Synthetic Biology(合成生物学)とは


Synthetic Biologyとは、英訳すると合成生物学となり、別名で構成的生物学や構成生物学とも呼ばれる。
合成生物学は、生物学の幅広い研究領域を統合して生命をより理解しようとする学問で、現在のバイオテクノロジー領域におけるトレンドのひとつとなっている。
近年では科学と工学との融合により、自然界には存在しない分子やシステムを人工的に作り出し、これらを利用、応用して研究をしているのである。

現在、研究開発を行っている機関はシリコンバレーのバイオテクノロジー業界を始め、200以上になるといわれている。
しかし一方で、この研究分野は緒に就いたばかりであり、産業応用に向けての技術的なハードルも高く、理解者が少ないが故に未知のリスクが潜んでいる可能性も否定できない。

またこの分野の研究推進や産業応用については、技術的課題以外にも生命倫理、社会的受容といった社会的要因も大きく影響するといった問題も潜んでいるのである。

最近増えているバイオテクノロジースタートアップ企業

最近増えているバイオテクノロジースタートアップ企業
最近では、シリコンバレーの新規事業開発として合成生物学が、ビジネスにも大きく利用出来るのではないかと考えられ研究が行われている。
その中でも現在、主だった研究は微生物の育種についてである。

植物などの高等生物を全体論的な観点で改良することはまだ初期段階だが、将来は間違いなく伸びてくると考えられている。

しかし、この合成生物学手法を用いて大規模に改良した動植物や作物が社会的に許容されるかは、今後の大きな課題になる。
また近年、英国では合成生物学の重要性が世間的にも認識されてきたこともあり、この分野を先端材料、農業科学、ビッグデータ、エネルギー貯蔵、再生医療、ロボット工学、人工衛星に続く国が焦点を当てる8大技術に指定している。

そして合成生物学研究に、多額の研究費用を投資し教育を行っている。

そのため、合成生物関連の最新開発を利用した企業が、次々とスタートアップを行っている状態である。
これは、シリコンバレー流の企業スピリッツを受け継いだのではないかと考えられている。


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中村 あきら

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