次々に事業を興すことで成功した世界のシリアルアントレプナー(連続起業家)トップ10

実は、ぼくは最近シリアルアントレプレナー(連続起業家)なのだ。

「シリアルアントレプレナー」とは、
アントレプレナー(起業家)の中でも、特に連続して何度も新しい事業を立ち上げる起業家を指す言葉です。 シリアル(serial)は「連続的な」の意、日本語では「連続起業家」と訳されます。

ジパングを売却してから、様々な事業を立ち上げをおこなっている。
最先端のブロックチェーンの事業から、今までやってきたEC事業、それをアドバイスするコンサルティング事業、さらにシニア向け事業など7~8個の事業を行っている。

ぼくはジパングを売却してから、自分は0→1をつくることが好きなのだと知った。
まさにこのシリアルアントレプレナー (連続起業家) は、0→1を連続してつくりあげる仕事だ。

今日は、そんなぼくが目指す先、世界のシリアルアントレプナートップ10を紹介する。

世界のシリアルアントレプナー(連続起業家)トップ10

起業家は新しいアイデアを思いつき、それを元にビジネスをスタートさせる。
彼らは自分自身のアイディアを形にするために、安定的な収入を投げて、素晴らしい報酬を目指してる。

シリアルアントレプナー(連続起業家)はくり返しこの課題と向き合っている。

いったん特定のビジネスが完成すれば、彼らはそのビジネスを売却か委託して、他の仕事へと移っていく。
同時に、彼らは次の可能性のある大きなことに集中しようとするのだ。

アンディ・ベクトルシャイム(Andreas von Bechtolsheim)

アンディ・ベクトルシャイム
出典: http://ceoworld.biz/
サン・マイクロシステムズの共同創設者。1982年にこの会社を創設し、10億ドル(1000億円)ビジネスへと導くきっかけとなる人物だ。1995年には退職し、ネットワークスイッチを製造したグラナイトシステム(Granite Systems)を設立した。1年経たないうちに、2億2000万ドル(220億円)でシスコシステムに買収された。彼は2001年にキーリア(Kealia)と呼ばれるサーバー技術会社を立ち上げたが、2004年にサン・マイクロ社に買収され、彼はサンマイクロチームに戻った。

その後、2005年には、ハイスピードネットワーク企業のアリスタネットワークス(Arista Networks)を共同設立した。彼はまた、科学技術をスタートする多くの会社に投資しているベンチャー資本投資会社であるハイバーベンチャー(HighBAR ventures)とも共同設立した。彼は、グーグルの前身であるグーグ(GOOG)が企業として設立される以前に10万ドル(1000万円)を投資していて、1998年のグーグルの初期投資家の一人でもあった。

2015年時点での彼の総資産は、約47億ドル(4700億円)である。

リチャード・ブランソン(Sir Richard Branson)

リチャード・ブランソン
1970年までに遡る複合企業体ヴァージングループの創設者。当時20歳のリチャード・ブランソンはメールオーダーレコードビジネスをスタートした。

現在、ヴァージングループは200企業を所有し、それぞれの企業は異なった株主が保有している。彼の多角的なビジネスは、多様な商品とサービスに及ぶ。ヴァージンブランド傘下で成功したそれぞれの企業(ヴァージンアトランティックやヴァージンミュージック)に対して、成功を収めなかった企業(例えば、ヴァージコーラ、バージンブライズ、ヴァージンウォッカ、ヴァージンクロージングなど)が多くある。

ロッド・ドラリー(Rod Drury)

ロッド・ドラリー
出典: http://greatthingsgrowhere.co.nz/

ドラリーは科学技術分野でニュージーランドを拠点とする連続起業家だ。 1995年、彼はグレイジアシステムズ(Glazier Systems)を設立し、ソフト開発とコンサルタントサービスに焦点を当てた。彼は最終的に700万ドル(7億円)で1999年に売却。彼はその後アフターメール(AfterMail)を設立し、2006年にはクエスト・ソフトウェアに1500万ドル(15億円)で譲った。

サービスソフトウェア会社(SaaS)としてシーロ(Xero)を引き続き2006年に立上げた。彼はまた、パシフィックファイバーと呼ばれる企業を共同設立し、成功はしなかったものの、アメリカとオーストラリアとニュージーランドをインターネットケーブルで結ぶ試みも行った。

ヤヌス・フリス(Janus Friis)とニクラス・ゼンストローム( Niklas Zennström)

ヤヌス・フリスとニクラス・ゼンストローム
数々の科学技術ベンチャーにで有名なスカンジナビア起業家。

カザ(Kazza)と呼ばれている、ピア・ツー・ピア・ファイルシェアリングサービスは彼らの発明品だ。この2人は、最初の優れたコンピュータ間のボイスやビデオ会話サービスであるスカイプ(Skype)で注目の的になった。彼らは2005年にスカイプをイーベイ株式会社(EBAY)に26億ドル(2600億円)で売却した。

オマー・ハモウイ(Omar Hamoui)

オマー・ハモウイ
ハモウイはペンシルベニア大学のワトソン校で、MBAプログラムの一つを中退し、4つの企業を創設した。
一番きわだったものは、アドモブ(Admob)だ。これはモバイル広告ネットワークプラットフォームである。

アドモブは2009年に7億5000万ドル(750億円)でグーグルに買収された。彼の事業は、モバイルフォトシェアリングネットワーク(フォトチャッター(fotochatter))も含んでいる。彼は現在、ベンチャー投資会社セコイア(Sequoia)のパートナーである。

ウェイン・ハイズンガ(Wayne Huizenga)

ウェイン・ハイズンガ
26億ドル(2600億円)の総価値があるアメリカビジネス巨頭は、すべての財産の一部の500企業である3つのマルチ・ビリオン・カンパニーの設立で、貸方に記入されている。

それらは、たった1台のごみ収集トラックから始まった会社で、1968年に設立され、ウェイストマネージメント会社を含む。1987年に大ヒットとなったビデオにもそのトラックは出演していて、映画レンタルチェーンの先駆けになっている。1996年のオートネーション(AutoNation)は、アメリカでの最大のカーディーラーになった。彼は3台のスポーツフランチャイズを所有。マイアミ・ドルフィンズ、フロリダ・マーリンズ、そしてフロリダ・パンサーズである。彼はまた、6つの成功しているNYSEリストに載っている企業の設立も手がけた。

ジョッシュ・コペルマン(Josh Kopelman)

ジョッシュ・コペルマン

コペルマンはワートン時代に活発に起業した。1992年に彼はインフォナーティックス(Infonautics Corp.)を設立し、1996年に上場に成功。その後数年のうちに、オンラインビジネスを立ち上げた。古本、ミュージックガジェッツのハーフ・ドットコム(Half.com)や、アンチスパムシステムであるターン・タイド(TurnTide)がそうだ。

ハーフ・ドットコム(Half.com)は設立後1年もたたないうちにイーベイ(eBay)に買収され、ターン・タイド(TurnTide)は半年でシマンテック(Symantec Corp. (SYMC))に買収された。コペルマンはここ最近ファーストラウンドキャピタル(First Round Capital)の取締役であり、20年間インターネット企業に出資している。ミント・ドットコム(Mint.com)やスタンブル・アポン(StumbleUpon)などだ。

マイケル・ルビン(Michael Rubin)

マイケル・ルビン
2015年での想定総資産額は27億ドル(2700億円)であり、マイケル・ルビンはインターネットとスポーツのシリアルアントレプレナーである。

ルビンは大学入学前でさえも、ペンシルベニア州、ラファエッテ・ヒルの故郷で5つのスキーショップチェーン店を所有していた。後の1995年には、年商5000万ドル(50億円)に達したKPRスポーツ用具会社を設立した。1998年のグローバルスポーツ(Global Sports)(後に、GSIコマースという呼び名になった。10億ドル(1000億円)イーコマースベンチャー)ベンチャーは、イーベイ(eBay)に24億円(2400億円)で買収された。その後、イーベイ(eBay)はルビンへ3つの企業を手放した。ルビンはその3つを合わせて、現在のキネティック(Kynetic)を創立させた。

ファナティックス(Fanatics, Inc.、スポーツ用品販売)、ル・ラ・ラ(flash sale site、フラッシュセールサイト)、ショップランナー(ShopRunner、会員制オンラインポータルサービス)がそれである。ルビンはまた、フィラデルフィア・セブンティシクサーズバスケットボールチーム(the Philadelphia 76ers basketball team)とニュージャージーデビルスホッケーチーム(the New Jersey Devils hockey team)にも投資している。

ザ・サムワー・ブラザーズ(The Samwer Brothers)

ザ・サムワー・ブラザーズ
起業家精神というのは真新しいアイデアではない。最高の実践の場を借り、完璧に実践するものでもある。ドイツで、ザ・サムワー・ブラザーズのアレクサンダー(Alexander)、マーク(Marc)、そしてオリバー(Oliver)が、イーベイ(eBay)のレプリカとして知られていたアランド(Alando)を設立した。最後には5000万ドル(50億円)でイーベイ(eBay)に売却された。

2000年に創設された次のベンチャーはジャンバ!(Jamba!)で、SMSモバイルコンテンツを提供し、呼び出し音やオンラインゲーム、オンラインデートやモバイルフォンの保証サービスも含んでいた。ジャンバ!(Jamba!)は2億7000万ドル(270億円)でベリサイン(VeriSign)に売却された。

2007年には、ロケットインターネットSE(Rocket Internet SE)を設立し、グローバルローカルマーケットで世界的ビジネスを成功させるための親会社として機能した。現在では、フッドパンダ(Foodpanda)、ホーム24(Home24)、スポットキャップ(Spotcap)、ハローフレッシュ(HelloFresh)などの様々なインターネット企業への財政基盤構築を行い成功をおさめている。ザ・サムワー(The Samwer)はまた、2008年、フェイスブックへの初期投資企業でもある。ザ・サムワー・ブラザーズの総資産額は少なくとも12億ドル(1200億円)である。

オプラ・ウィンフレイ(Oprah Winfrey)

オプラ・ウィンフレイ
出典: http://hookedoneverything.com//
有名なアメリカ博愛主義者で、メディアリーダー、起業家、受賞トーク賞「オプラ・ウィンフレイショー」でよく知られている。

地方テレビ局のキーマンとしてキャリアをスタートさせた。1986年に、彼女はファーポプロダクション(Harpo Productions, Inc.)を設立し、1988年からずっと「オプラ・ウィンフレイショー」の利権を保有して、彼女の起業家ベンチャーの基礎を確立した。1990年代の終わりまでには、彼女は4億1500万ドル(415億円)の価値のあるショービジネスで、一番の富豪女性となった。彼女はケーブルテレビ局オキシジョン(Oxygen)の共同設立者で、オプラ・ウィンフレイネットワーク(Oprah Winfrey Network (OWN))を2011年に開始。「オー、オプラ・マガジン」を代表として、著書は5作品ある。

まとめ: 社会を喜ばせる会社をたくさん作った起業家もまた「偉業」

シリアルアントレプレナー(連続起業家)は、自分の得意な分野好きな分野にずっと居続けることができるのだ。
今までの経営の価値観は、会社を興したら大きくして、上場して、同じ会社をずっとやり続けるという価値観が主だった。

ただ、ぼくも経験してわかったことだが、会社を立ち上げるフェーズと会社を大きくしていくフェーズでは、経営者の特性も好みも大きく変わってくる。
ぼくは社員をたくさん持って会社を育てるという仕事が合わなかった。

新しいものを立ち上げ続ける仕事というのは、とても楽しいのだ。

シリアルアントレプレナー (連続起業家)は、その特性と好みにかなり適してる。
会社を大きくすることだけが経営者の偉業ではない、社会を喜ばせる会社をたくさん作った経営者もまた偉業なのだとぼくは思う。

ぼくと同じように、会社を育てるのではなく、立ち上げるのが好きだという人がいたら、ぜひシリアルアントレプナー(連続起業家)を目指してみよう!
あなただけしかできない世界の変え方がきっとあるはずだ。

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