『世帯年収600万円でも諦めない!夫婦で年収5000万円になる方法』午堂登紀雄、秋竹朋子著を読んだ。
夫婦で年収を上げるという具体的な内容と考え方が散りばめられてとても素晴らしかった。
ぼくたちも夫婦で独立してる。一緒に仕事をしてた時期もあるし、別々にちがうビジネスをやっている時期もある。
だからこそ、こういった夫婦で家族の年収をあげていくって考えはとても共感する。
詳しく見ていこう。
目次
夫婦で一緒にやるファミリービジネスは、家族の可能性を広げる働き方の一つ
著者の午堂夫婦は、子供3人の5人家族だそうだ。
年収は5000万円。夫である午堂さんが2500万円、妻である明子さんが1500万円、2人で一緒に運営している法人が1000万円という内訳だ。
午堂さんは時間に余裕があって、日中の子供の世話、保育園にあずけないで午堂さんが見ているという。
毎月のように海外に行っていて、「今日は子どもと遊ぼう」「いいこと思いついたから書店に行って調べてみよう」ということ自由にできる世界つを送っている。
午堂夫婦は、こういった日常を送れる生活から、
夫婦で一緒にやるファミリービジネスは、家族の可能性を広げる働き方の一つだと語っている。
絶対収益家族を目指そう!
この1ページがすごい!
本書のオビにも書かれいてるこの「絶対収益家族」という言葉。
これは何かというと、家族で複数の収入源をを持ち、その数を増やしつつ、1本1本の収入の流れを太く継続的なものにしていくという形態のことです。
それによってお金がないことを理由に、何かをあきらめるということがない状態を作る。家族全員が、それぞれやりたいことは何でもでき、能力や才能が開花する可能性を広げていく、という考え方です。
こんな家庭ができれば、どんな時代が来ても、精神的にも経済的にも豊かに過ごせると考えています。
——『世帯年収600万円でも諦めない!夫婦で年収5000万円になる方法』第一章新時代の生き方「絶対収益家族」より
ぼくたち夫婦も、ぼくの会社が資金的に苦しくなった時に、家族の財布もきびしくなってしまうという出来事があった。
それをきっかけにお互い別々のビジネスを持とう。ということになったのだ。
それからは夫婦で違う収入源が増え、以前よりも家庭が安定したという経験がある。
仮に、会社の給料だけの収入、会社の都合によって自分の生活が不安定になるというリスクがある。
仮に、夫のビジネスだけの収入だったら、夫の浮き沈みで生活が不安定になるのだ。
この午堂夫婦は、いつ風向きが変わっても影響がないように、10種類以上の収入源を持ち、どれかがコケても問題がない状態を作っているそうだ。
この「絶対収益家族」という考え方は、まさにこれからの夫婦の新しい安定の形ではないだろうか。
夫婦でビジネスをするために大切な4つの「共有」
さて実際に、夫婦でビジネスを作るにあたり、大切なのは次の4つを共有することだと書かれている。
家庭の将来像の共有
一番はじめに考えなければいけないのは「何のために二人でビジネスをするのか?」ということ。
それは、理想的な家庭を築くためだと午堂夫婦は語る。
子どもの教育や家族の予定・・・、まずはお互いが持っている家族の理想像を、2人で共有することが大事だ。
お互いの欲求の共有
お互いのやりたいことや将来のことも、同じくらい共有することは大事だ。
二人で話せば相手の考えも共有でき、前向きな方法も見つかり、二人で協力して解決する方法なども見つかるのだ。
またパートナーというのは、自分以上に自分のことを知っている場合も多く、それがまた新しい夫婦の気づきとなる。
お互いの得意分野、問題意識の共有
ファミリービジネスは、家族が共通して持っている問題意識を事業化することができる。
夫婦でお酒が好きだったら、ワインセミナーなどを主催するということができる。
子どもがアトピーだったら、アトピー問題を解決する食品サイトやコミュニティサイトを運営できる。
大事なのは、夫婦2人が同じ方向を向くことができる、夫婦で関心が持てる分野を探すことなのだ。
望ましい収入源(手段・金額の)共有
午堂夫婦の場合は、奥さんが前に出てバリバリ仕事をしたいタイプ。夫の午堂さんは引きこもり体質だった。
だから、奥さんが仕事に全力投球できるよう、家事や育児を夫の午堂さんが担当している。
この二人の性質から手段を考え、家族が目指す生き方ができるよう、仕組みや体制、経済的な基盤をつくることが大切なのだ。
夫婦のシナジーを最大化しよう!
奥さん明子さんが語る、妻として大切なこと
私が心がけているのは、夫の考えに対し、内容を詳しく聞くことなく感情で反応しないこと、自分の価値観を相手に押し付けないこと、彼の行動や挑戦を制限しないこと。
そして、自分ができること・特異なことで、夫が苦手なことを手伝い、夫がやりたこと支援するということです。
(まだ十分できているとは言えないのですが・・・・苦笑)
でもそれは、妻が一歩下がって慎ましやかに、という卑屈な姿勢でもなければ、自分の主義を押し込めて耐え忍ぶということでもありません。
自分の主義主張と、夫の主義主張のイイトコ取りをする。
自分の得意不得意と、夫の得意不得意を補い合う。それによってお互いがより楽しく快適となり、さらに能力も活かせるようになる、という発想です。
——『世帯年収600万円でも諦めない!夫婦で年収5000万円になる方法』第五章ファミリービジネスのリスクとその回避方法より
ぼくも夫婦というのは最高のパートナーだと思っている。
うまい具合に自分の不得意なところは相手の得意なところだったり、逆もしかり。
そういったところを補いあうことで、最強のビジネスができるはずだ。
ぼくら夫婦も、一緒にビジネスをしたり、仕事について深く考えることでより一層深い関係へとなっていった。
一緒に仕事をすることで、家庭的にも安定するし、より深い夫婦のつながりができていくはずだ。
もちろんうまくいかない瞬間もあるけど、
良いこともそうでないことも共有し楽しめる夫婦の働き方はこれからのスタンダードにきっとなるだろう。
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確信犯的に茶の間にこの本置いといて母親が興味持ち始めたので、折を見て自分がこういう界隈で身につけた方法論をサクッとアウトプットする対象にする。親のこと親って思わないくらいがちょうどいい。https://t.co/Q7GUhUUhp5
— 林亜沙美 (@xxxassamxxx) 2017年2月24日