夫を「時代のアイコン」にしたあげまん女性、佐藤可士和の妻「佐藤悦子」の手腕とは?

佐藤可士和の妻「佐藤悦子」あげまん

佐藤可士和をご存知だろうか?
今では一般人までもが知っている「アートディレクター」だ。

佐藤可士和

出典: www.liginc.co.jp

彼がつくった広告や商品デザインは有名なものばかりだ。

佐藤可士和が手掛けたデザイン 佐藤可士和がてがけたパッケージデザイン

有名企業のロゴ、超ヒット商品のパッケージデザインなどそのすべてを佐藤可士和がデザインした。

彼はデザインとは「ビジョンを形にすること」だと語っていて、ぼくはホームページ制作時代にその考えを何度も参考にした。

今回は、そんな佐藤可士和を支えた妻、「佐藤悦子」さんについて紹介していきたい。
まさに佐藤悦子さんは、社会と男性をつなげた「あげまん」女性だ。

「時代のアイコンになりたい」佐藤可士和の想いを妻が理解する

佐藤可士和と妻「佐藤悦子」さんは、現在は同じ事務所である佐藤可士和が代表の「SAMURAI」で働いている。
役割は、佐藤可士和がデザインやクリエイティブを担当して、妻の佐藤悦子さんがマネージャー業を担当している。

もともと、佐藤悦子さんは広告代理店の営業職。その後、可士和氏との結婚を機に、外資系化粧品会社のAD/PRマネージャーに転身。そのあと佐藤可士和の事務所を手伝うことになった。

佐藤可士和の妻あげまん女性「佐藤悦子」

出典: www.asahi.com

「佐藤が博報堂を辞めて独立し、事務所SAMURAIを立ち上げる頃のこと。彼が、『ミケランジェロやピカソ、アンディ・ウォーホルのような時代のアイコンになりたい』と言ったのです。『アーティストでもないのにミケランジェロやピカソ?』と、最初は私自身がその意図するところを正確に理解できませんでした。その真意とは『従来の既成概念を壊して新しい価値観を世に送り出していくことをしたい』ということだったのですね。時代の価値を変えていく存在としての“アイコン”になりたいのだと。それを理解した時、真っ先に私の頭に浮かんだのは、『それなら、業界で知られているだけでは全然ダメ』でした」

SAMURAI佐藤悦子流“夢を形にするマネジメント術” blwisdom連載より

当時、佐藤可士和は、さまざま賞を受賞していて、広告業界では認知され始めていた。
しかし、妻「佐藤悦子」さんは佐藤可士和の「時代のアイコンになりたい」という想いを聞き、それだったら今と同じことをやっていてはダメだと強く言ったのだ。

アートディレクターというポジションを取りに行く

妻「佐藤悦子」さんがまず決めたことは、アートディレクターというポジションを取りにいくということだった。

アートディレクターという”ポジション”をとる


アートディレクターという存在と、その仕事を世の中にもっと知ってもらうには、「アートディレクター・佐藤可士和」のブランディングをする必要性があると考えました。

世の中に名前を認識させるには、「○○=その人」といった明確なイメージを確立していかなければなりません。
たとえば、「日本人メジャーリーガー=イチロー」のように。そのためには肩書きからきちんと提示する必要があります。
そのほうがこの人はこういう人だ、と世の中にアピールしやすいからです。

(中略)

彼が独立した当時、同じアートディレクターでもクリエイティブディレクターとして名前が知られ、活躍していた方は業界内にたくさんいらっしゃいました。業界外でも、たとえばファッションの世界には当時グッチのクリエイティブディレクターであったトム・フォードのような存在があったりと、一般的にもクリエイティブディレクターはアートディレクターよりは聞いたことがある肩書でした。

であればこそ、サムライ・佐藤可士和が目指すのはそこではなく、「アートディレクター」という職業を代表する立場ではないかと考えたのです。

—『佐藤可士和のつくり方』佐藤悦子著

スタートは、雑誌の編集部などへの地道な売り込み

「スタートは、雑誌の編集部などへの地道な売り込みでした。男性誌の『お気に入りの本』というテーマでも、女性誌の『おすすめの映画』へのコメントでも、アートディレクターとして発言できるものであれば積極的にお引き受けしました。もちろんプロフィールには『アートディレクター』という肩書を入れていただいて、です。」

SAMURAI佐藤悦子流“夢を形にするマネジメント術” blwisdom連載より

佐藤可士和は、当初『どうして自分が、クリエイティブと無関係なテーマで発言しなくてはならないのか』とすごく嫌がっていたそうだ。
そのたびに、『本気で“時代のアイコン”を目指すなら、アートディレクターという職種の存在と佐藤可士和の名前を、まずは世間に知ってもらはなければスタート地点にも立てないと思う』と、佐藤悦子の考えを伝えていたそうだ。

当時については、佐藤可士和自身もこう語っている。

初めのうちは彼女が何をしようとしているのか、なかなかわからなかったですね。
時代の価値を変えるようなアイコン的存在になりたい、そうなればクリエイターとして最高だろうと思ってはいたけれど、ぼくは目の前にある仕事を的確にこなしていけば、いつかそこに行けるんじゃないかと思ってたんです。

でも実際はそうはいかない。もちろんベースとしてクリエイティブの質が高いことは当然として、それがないともちろん駄目なんだけどそれだけでは辿り着かない。

そのための努力、ブランディングが必要だと言うことが、彼女には見えていたんですね。
遠くしか見えてなかった僕に、彼女は具体的な方法論を示しました。

『佐藤可士和のつくり方』佐藤悦子著より

妻「佐藤悦子」さんのブランディングによって佐藤可士和は様々なメディアに取り上げられていくようになる。

テレビ、ビジネス誌から絵本まで様々な年代の人の目にとまる

03年NHKの「トップランナー」に出演をきっかけに、幼稚園のデザインをてがける。

ふじようちえん佐藤可士和佐藤可士和がでがけた幼稚園「ふじようちえん」

その後、06年放映の『プロフェッショナル 仕事の流儀』(NHK)への出演。

佐藤可士和NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」

同じ年、ライフスタイル誌『Pen』が「1冊まるごと佐藤可士和。」という特集を組んだことで20~40代を中心に“話題の人”となった。

『Pen』が「1冊まるごと佐藤可士和。」

『佐藤可士和の超整理術』(日本経済新聞出版社)もベストセラーに。ビジネス界や年配の男性からも認知されるようになった。

佐藤可士和の超整理術

10年には『しょうちゃんとちきゅうくん ずっといっしょにいたいね』(ポプラ社)という絵本を手がけたことで、ママ層のみならず、子どもたちからも知られる存在となった。

佐藤可士和「しょうちゃんとちきゅうくん ずっといっしょにいたいね」

彼の名前とともに、アートディレクターという職種についても正しく認識されるようになったのだ。
妻「佐藤悦子」さんの戦略はこのように形になっていった。

あげまん女性は「社会」と「男性」を繋げる存在

この佐藤可士和の妻「佐藤悦子」さんは、「社会」と「男性」をつなげる典型的なあげまん女性だ。

男性というのは、遠い未来に心を囚われる特質がある。
そのために目の前のことが疎かになったり、手をつけられなかったりする。

せっかく実力があったとしても、その実力をうまく表現できていない男性というのは世の中にたくさんいるものだ。

そんなときに、その人がどう社会に見られるべきかをちゃんと考えてくれ、その一歩を一緒に踏んでくれる女性はとてもありがたい存在だ。

どんな男性であれ、「せっかく実力があるのに、表現出来てなくてもったいない!」と感じる男性が目の前に現れたとしたら、ぜひその男性に踏み込んでアドバイスをしてみてほしい。

男性にとって、その行動があなたを「あげまん」女性にきっとしてくれるはずだ。

佐藤可士和の妻「佐藤悦子」さんの著書、「佐藤可士和のつくり方」には夫をどのようにブランディングするか、どのようにマネージメントするかが詳しく書かれてある。

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中村 あきら

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