Thought Leader(ソートリーダー)とは、「思想的リーダー」と訳され、あらゆる分野における第一人者を指す。「特定の業界やビジネスの世界で最先端を走り、リーダーシップをとっていく企業や個人」に対して使われることが多い。
Thought Leader(ソートリーダー)は、よく「ソートリーダーシップ」を持っていると言われる。
単に「リーダーシップをとって業界を引っ張る」というだけでなく、「ある分野で未来に起こり得ることや、それを先取りしたテーマを提示し、人に様々な気づきや議論をもたらす人(企業)」という意味が込められることもある。
世界には、あらゆる分野でのThought Leader(ソートリーダー)が存在し、業界きっての著名人や発明家、専門家などがソートリーダーシップを持つ人として評価されている。
流通、Eコマースの分野で世界的な改革を起こしてきた「Amazon」のCEO「ジェフ ベゾス」。
すべての人が繋がれる世界を目指す「Facebook」のCEO「マーク ザッカーバーグ」。
いずれも驚異的な発言力とサービスで未来に対する視点をわれわれに示してくれる。
また、ソートリーダーシップは、マーケティング活動でも
・今までにない新しいコンセプトを持つモノを生み出す時
・既存のモノやサービスに別の新しい変化を付加する時
などに使われる。
「Apple」はiPhoneによって、PC、インターネットの概念を大きく変えてきている。手元のPCをよりパーソナルで手のひらに収まるほどに小さくした。
これだけ気軽にインターネットにアクセスできる今、iPhoneはわれわれの生活に欠かせないデバイスとなっているのだ。そして「Amazon」を利用すれば外出する必要もなくワンクリックで買い物ができる。
このように、マーケティングの視点からソートリーダーシップを考えると、既存の概念を覆し新たな市場優位を獲得する事業やサービスがそれに当たる。