「最近の大企業の関心は、オープンイノベーションだよ」ある大手監査法人のAさんから聞いたリアルな話。

日本の「オープンイノベーション」の生々しいリアルな話。

先日、日本の投資家イベントである大手監査法人のAさんに色々話を聞いた。
大手監査法人のAさんは、大企業やスタートアップをつなげたり、スタートアップに投資をしたりするのが主な仕事だ。

そんなAさんに、「最近の日本のトレンドはどんな感じですか」って具合に聞いてみた。

そしたら、

「最近の日本の大企業の関心は、オープンイノベーションだよ。みんなオープンイノベーション、オープンイノベーションってバカみたいに言ってる。」

そもそも、オープンイノベーションって?

最近は、スタートアップと大企業の協業がものすごいトレンドだ。
その理由は、時代のスピードの変化がはやいことにある。
例えば、音楽にしてもCD→DVD→MD→ダウンロードというようにデバイスがものすごい早さで変わっていく。そんな中、大企業が自社で新しいサービスを開発して、それを承認してってすごい時間がかかる。

開発してる間に、次のハードに(携帯からスマートフォン変わったように)移ってしまう。
だから、そのスピードを補うためにスタートアップと協業するオープンイノベーションがトレンドという訳だ。

大手監査法人Aさんによると
「要は、新規事業も立ち上がらない。M&Aもうまくいかない。だから、次はオープンイノベーションってわけさ。」

大企業は新規事業に向かない?

nanapiけんすう

そういえば、nanapiのけんすうさんのインタビューで「大企業は新規事業に向かない」ってインタビューがあった。参考まで。

― なぜ大企業は新規事業に向かないのでしょう?

そもそも新規事業なんて成功しないというのが基本で、「たまたま当たった」なんていうマグレは生み出せないと思っています。可能性は高められるんだけど、いろんな要素が絡みすぎている。

ただ、ひとつ大きいのは「会社の文化」みたいな点と、「サービス」がマッチするかで当たる、当たらないかが決まるんじゃないかと思っています。
ベンチャーのほうが新規事業に向いているのは、ベンチャーはサービスと会社が一致しているところから始まるので、会社文化とサービスがきちんと一致しているのだと思うんです。

ただし、すでに大きくなった企業は、文化が固定されてしまっているので、難易度があがると思うんですね。
この人がこのサービスをやるから当たる、というのがあっても、人も組織も決められている中で新しいサービスを当てるというのは、すごく当たる可能性のパーセンテージを減らしてしまう気がしていて。難しいなと。

「大企業は新規事業に向かない 」 nanapiけんすう氏が成功しなかった理由

確かに、文化が凝り固まってる中で新しいものをつくるってすごく難しいよね。
日本の教育や政治を見てるとわかりやすよね。

逆にスタートアップは、新しいことをするのがいかに簡単か。

オープンイノベーションは、既存事業の周辺事業が多い

大手監査法人Aさんは、続けて語ってくれた。

「いいかい。他社と協業するには3つの領域がある。

①既存事業の真ん中を協業する
②既存事業の周辺を協業する
③既存事業とまったく違う部分を協業する

オープンイノベーションに一番多いのが、②既存事業の周辺を協業することさ。」

あきら「それはなんでなんですか?」

「簡単なことだよ。本幹部分を協業したら、社内政治が大変だからさ。
コンプライアンスはどうするんだ、どこの部分を分けるんだ。成功したらどうお金を振り分けるんだってね。
手続きやほかへの説明が大変すぎるんだよ。」

不動産だったらIot、テレビだったら動画

「例えば、不動産業界だったらIotスタートアップと、テレビ業界だったら動画スタートアップと組むという具合だね。

ただ、オープンイノベーションに必死なのは、低迷してる業界だね。
みんな何か新しいものを作らないと業界全体で落ちていくのが目に見えてんだ。」

なるほどー。
大手監査法人Aさん、大変勉強になりました。

やっぱり、中でやってるリアルな人の声は違うね。
生々しい背景を感じたよ。

アドテック東京でも、「オープンイノベーション」について語るよ

中村あきら登壇プログラム大企業×スタートアップによるデジタルマーケティングの飛躍

アドテック東京でも、オープンイノベーションについて語るよ。

大手監査法人のAさんは出てこないけど、生々しい話を聞けたらいいな。

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中村 あきら

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