Serial Entrepreneurs(シリアルアントレプレナー)とは、立ち上げた企業を売却してはまた新しい事業を興し、いくつものベンチャー事業を次々と立ち上げている起業家の事を指す。
シリアルは直訳すると「連続的な」という意味となり、連続起業家とも言う。
詳細は、スタートアップ企業を設立した後、ある程度事業を軌道に乗せその後他社に売却したり、株式公開の形で後継者に経営を引き継ぎ、自分は経営から退く形をとる。
そして、その際に築いた人脈、様々な経験、利益、企業した際の実績を糧として、投資家から信頼というパイプをつなぎ、新たなスタートアップ企業を立ち上げていく。
Serial Entrepreneurs(シリアルアントレプレナー)は、この成功や失敗のサイクルを繰り返しながら挑戦する起業家なのである。
そのため、Serial Entrepreneurs(シリアルアントレプレナー)は事業を連続して成功に導く才知に長けている起業家といっても過言ではない。
経営者としての素質や実行力、人脈、アイデア、メンタル力など、第三者から見て、とても注目を浴びる存在となる。
このような人材は、シリコンバレーの企業から一目置かれ、喉から手が出る人材として扱われている。
シリコンバレーにはSerial Entrepreneurs(シリアルアントレプレナー)が多い
起業先進国であるアメリカでは、起業家の3分の1以上がSerial Entrepreneurs(シリアルアントレプレナー)という統計が取れている。
それもそのはず、アメリカはSerial Entrepreneurs(シリアルアントレプレナー)が生まれやすい文化となっているのである。
アメリカ式の考え方は、自ら立ち上げた会社を大手企業に売却する事は、起業家にとって誇らしい記録となる。
そして、会社の価値が高まったところで売却する事が出来るので、起業家としての売り時の先見の明があるとして讃えられることとなる。
そのため、Serial Entrepreneurs(シリアルアントレプレナー)が多く生まれる国であると言えるのだ。
特にベンチャーの多いシリコンバレーには、Serial Entrepreneurs(シリアルアントレプレナー)がとても多くなっている。