神様、自分では変えられないことを受け入れる平静さと、自分に変えられることは変える勇気と、そしてそのちがいが分かるだけの知恵をお与え下さい。
【マイケル・J・フォックス】
この言葉は、映画「バック・トゥ・ザ・フィーチャー」で有名な俳優マイケル・J・フォックスがパーキンソン病との闘病のときに語った言葉だ。
あげまん女性は男性に対して、育てられるところは踏み込んで関わる勇気と、育てられないものは受け入れる平静さと、そしてそのちがいが分かる知恵を持っているんだよね。
ぜひそんな知恵をあなたにも知っておいてほしい。
今日は、男性の「育てられるところ」と「育てられないところ」の違いを紹介しよう。
あげまん女性が育てられないところ
【育てられないところ①】受けれ入れよう。その人がなりたい以上の男性にはその人はならない
まずは前提として、伝えたいのがあなたがどんなにその人に才能を見出したとしても、その人がなりたい以上の男性には決してならないということだ。
とく女性から受ける相談に、「彼は才能があると思うんです。でもこうしたほうがいいっていつも言うんですけど一向に動かなくて・・・」。
というものがある。
そのときにぼくが聞くのは「その彼は、それになりたいと本当に思ってるの?」だ。
いくらあなたがたくさんの優秀なビジネスマン、経営者、成功している人を見てきたとしても、その人がなりたいと思わなければあなたのアドバイスや言葉は全く届かないよ。
だから男性を育てようと思うのだったら、まずあなたは聞かないといけない「あなたは人生でどこを目指しているの?」
その人が日本一になりたいんだったら、そのサポートができる。その人が世界一になりたいんだったら、そのサポートができる。
でも、あなたがどんなに素晴らしい知識や情熱を持ってても、サポートができるのはその人がなりたいものの範囲だけなんだ。
【育てられないところ②】あきらめよう。素直じゃない男性にはあなたはどんな影響も与えることはできない
育てられないところとして、その人が持っている人間性がある。
その筆頭なのが、「素直さ」だ。
素直じゃない男性には、いくらあげまん女性でも育てることができない。
その人にはその人の「正しさ」や「常識」があるのだ。
だから、素直に話を聞けない状態の男性なら、あなたの言葉は決して届かないだろう。
ただ、そんな男性も変わるときがある。
それは人生で大きく傷つくことがあるときだ。親の死や最愛の人との別れ、お金がなくなったり、病気になったり、どん底になること。
こういった人生に深く傷ついた経験は男性は変わるきっかけになることが多い。
あなたの言葉ではその人は変わらない。でも、その人の人生のどん底のときはその人の素直さの度量があがるタイミングだ。
男性のどん底のときに、その人の様子を見に行こう。
それはあげまん女性の一つの戦略だよね。
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あげまん女性が男性を育てられるところ
次に、育てられる点について紹介する。
【育てられるところ①】その人の夢を、多くの人を巻き込む「志」に変えることができる
その人のやりたいことがある前提で、あげまん女性はその人の夢を多くの人を巻き込む形に変換することができる。
男性の夢は、とにかく最初は利己的なものが多い。
世界一になりたい!有名になりたい!モテたい!社会を見返したい!といった感じだ。
男性はこういった夢をエネルギーにしてがんばるんだ。
女性のあなたからすれば、子どもっぽいと思うかな?
でもね、男性はこれでいいんだよ。ずっと利己的でいいんだ。
それがエネルギー源なんだから、そのエネルギーがなくなっちゃうと前に進めなくなっちゃうんだよ。
その利己的な夢を周りが共感するような言葉や魅せ方にあなたが変えればいいだけなんだ。
あげまん女性は、こういった個人の夢を、社会が受け入れやすい「ビジョンや志」に変えることができる。
その男性の個人的な夢を、多くの人にとっての憧れやモデルに変えられるんだ。
彼はずっと子どもでいいんだよ。彼の言葉をあなたが「大人の言葉」に変えればいいだけなんだ。
【育てられるところ②】その人の言葉を、多くの人を共感させる「ストーリー」に変えることができる
多くの男性は、自分がやってきたことや誇れるものを「自慢」という形で話したがる。
でもそれだと、多くの人には伝わらない。
あげまん女性は、この男性の誇れるものを「ストーリー」で伝えることができる。
男性は理論で伝えることができるし、女性は心で伝えることができる。
女性のあなただったらそんなに難しいことではないはずだ。
あなたがその男性の人生に共感したことを、多くの人にも同じように共感できるように伝えてあげればいいだけだよ。
【育てられるところ③】その人の印象を、多くの人を好きになる「ブランド」に変えることができる
女性が変えることができる一番のものは、男性の「印象」だ。
だから、出会った直後の印象で男性を判別するってことはとてももったいないことなんだよ。
男性は結果が出てないときほど、自分の印象にはこだわらない。
というか第一優先が、格好や印象ではないんだ。
まずは自分の仕事ややりたいことで結果を出すことが大事なんだ。
結果を出した男性は、印象を良くすることの優先度が高くなるからモテるだけなんだ。
その人の姿や「印象」は、あなたがすぐ変えることができるんだよ。
だからあなたが見るべきはその人の器であり、その人の目指したい場所なんだ。
その男性の人柄と、その人の目指したい場所にマッチした印象をあなたが与えることで
その人はどんどん成功していくよ。
そして多くの人に好かれるブランドになっていくからね。
男性を育てるということは、その人を成長させるということではなく、その「男性」と「社会」をつなげること
覚えておいてほしい。
あなたや他の誰かが、男性を成長させるなんてことは本当の意味ではできないんだ。
その人はその人自身にしか成長させることはできないんだよ。
世の成功した男性の奥さんは、男性を育てたというかもしれない。
ぼくも女性に育てられたからこそ成功したと思ってる。
でもそれは、その人から成長させてらもらったわけじゃないんだよ。
男性と社会をつなげてもらったということなんだ。
もし男性を成長させたいと思うなら、あなたが成長すること。
そしたらそんな成長するあなたを見て、相手も成長したいと思うはずだよ。
世に言われる「男性を育てる」ってことは
社会と男性をつなげるってことなんだ。
あなたができること、ひいてはあげまん女性ができることはそれなんだ。
あなたのパートナー、あなたの周りの多くの男性を社会とつなげてあげてほしい。
多くの男性を育てるあげまん女性であってほしい。
それがこのparcy’sプログラムでのぼくの願いだ。
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