Patent(特許権)とは

Patent(パテント)とは、新たな発明を創造した際に、一定の期間、独占できる権利のことである。

ここでいう発明とは、特許法によると自然法則を利用した技術的思想の創作のうち、高度なものであると定義されている。
一定の期間とは、例外を除き20年となっており、登録後は各年ごとに特許料を支払わなければ権利を維持できない。

独占できる権利とは、使用、生産、販売、輸出、輸入といった他者の実施を禁止することが出来る。
また特許権を得るためには、特許庁に対して特許出願を行い審査をしてもらう必要がある。

特許戦争

特許戦争

シリコンバレーなどの大企業は、国際的な特許紛争に巻き込まれることが多い。
記憶に新しい事件で、世界中でスマートフォンの特許戦争とも呼ぶべき状況が起きた事がある。

これはシリコンバレーの企業であるアップルやGoogleと、サムスン、ノキア、マイクロソフトなどの超巨大ベンダーがお互いを訴えあったというものである。
具体的には、アップルとサムスンがスマートフォンの特許技術を巡って世界中で訴訟合戦を行い、最終的にアップルが勝訴した事件である。

この訴訟は2007年の特許訴訟件数を超えるほどで、2008年、2009年に両者が作った特許訴訟件数の記録を上回ったのである。
またGoogleは、特許権の拡充のためにモトローラ・モビリティを高額で買収している。

更にベンチャー企業に過ぎなかったUberやSquareは、サービス開始前に特許出願を行い、短期間でスタートアップからマルチミリオン企業に成長しているという事実もある。

そのため、技術基盤をもつ企業は特許の重要性を認識して活用する必要がある。

TMI総合法律事務所

TMI総合法律事務所

現在、シリコンバレーが大きな注目を集めている。
それは、ITやバイオテクノロジーなどの最先端技術を持つイノベーションの聖地であるシリコンバレーで、TMI総合法律事務所が設けられたからである。

このTMI総合法律事務所は、シリコンバレーの中心地に日本企業や海外企業に対する特許サービスの米国拠点として構築されたものである。

役割として、日本でイノベーションを創出するIT・バイオテック企業への、シリコンバレーの最新情報に基づく支援を行う為である。



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