【書評】雇用制度なんてクソくらえだ!『我が逃走』家入一真著


雇用制度なんてクソくらえだ!

『我が逃走』家入一真著(平凡社)を読んだ。

都知事選出馬などで有名な家入さんの「こんな僕でも社長になれた」に引き続き、第2弾の自伝だ。

今回は、都知事選の裏側、上場した後の新しい事業の挑戦や失敗が多く書かれてあるのですごくおすすめだ!

僕らはもっと自由に、もっと身軽に働けるんじゃないか。

この1ページがすごい!


僕は、ノマドをひとつ発展させて、「ノマド同士がプロジェクト単位で集まり、プロジェクトが終わると解散する」、そんな「組織」の枠組みをつくることができないかと考えていた。

(中略)

僕がイメージしたそんな組織と、「会社」との違いを端的にいうと、それは「雇用しない」ということだった。僕は正直、パーティカンパニーで懲りていた。みんなを解雇しなければいけなかったあの悲しく、つらく、重たい日々。

「どうして私がクビにならないといけないんですか?」
「来月から生活ができません」
「採用したときと言ってることが違う」
「自分から役員にするとか言ったくせに」
「家族がいるんです」

スタッフに罵倒されながら僕はひらすら頭を下げ続けた。
ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい・・・。

でも僕の中では同時に、ちょっとした疑問も芽生えていた。僕は「雇用主」という立場ではあったけれど、自分も社員も、みんな対等だと思っていた。もちろん、雇用する側が無責任だっていいじゃん!なんて言いたいわけじゃない。

なんて言ったらいいんだろう、「僕が協力してほしいから、お金を渡して働いてもらう」「払えるお金がなくなったら、協力関係は終了する」。非難を承知のうえで言えば、なんとなく、そんな感覚があったのだ。

ともかく僕はもう、誰かを「雇う」ということはしたくなかった。
従来の「雇う-雇われる」の関係性をアップデートして、もっと身軽で新しい関係性をつくり出すことはできないだろうか・・・。

(中略)

「雇用制度なんてクソくらえだ」

思い切って言ってしまうと、そこから自分の視界がパッと開けることがある。

僕らはもっと自由に、もっと身軽に働けるんじゃないか。

—『我が逃走』組織をアップデートより

 

この経験はぼくにもある。
ぼくの本「東京以外で、1人で年商1億円のネットビジネスをつくる方法」にも書いたが、社員がいたころ雇う側、雇われる側という関係性ではなく友人として接するよう努力した。

しかし、ぼくも20代という若さだったことと、日本の労働者有利の法律がそれを難しくさせていたことが後でわかった。

今海外に行って、アメリカを初め、色んな国の雇用法を見て思うことは、
日本の雇用法は若い経営者にとっては良いものではない、ということだ。

もっと40代、50代などの高齢経営者にとっての軸になっている。
日本にとっての「会社」とは、学校であり家なのだ。
日本にとっての「経営者」と「社員」とは、親であり、子なのだ。

だから日本の雇用法は子供たちを守るための法律なのだ。

50代の経営者に言われたことがある。
「きみが50代の経営者だったら社員と大きな問題は起こらなかっただろう。その時はきみには父性が芽生えてる状態だろうから。」

日本の雇用法は、ある程度の年齢にいった時に社員と経営者がマッチするようにできているのだ。

 

経営者も安心ができる国で会社を設立しよう!

日本では融資を受ける際は、必ず連帯保証人の判が必要だ。
これは、もし会社がお金を払えなかったら、社長個人で払ってくださいね。というものだ。
また会社が倒産したときに、個人のお金も差し出さなきゃいけない。

例えば、アメリカのネバダ州(ラスベガス付近)では、会社のためにとった行動に対して、経営者が個人責任を負う必要はないという法律が定められている。
そうすることで若い人たちの起業家マインドを保護しているのだ。

 

将来は、自分の価値観に合った法律がある国で会社を設立する人が増えるかも知れない!

今の若い人たちは、どんどん海外に出ていっている。
もはや日本だけじゃなく、色んな国の働き方を見ているだろう。
日本人の若い人達が色んな国で起業していっている。

ぼくは、日本で仕事がしたくても日本で起業しなくてもいいと思っている。
現時点では、日本よりも他の国の方が、起業に向いているとも感じる。

色んな日本人が色んな国で起業していき、彼らの成功や失敗がシェアされていくだろう。
将来は、自分の価値観に合った法律がある国で会社を設立する人が増えるかも知れない。

そしてその国の法律を土台にした、また日本人がつくる「新しい組織」ができるだろう。

そんな情報が回ってくる未来がまた楽しみだ。

 


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中村 あきら

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