セックスレスの悩みの本質は、セックスでしか愛情表現できないパートナーシップにある

年間400万人読むparcy’s noteの読者には、セックスについての悩みも多い。
特に多いのがセックスレスについての悩みだ。

セックスレスについての悩みは様々だ。
「スキンシップが少ないのに彼はAVを見ている」から始まり、「子どもが生まれてからセックスレスになっている」など多くの悩みがある。

ぼくが伝えたいのは、その悩みの本質は、セックスでしか愛情表現がないパートナーシップにある。

セックスレスで悩んでいる女性の悩みの本質は、愛情表現の少なさ

セックスレスで悩んでいる女性の悩みの本質は、愛情表現の少なさ

parcy’sのたくさんの研究や事例では、セックスレスは必ず「女性から始まる」ということが分かっている。

流れとしては、

①付き合いや一緒にいる年月が多くなり女性がセックスを拒否をする日が増える
②男性側がその拒否に対して傷ついたり怒ったりする
③女性側がセックスをしたくなったとき次は男性もタイミングが合わなかったり仕返しの気持ちもあり拒否する

これを繰り返していくとセックスレスになる。
もちろん個人差もあるが、たくさんの事例から統合していくとこのパターンになる。

ここで大切なのは、セックスレスで悩んでいる人と悩んでいない人がいるということがとても重要だ。
年月を重ねてセックスの数が少なくなっているのを悩んでいる夫婦やカップルもいれば、悩んでいないカップルもある。

セックスをしていないけど、セックスレスについて悩んでいない夫婦は、日常の愛情表現が多い。日常における愛情表現が多いから、お互いセックスをせずとも愛を感じている。

愛情表現の方法が多いか、日常的に愛情表現の回数が多く、セックスの価値が数ある愛情表現の一つに過ぎないのだ。

つまりセックスレスで悩んでいる女性の悩みの本質は、愛情表現が少ないと感じていることなのだ。そしてその問題はセックスではなく、セックスでしか愛情表現がないあなたのパートナーシップにある。

 

セックスでしか愛情を感じられないパートナーシップは、セックスがなくなると愛そのものを感じる機会がなくなってしまう。だからセックスレスに悩んでしまうのだ。

パートナーシップにおける「察して」は冷戦の始まり

まずはセックスを拒否することにおける感情的なしこりを残さない方法を女性に伝えていきたい。

多くの女性が「生理 」だったり「体調の悪さ」、「出産期による体の変化」を男性に説明せずにただセックスだけを拒否している。
その根底には「察してほしい」という想いがあることは分かっている。

ただこの「察してほしい」という行動がパートナーシップを悪くする大きな原因になることが多い。
パートナーシップは鏡であり、自分が発したものが返ってくるのだ。

あなたが「察してほしい」と発したら、男性にも「じゃあ俺の性欲やセックスしたいという気持ちも察しろよ」という気持ちや感情のしこりが芽生えてしまうのだ。

その感情のしこりが、あなたが次にセックスをしたくなったときに男性も残ってしまっていて「仕事で疲れてる」「今はタイミングじゃない」「自分がしたい時だけかよ」という言葉になって返ってくる。

大切な人からの拒絶は、見知らぬ人からの拒絶よりも悲しみは大きい

初妊娠・出産後の関係性の悪化は、「男性の不安や弱さ」を置き去りにすることによって起こる

なぜこのような言葉になって返ってくるかというと、男性が繊細だからという答えが多いが、それよりも大切な人から愛を拒絶されるというのは、見知らぬ人からの拒絶よりも悲しみが大きいからだ。

傷ついた分、悲しかった分、感情的な反発は大きい。

そうならないためには、あなたの口からしっかりと説明することだ。
「最近生理痛がひどくて」「出産期は出産準備で体が受けつけないみたいなの」などしっかりした理由をちゃんとあなたの口から伝えることだ。

「あなたのせいじゃないよ、ごめんね」と相手を受け止めてあげたら、「そうなんだね、分かった」と相手も拒絶を感じない。

これがしっかりと理由も言わずただ拒むだけだったら、相手は拒絶されたと感じるだろう。また、あなたの気持ちや身体の状態を伝えたいからといって「この本読んどいて」とか「このサイト読んでて」とか情報を渡されても男性は怒りだけを覚えるだけだ。

しっかりとあなたの口から説明することで、男性は愛を感じるようになる。

セックス以外の愛情表現を増やしていくことで、セックスレスが気にならなくなる&セックスが増える

セックスレスになったら、相手を喜ばそうとかセックスが上手くなろうとする方法を考える女性が多いが、それよりも大事なのは二人で「話し合い」、日常の愛情表現を増やしていくことがはるかに大切だ。

女性は特に、性的な触れ合いと同じくらい、非性的な触れ合いが愛情を感じる上でとても大事だ。

例えば
①手をつないで歩く
②二人で座るときに密着して座る
③一緒のベッドで寝る

このようにセックス以外での体の触れ合いを増やすことは、女性が愛情を感じる上でとても大切だ。

また普段の言葉でも愛情を感じるようにすることはできる。

①「ママ」「パパ」ではなく「下の名前」で呼び合う
②「おはよう」とちゃんと挨拶をする
③「愛してる」と毎日言い合う

例えば下の名前で呼ぶことで愛情を感じるホルモンが15%上がるという実験結果もある。このように日常の言葉というのは愛情を感じる上でとても大事なのだ。

二人で話し合い、二人で良くなっていくこと

二人で話し合い、二人で良くなっていくこと

parcy’sでは、察する男性に育てるためには「自分がほしいものを伝え続けること」だと伝えている。

あなたが何を求めているか、男性にきちんと伝えることだ。
「もっと一緒に歩くとき手をつないだり、くっつきたい」「下の名前で呼んでほしい」「愛しているってお互い一日一回は言うルールをつくろう」という風に、二人で話し合って、二人で良くなっていくことを意識することだ。

そしたら男性もあなたが何を求めているかが分かる。仕事で余裕が出たときとかにふと思い出して「察して」くれるときも出てくる。

結婚とは、恋愛ではなくて家族であり共同プロジェクトなのだ。
お互いが伝え合い、お互いが聴き合い、価値観や考えを一生かけてすり合わせていくもの。あなたが変わることで、パートナーも変わってくる。

ただしそれは、あなたが先に変わる必要がある。
あなたが出したものが返ってくるのがパートナーシップだから。

あなたが愛情表現が豊かなパートナーシップを築くことを願っているね。
今日もあなたが「太陽」のように周りを照らしますように^^

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