオを見ることができる。
アダルトビデオの市場もぼくが10代の頃とは比べ物にはならないくらいの多様になっている。
女性で言えば化粧品のような市場とすごく似ている。
昔は、アイメイクと言えばアイシャドーやマスカラ、アイライナーくらいしかなかったのが、つけまつ毛やマツエク、まつげ美容液、涙袋を作るアイテムなど、すごく細かく多様なアイテムが増えているのがわかる。
これは消費者が、より個別の好みに応えてくれる商品を選ぶようになった、消費活動全般の傾向といえる。
AV女優、シチュエーション、関係性など多種多様だ。
昔はエロ本が企画するようなものしか選べなかったのに、今では男性個人個人の趣味嗜好をほとんど網羅しているんじゃないかぐらいの膨大なラインナップが手軽に無料で見られる。
セックスにはセックスの良さがあるが、男性の変わらない射精欲求と、今後のVRなどネット技術の広がりからより手軽に性処理できる環境は整っていくと思う。
AVを見るのは、パートナーに不満があるわけではなくただ処理をしているだけ


よくAVを見ているということで、「妻の私に不満があるのではないか」と感じる女性からの相談も多い。
しかし、AVを見ているのはパートナーに不満や比較があるのではなく、一人で処理するにあたり物色しているだけ。
性的な意味合いが薄い場合もあり、暇つぶしであったりする事もある。
質問者さんが聞いていた、男性にとってAVなどや違う性刺激というのは男性にとってはかなり日常的なものだ。その瞬間のムラっときてすぐセックスをするというのは、相手があるもので、ほとんどが難しい。
男性にとってAVからの刺激というのは、体にたまったものを出すというメカニズムと、その出しやすくするための商品であるAVという位置付けでしかないんだ。
もちろん、他の女性に走ってしまったのだとしたら、それはまた別の問題であり、あげまん理論の浮気の記事を読んでみてほしい。
ただの性処理はAVが担い、セックスはよりコミュニケーションにどんどん近くなる


これからは、男性にとっての性処理としての機能はAVなどのネット技術が担っていくだろう。
そしてセックスは、よりコミュニケーションや話し合いという意味合いが強くなる。
つまり、お互いをよく知るためにセックスをしたり、お互いを愛し合うためにセックスをするということだ。
質問者さんに伝えたいことは、男性のメカニズムと女性のメカニズムの違いを理解して、時代とともに変わってきているセックスの目的やニーズを知っておくのはとてもおすすめだ。
そうすることで、変に傷つくこともないし、男性に対する理解も示すことができる。
その理解は、セックスにおいてもお互いの安心感の大きな土台にもなってくれる。
お互いを知り、お互いを尊重し、思いやり、ともに成長していくことが、良い結婚生活、良いパートナーシップの大きな鍵だ。
ぼくはあなたとパートナーの男性が、共に幸せな在り方を見つけられることを願っているよ。
今日もあなたが、「太陽」のように周りを照らしますように^^
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