Anti-dilution(希薄化防止)とは

Anti-dilution(希薄化防止)とは

Anti-dilution(希薄化防止)とは、株式の世界で使用される用語となる。

まず、希薄化について説明をするが、これは企業が更なる成長のために資金調達を行う手段として新株発行を行い、株式会社の発行する株式数が増えることがある。

これによって、一株一株が表す株式の権利内容が小さくなる事を希薄化と呼ぶ。
希薄化防止とはこれを防止するための事である。

債券発行による希薄化防止

債券発行による希薄化防止
債券は発行数が増えても、即座に希薄化という状態に陥る事が無い。

これは、債券保有者が持っている元利払い請求権は、債券債務関係の中で保護されているためである。
しかし債務が増えれば、当然、債務の償還可能性や利払いに影響が出てくる事は間違いはない。

ところが株式に与えられる権利は残余利益分配請求権があり、債券者の権利に劣後し、残余したものを出資比率によって分配する不安定要素がある。

よって、新株発行により分配者が増えることで権利内容が希薄化してしまうのである。
そのため債券という資金調達方法を選択する場合、調達資金によって投資収益率が調達資金コストを上回るようにすると良い。

シリコンバレー流の希薄化防止

経営サイト側では希薄化による株主に対する不満を最大限下げようとする試作として、優先株を発行する事で普通株の希薄化を防いている。

これは普通株に比べて配当金などを優先的に受け取る事が出来るのだが、議決権がない事がある。
ただし議決権の行使により配当を優先的に得たいと考える株主にとっては、とても有効な手段である。

また、経営側においても議決権を付与することなく、資本の増強を実現が出来るため、お互いにメリットが高い方式なのである。

実はこの優先株による調達方法は、シリコンバレーでは一般的な手法となっている。
シリコンバレーで優先株が使用される理由は、ベンチャー業界に資金が還流する仕組みを起業家と投資家で長年の年月をかけて構築しているからである。

シリコンバレーでは会社の資産が流動化されるイベントが発生時に、どのように分配するかを定めた優先権という条項を定めている。


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