Capitalzation Table(キャピタライゼーションテーブル)とは

Capitalzation Table(キャピタライゼーションテーブル)とは

Capitalzation Table(キャピタライゼーションテーブル)とは、企業の資本構成を表としたものである。

そのため、シリコンバレーのベンチャーキャピタルでは、投資家に明確な提示を行っている。
詳細を説明すると、各ラウンド毎における株主とその保有株式数・保有割合及び株価の推移を一覧にまとめた表である。

また企業が、どのような資金調達をしてきたのかを知るために、デューデリジェンスでは必要とされているものである。

キャピタライゼーションテーブルのメリット

キャピタライゼーションテーブルは、現在の会社の資本構成を示すために多く使用されるが、資金調達をする際に一株あたりの株価の算出も出来る。

また、資金調達後の株価推移がどのようになるのかを示す事も出来るのである。
これは、創業者視点で資金調達によって自社の株がどれくらい薄まってしまうのかを、具体的に知る事が出来るというメリットがある。

投資家サイト視点では、自分の投資資金がどれくらい株式に運用されているかを具体的に知ることも出来る。
つまり、企業にとっての命とも言うべき資金繰りをまとめた表となるため、極めて重要なものとなる。

キャピタライゼーションテーブルのデメリット

キャピタライゼーションテーブルのデメリット

キャピタライゼーションテーブルのメリットについては先に記載したが、この表にはデメリットもある。
それは起業情報を正確に作成するために、情報整理はもちろんの事、表作成にはとても時間が掛かる点である。

また作成する人、企業によってフォーマットが様々と異なるので、作成時のフォーマットを変えてしまうと、レビューをする相手に理解して貰うために莫大な時間を要する事がある。

この点については、シリコンバレーのベンチャーキャピタルでも、同様の問題を抱えているようである。
そのためキャピタライゼーションテーブルの作成は、基本ベースを出来るだけ崩さずに作成する必要がある。

そうすれば、あとはこれを応用して、自社オリジナルのキャピタライゼーションテーブルを作成すれば良いのである。
ただし、考え方は単純ではあるが現状はこんなに簡単に行かないのが現実である。



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