Vertical(バーティカル)とは

シリコンバレー用語集

Vertical(バーティカル)とは、WEB翻訳では、Verticalは垂直の、という意味である。
まず、バーティカル市場、バーティカルECについて簡単に説明する。

バーティカル市場

バーティカル市場とは、保険、銀行、病院、などのように、特定の分野に特化した市場のことである。
銀行のATM、病院の電子カルテ、MRIなどは、販売する対象が限定されている。

バーティカルEC

オンラインショッピングを経験している人であれば、WEBサイトで企業広告をみたことがあるだろう。
だがその広告が、かならずしも興味をひくものとは限らない。
パソコン通販店のように、特定の分野に特化したWEBサイトであれば、広告主が対象を絞りやすいという利点があるため、利益に結びつきやすくなる。

まとめサイトの台頭

欲しい情報を入手したい場合には、グーグル検索を利用するのが一般的だった。
だがしばらくして、まとめサイトの人気が高まってきた。
これらのサイトでは、ネット上で収集したさまざまな情報のリンクがまとめられている。
情報をまとめる者はキュレーターとよばれている。
キュレーターは手作業で情報をまとめるので、不要な部分が少なくなるため、この点も人気が高まっている要因であろう。
まとめサイトやニュースアプリのような情報量の浅いメディアは、キュレーションメディアと呼ばれている。

横から縦へ

スマートフォンでニュースアプリを使いながら、見たい情報がでるまで横にスライドしていき、知りたい情報がでたらタップする。
そのとき、表示されている情報が少なすぎて、もっと知りたいと思うこともあるだろう。
ユーザーが知りたいことについて、より深い情報や専門性の高い情報を提供しているサイトは、バーティカルメディアと呼ばれている。
キュレーションメディアが情報の横の部分(浅い部分)を提示するのに対して、バーティカルメディアは情報の縦の部分(深い部分)を提示する。

Google検索でもバーティカルに検索ができる

書き忘れるところだったが、グーグル検索でも、画像、動画、ニュースなど、特定の分野でバーティカルに検索することができる。
シリコンバレーに居を構える巨大企業3社の、検索エンジンの利用率はグーグルが圧倒的シェアを誇っている。
YAHOOはマイクロソフトやグーグルの検索機能を併用することで、広告収益を増加させようとしている。

検索結果が表示されたときに、広告が大量に表示されるのは、はたしてユーザーが本当に望むバーティカルなのだろうか。



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