Vol.4 白石新×中村あきら対談「ぼくたちが結婚を決意した瞬間。男性は結婚を「理屈」で考えるんだよ。」

Vol.4 白石新×中村あきら対談「ぼくたちが結婚を決意した瞬間。男性は結婚を「理屈」で考えるんだよ。」
2000人を超える女性にカウンセリングを行い、「女性性」と「自分らしさ」の解放をするスペシャリスト白石新さん。自身も30代後半で幸せな結婚をした経験と、女性カウンセリングで見えている現代女性の深い悩みから「現代女性の本当の幸せ」を説く。今回は、中村あきらと「parcy’s」講演会やメルマガでタッグを組み、結婚・出産・お金で悩む女性の人生を変える手伝いを行う。
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Vol.2「自分を満たしながら、男性の人生の転機を狙え!」はこちら
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中村あきらと白石新が結婚を決意したとき

白石新×中村あきら対談

あきら ここで、いただいた質問に答えていきたいなと思います。「ぼくたち2人とも結婚しているとのことですが、結婚を決意した瞬間はどういうときでしたか」。この質問に答えていきましょう。ぼくたちが結婚を決意した瞬間と、女性がパートナーにどう結婚を決意させればいいのか?というお話をしていきますね。あらたさんはどのようなときに結婚を決意されたのですか?

白石 ぼくの場合、自分自身が夢に向かって活動していた時期で、仕事が面白かったのですぐすぐ結婚したいとは考えていませんでした。ただ、ずっと一緒にいてくれる人が欲しいなとは思っていました。

実をいうと、彼女との結婚の話はずっと先延ばしにしていたんです。ですが、つき合っている期間が長くなるにつれ、プレッシャーがかかってきたり、外堀から埋められたりする状況になっていきました。いろいろと理屈をつけてはまだちょっと早いよとか、あれが叶ったら結婚を考えてもいいんじゃないか、なんて話をしていたのですよね。彼女にも直接「結婚にはあまり興味がない」と話をしていたこともあります。でも外堀は埋められていく。煮詰まってきて悩んだ時期がありました。

どうしたらいいのかわからなくて、夜中に一人で外に出て人生の先輩に電話をかけて相談しました。こういう状況で、ぼくはこう考えている、こう感じていると、まくしたてるように、たまっていたものを全部吐き出すように、30分くらいマシンガントークを聞いてもらいました。その間、電話越しにその方は「うん、そうかそうか」と話を聞いてくれました。そして、どう思いますか?って聞いたら、返事は一言「うん、それは考えすぎです」って(笑)。

そのとき、客観的に見て自分は考えすぎていたんだなと理解できました。一度クールダウンして冷静になって自分の状況を見たときに、もし今結婚しなかったら、この先たぶん一生結婚はしないだろうなと思ったのです。将来自分の人生を振り返った時、結婚をしない人生も選択肢のひとつだけど、結婚した人生も選択肢のひとつなんですよね。自分が受け入れられるのはどちらの人生かと悩んだ末に、やはり結婚した人生の方がいいなと思ったんです。結婚してダメになるかもしれないし、上手くいかなくなるかもしれない。でもそれは結婚してみないとわからない。初めてそこで冷静に自分を客観視できて、前向きになろうと思えたのです。そこからは早かったですね。結婚したのは38歳の時です。40代目前にして人生の岐路に立ったのですね。

中村あきら×白石新対談・インタビュー

あきら ぼくは結婚を決めたのは25歳のときでした。その頃、これから夫婦ふたりでがっつりビジネスを起こしていこうというタイミングでした。ぼくが大学を卒業した22歳のときに彼女と出会い、仕事のサポートをしてもらっていました。きっかけは当時の彼女、今の奥さんから結婚したいと言われたことでした。そこからぼくは、彼女をすごく試しました。例えば、オレ、浮気しちゃうかもしれないよ?みたいなことを言ったりもしました。本音としては、結婚した後、どんな状態でもぼくと一緒にいられるの?と思ったところでしたね。今までかっこつけていたところも、嫌な自分を出していたこともありました。

白石 石橋をたたき始めるような感じですね。

あきら そうですね。その後、じっくり話す機会があって、こんな自分でも一緒にいてくれるんだとわかったときに、結婚しようかという話になりました。一緒に仕事をしていてビジネスパートナーのような感覚でしたから、結婚を意識してお互いをもっと深く知る期間をつくりたかった。そして、結婚したらもっといい人生になってビジネスも上向くだろうと思ったんです。それで結婚の意思を固めました。あらたさんはパートナーに結婚を決意させるために、どのようなことをすればいいと思いますか?

自分ひとりで「結婚のイメージ」を膨らませて、男性には「理屈」で決意させよ!

白石新さん対談・インタビュー

白石 パートナーが葛藤している間、結婚後をイメージして楽しんでいてほしいですね。ぼくの実例で言うと、彼女側からしたら、普通はプレッシャーをかけたいと思うのですよね。「これはどうなの?あれはどうなの?いつするの?」というように、いろいろな側面からプレッシャーをかけたい時期だと思うんですよ。ところが、妻、当時の彼女はプレッシャーをかけていくのではなく、結婚までの過程をひとりでイメージしてワクワク楽しんでいたらしいのです。結婚指輪をひとりで見に行ったり、店員さんと結婚の話であれこれ話が盛り上がったりして楽しんだという話を聞いて、「すごいな」と純粋に思いましたね。結婚式場はこういうところで、こんなふうにできたらいいな、なんていうところも調べていました。そういうふうにひとりで楽しんでいたのが、本当にありがたかったですね。そうすると、ぼくが結婚の意思が固まり、結婚しようとなったときに、ふたりで決めなければいけないと思っていたことが、もう決まっているわけです。彼女がイメージしていたことにぼくがOKを出したら、そのまま進めていくだけでしたから僕にとっては本当に楽ちんで、ありがたかった。女性からしたら意外かもしれませんが、本当に嬉しかったですね。ですから、勝手なイメージでいいのでどんどん膨らませていって、自分ひとりで楽しむことをおすすめしたいですね。

あきら そういうのは横目に見てプレッシャーになりませんでしたか?

白石 なりませんでしたね。見えないようにやっていましたから。

あきら では、見えないようにすることが大事ですね。

白石 大事ですね。チラチラ見せているとプレッシャーになるので、あくまで非公開で。自分の中での楽しみとして勝手にやっていてくれるのが大事ですね。

あきら その間に、その人なりに結婚のことを考えてくれているのですよね。

白石 その間、男性もひとりでもやっとしているので、放っておいて楽しんでほしいなと思います。そうすると楽しそうな雰囲気が伝わってきて「あ、この子は僕が落ちていても、一緒にいる時間を楽しんでくれるんだな」と愛おしく感じます。

白石新×中村あきら対談

あきら 結婚となると男性はやはり考えますよね。そして、一人で考えたいですよね。ぼくの場合は、男性は理屈でものを考えると思うのですよね。理屈で考えたときに、結婚するメリットって2つくらいしかないと思うのです。仕事がうまくいくことと、子どもができること。だからデキ婚も全然問題ないと思っています。男性は何もない状態での結婚はリスクしかない気がします。普通につき合うのだったら彼女のままで十分ではないですか?普通に暮らすのなら同棲して彼女のままでもいいですよね。それに結婚を持ち出すと契約関係になるから、リスクしかないと理屈で考えてしまうのですよね。デキ婚なら、子どものためにお父さん・お母さんが必要だよね、だから結婚しよう、って理屈が通るんですよ。parcy’sプログラムで継続して相談を受けることがあります。パートナーと結婚の話をしていても、半年、過ぎているのに決まらないという人、たまにいるんです。そういう人には子どもを作ったらどう?と伝えています。そうすれば、一瞬で結婚が決まるからと。

だから、理屈はすごく大事で、男性の理屈を用意してあげればいいんです。結婚することであなたの人生も仕事もこれだけ上向くよという主旨で見せてあげるといい。実際、仕事をする上で体調管理は本当に大事だったりするし、パートナーがいれば体調に気をつかってくれますよ。

白石 スポーツ選手が結婚する理由も、そういうサポートをしてくれる人がいいって言いますよね。僕が結婚を踏みとどまっている時に、結婚の良さについてプレゼンしてくれって妻に言ったことがあります(笑)。パワーポイントとかで、ここでこういう風に何パーセント人生が上向きますよって説明してほしいって。今となっては笑い話ですが、本当にそう思っていた時期もあるんです。男性はそういう理屈が必要だと思います。

あきら そうですよね。女性は心で結婚したいと思うかもしれませんが、男性は頭で結婚の良さを理解したいのですよ。結婚の良さとか、結婚の必要性を頭で理解したいのです。男性に結婚を決意してほしいならまずはそこから始めることが大事です。

次回は、「Vol.5 あげまん女性は男性のビジョンの「登場人物」になる!」をお届けします

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