多くの女性が勘違いしていることがある。
夫婦でラブラブでいられる男性、愛妻家の男性、二人でいるときにとても仲良さそうに歩いている男性、それらはその人の特性だと感じているところだ。
つまりそういう特性の男性しか、奥さんや彼女に対して親密になれない。ラブラブ仲良くしてくれないと思っている。
これは全くの間違いだ。
男性はどんな人でもあなたに対して親密なパートナーシップを持ってくれる。
手を繋いだり、一緒に座るときに寄り添ったり、結婚10年目を超えたとしてラブラブな夫婦になれる。
どうすればそうなれるかというと、愛ではなく、信頼を与えることなのだ。
この記事の目次
男性にとって愛と信頼の違いとは何か?


女性であるあなたは、男性にとっての愛と信頼の違いを理解しておく必要がある。
ぼくの話をしよう。
例えば、ぼくの場合、母親と奥さんに対する態度は全く違う。
ぼくは、母親も奥さんもどちらも同じくらい愛している。
しかし、母親に対してのぼくの態度は遠目に見て冷たい男性だと感じるだろう。母親に対して何か感情を分かち合うこともない、自分の夢ややりたいことを相談することもない。
逆に奥さんに対しては、不安を相談するし、感情をわかってほしいし、色んなことを相談するし、弱さを見せたい。
母親と奥さんをどちらも同じくらい愛しているのにも関わらず、態度は全く違う。
その違いは何か?というと「信頼」なのだ。
母親は、ぼくに対して、心配をする。「もうご飯食べないの?」「私が言った通りでしょう」とか「あなた大丈夫なの?」とかいう心配だ。そして自分の話をすることが多く、ぼくの話を最後まで聴き切ることはない。途中で遮るし、自分の話に持っていくことも多い。
10代や20代前半のころは、その態度に対してかなり多くの反発もしたことを覚えている。
それに比べて、奥さんはぼくのことを心配ではなく「信頼」してくれていると感じる。「心配の対象」ではなく、素晴らしい男性だと感じていることを言葉や態度の節々から感じられる。
その信頼を感じることが、全てを分かち合いたいと思う原動力になっている。
二人の違いは、一緒にいて自分がちっぽけな人間に感じるか、自分がとても大きな人間と感じるかという大きな違いだ。
違いはあれど、ぼくにとっては同じくらい大切な人であり、愛する対象でもある。
しかし、同じように愛している母親に、自分の想いを共有するか、感情を分かち合うか、何かを相談するかというと、そうはしない。
母親に相談したら、きっと傷つくことが分かっているからだ。
そしてあまり多くの時間を共有してしまうと、自分はちっぽけであり、自信がなくなり、もしかしてぼくは一人で空回りしてるだけ?なのかという不安に襲われてしまう。それでは仕事ができなくなる。
ただ母親はぼくを傷つけようとか、現実を見ろとか言っているわけではないことは分かっている。
母親は自分が大切だと思うことを伝えようとしてくれているのであり、ぼくのことを大事だと思って伝えてくれている。
しかし自分で自分のコンディションを守るためには、一緒にいるときは取り止めもない会話に終始することなど、ある程度の距離の線引きをしながら大人として一緒にいる必要がある。
でも大切にしたいし、親が近くにいてほしい、孫の成長が見たいと願うなら、叶えてあげたい。
お互いストレスない距離感の場所で別々に住みながら、お互いが幸せなコミュニケーションをとっている。
これは多くのパートナーシップにも現れることだ、
つまり付き合ったり、結婚していたとしたら、男性は間違いなくあなたを愛している。
愛してなかったら、離婚したり、別れるからだ。
しかし、その距離感こそ、あなたとパートナーの「信頼」の距離になる。
結婚していても、付き合っていても、あなたに何かを相談することがない、感情を分かち合わない、手をつないだり、一緒に座るときの距離が遠い。というのは、全てあなたに対する男性の「信頼度」の違いだ。
付き合いや結婚生活が長くなればなるほど、「信頼」の差が親密さに大きく影響してくる
この親密さは、付き合う長さや結婚生活の長さに大きく影響してくる。
付き合って3年などは、恋心や性欲などで男性も多くのスキンシップをとってくるだろう。
しかし、この「信頼」がないと、結婚していてもお互いスキンシップがなくなっていく。悪くすれば別居などになってしまう。
端的に言えば、「彼女はぼくのことを世界一理解してくれている」という信頼があれば、男性はあなたとの時間やふれあいに多くの時間を費やすのだ。
逆に、「奥さんよりも、ぼくのことを理解してくれている人がたくさんいる」という状態であれば、男性は外にいる時間が多くなる。
男性にとって「信頼される」とはそれほど大事なことなのだ。
信頼を与えれば、あなたのパートナーは全てを分かち合いたいという欲求が生まれてくる


もしあなたが男性との親密さを得たいと思うなら、与えるべきは、愛ではなく、「信頼」だ。
信頼を与えれば、親密さが帰ってくる。
そしてそれは、どんな男性にでも当てはまることなのだ。
男性からの親密さを得たいのであれば、アドバイスや心配をすることではなく、
最後まで想いを聴いてあげること、そして「信頼」を与えることだ。
信頼を与える一番簡単な方法は、「あなたが決めたんだったらそうしたらいいよ」と伝えることだ。
例えどんなに無計画なことでも、大きすぎて足元が見えてなかったとしても、男性の原動力は現実的かではなく、夢とロマンなのだから、それをエンジンにしか進めない。進みながら、自分のやり方やスタイルを見つけていく。
いいかい?
もしあなたが「彼は自分で自分の道を切り拓いていく」と本気で信じて、その通り彼に対して接すれば、彼は挑戦や人生の節目節目であなたと喜びや悲しみをもっと分かち合いたいと感じるようになるからね。
人間は、信頼された通りの人間になっていくんだよ。
あなたが彼の計画ややりたいことに対して、アドバイスや失敗しないようにすることは、彼を信じてない証拠だ。
それを続けた結婚生活では、彼は何も挑戦することはなくなるし、現実的になっていくだろう。
しかし、その代償は親密さだったり、信頼、彼の男性としての自信の無さとしてあなたに返ってくる。
野心や夢がある男性は、あなたから離れるだろうし、
そうではない男性は、自信がないまま、仕事に思いっきり魂を注ぐことなく、そのエネルギーをリスクが少ないギャンブルや飲み会などに注ぐだけだ。
あなたが与えたものが、あなたの結婚生活に帰ってくる。
あなたが信頼を与え、男性があなたから「信頼」を感じることができれば、男性はあなたから傷つくことに力を注がなくて良くなる。仕事に思いっきり魂を注げるようになる。そしてその日々の挑戦や苦しみや葛藤、喜びや楽しさも、もっとあなたと味わいたい、分かち合いたいと思うようになる。
その男性がどうなっていくかは、隣にいるあなた次第なんだよ。
あなたがパートナーだけでなく、多くの男性に信頼を与えて、周りの男性たちがどんどん元気になっていくことを願っている。
パートナーや周りの男性たちが元気になっていくことで、あなたの幸せや豊かさが増えていくからね。
今日もあなたが、「太陽」のように周りを照らしますように^^