Unicorn(ユニコーン)とは

シリコンバレー用語集

Unicorn(ユニコーン)とは評価額が10億ドル(約1000億円)以上である非上場企業のことをさす。ユニコーン企業と呼ぶ場合が多い。

Unicorn(ユニコーン)という言葉は、アメリカのVC(ベンチャーキャピタル)であるカウボーイ・ベンチャーズの創業者が、伝説の一角獣ユニコーンのように、とても稀で莫大な利益をもたらす可能性のある企業のことをそう呼んだことから使われるようになったと言われている。

近年のシリコンバレーでは、世界中から注目を集めるUnicorn(ユニコーン)企業が続々と生まれている。

近年の主なUnicorn(ユニコーン)企業とその評価額(2015年現在)。

Facebook 1040億ドル(上場) アメリカ
Twitter 100億ドル(上場) アメリカ
Airbnb 255億ドル(未上場) アメリカ
Uber 500億ドル(未上場) アメリカ
Dropbox 100億ドル(未上場) アメリカ
spaceX 120億ドル(未上場) アメリカ
Xiaomi 460億ドル(未上場) 中国

このように爆発的な成長を遂げ、誰もが知っている企業がすでにUnicorn(ユニコーン)企業であるといえるが、現在でも毎日のようにUnicorn(ユニコーン)企業は誕生しているのだ。

Unicorn(ユニコーン)企業が世界中の投資家から注目されているのは当然のことだが、意外にもUnicorn(ユニコーン)企業の中には上場していないものが多い。

今まで、新興企業が多額の資金を調達するには、IPOが欠かせないものだった。しかし、FRB(米連邦準備制度理事会)による緩和マネー流入で資金を調達しやすい環境も整っているため、あまり必要性がないのである。

Unicorn(ユニコーン)企業のほとんどは上場することも、買収されることも期待していない。
上場することで、株主の顔色を伺いながら経営をすることになるのがおもしろくないのであろう。



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