シリコンバレーに住んでて思うことは、そのブランド力の高さだ。
車で半径1時間ほどの土地に、世界中から人が集まってくる。
シリコンバレーは、まさに「テクノロジー」の首都だと言えるだろう。
あなたの専門分野はなんだろうか?
教育、芸術、農業、スピリチュアル・・・・。
例えば、芸術ならフランス。音楽ならオーストリア。心のことならインド。
そういう風にして自分の専門分野には、世界中から集まってくる国や街があるはずだ。
今日伝えたいのは、自分の専門分野の『首都』に住もう!ということだ。
目次
自分の専門分野の『首都』に住むことで得られるメリット
実際に住んでみて、自分の専門分野の『首都』に住むことのメリットを並べる。
最先端を肌で感じれる
これは想像できるだろう。
『首都』はある意味では、その分野の究極のオタクが住んでいる。
彼らは、新しいものしか興味がない。
だから彼らとふれていると、自然に新しい情報が入ってくるのだ。
世界中から知識を持った人が見学に来る。
シリコンバレーに住んでると、日本からの経営者・ビジネスマンが多く訪ねてくる。
彼らもある程度の知識を持っている場合が多い。
そういう人たちは、自分以上に知識を持っている人も多い。
『首都』に住むことで、そういう人達からも学ぶことができるのだ。
さらに訪問してくれた人に、アウトプットすることで自分の知識はさらに深めることができる。
一流たちが育った空気に無意識に触れることができる
シリコンバレーにはある程度の収入がないと住むことはできない。
彼らと同じ空気に触れることで、無意識のうちにエネルギーをもらうことができる。
また住むことで、なぜここで起業家たちが育つのか、テクノロジーが育ったのかを理解することができる。
シリコンバレーの起業→バイアウト→投資などのエコシステム、カリフォルニアの温暖な気候、アメリカの広大な大地。
それら全てが、その土地を「テクノロジーの首都」にしたのだ。
人間は意識的に受け取ることよりも、無意識に受け取る情報のほうが100倍多いのだ。
だからこそ、あれこれ考えずに無意識にそのエネルギーを受けにいこう。
本物を毎日見ているだろうか
ここで大前研一さんと並ぶ仕事における思想家、今では世界のグローバルリーダーが集まるダボス会議に参加し、内閣官房参与をつとめる田坂広志さんの言葉を紹介したい。
パリで画家が育つ理由
遠い昔、ある著名な画家に聞いたことがあります。
なぜ、パリでは、
あれほど多くの優れた画家が育つのですか。
この問いを発しながら、私が予想していたのは、
次のような答えでした。
パリには、
優れた美術学校がたくさんあるからだよ。
しかし、その画家から返ってきた答えは、
私の予想外のものでした。
パリには、
本物の絵がたくさんあるからだよ。
その画家は、静かに、そう答えたのです。
ある「高み」にまで達したものを、
毎日のように、見る。
そして、知らず知らずに、
その「高み」を、自分自身の目標に重ねあわせていく。
その無意識の営みこそが、
一流のプロフェッショナルが育つための条件なのでしょう。
そのことを考えるとき、
一つの問いが、心に浮かびます。
我々は、毎日、「本物の絵」を見ているだろうか。
その問いが、心に浮かぶのです。
自分の専門分野の『首都』に住むということは、毎日「本物の絵」を見続けることができるということだ。
知らず知らずに、自分をその高みへ、導いてくれる。
「高み」に毎日触れることで、自然にその道が拓けるのだろう。
もし大きな夢や、成し遂げたいことがあるのであれば
自分がその分野で立っていくために一度は『首都』へ住んでみよう。
その経験が、後々きっと生きてくるはずだ。