【書評】人の嫉妬はエネルギーになる!『仕事。』川村元気著

shigoto

『仕事。』川村元気著(集英社)を読んだ。

映画プロデューサー川村元気

川村元気は、映画プロデューサーだ。

「電車男」(2005年)、「告白」(2010年)、「悪人」(2010年)、「モテキ」(2011年)などのヒット作を続々プロデュースしている。
さらに小説も書いていて、初の著作『世界から猫が消えたなら』は、初版8000部だった発行部数が発売5カ月で27万部にまで伸びた。

この本『仕事。』は、そんな川村元気がエンターテイメントをつくる大御所たちに「私と同じ年の頃(30代)、何をしていましたか?」というインタビュー集だ。

山田洋次、沢木耕太郎、杉本博司、倉本聰、秋元康、宮崎駿、
糸井重里、篠山紀信、谷川俊太郎、 鈴木敏夫、横尾忠則、坂本龍一。

30代川村元気と彼らの対話がとても面白い。

名刺代わりになる仕事を完成させること

沢木耕太郎

沢木 耕太郎

1947(昭和22)年、東京生れ。横浜国大卒業。
ほどなくルポライターとして出発し、鮮烈な感性と斬新な文体で注目を集める。『若き実力者たち』『敗れざる者たち』等を発表した後、1979年、『テロルの決算』で大宅壮一ノンフィクション賞、1982年には『一瞬の夏』で新田次郎文学賞を受賞。常にノンフィクションの新たな可能性を追求し続け、1995(平成7)年、檀一雄未亡人の一人称話法に徹した『檀』を発表。

3年葉を食いしばって名刺代わりになる仕事を完成させる by 沢木耕太郎


沢木 とにかく自由に動きたくて、自分の興味のあることを、自分の好きなスタイルで、極端に言えば誰にも干渉されないで1人ですべてをコントロールしてやってきた。初めの話に戻るけど、35歳までにそれができる土台を築いたってことも大きいよね。「あとは自由にできる。それについて文句は言わせない」って。

その自由を獲得するために、単純なことで言えば金銭面なとか、35歳までは不自由を若干我慢したとも言える。
何でもやるんじゃなくて、仕事も原則的にはほとんど断っていたし、なるべくやらないことによって自分を持して、方向性を決めていったっていうかね。

川村 沢木さんはその情熱と同時に、極めて客観的に仕事を捉えているんですね。

沢木 でもね、例えば今の若いフリーランスのライターがある時期ぐっと我慢して、大きな仕事を一つするってことをどうしてできないんだろうって思ったりもするんですよ。

3年歯を食いしばって名刺の代わりになるような仕事を完成させれば、そこから自由が拓けるのに、それを耐える忍耐力が若い書き手には少ないんだろうかって。

—『仕事。』沢木耕太郎より

 

3年歯を食いしばって、自分の名刺代わりとなる仕事を完成させるというのはすごく大事だ。

ぼくも、ホームページ制作を始めて2年経った後、有名な人のウェブ制作に関われて道が開けたし、ネットショップで始めて2年後にやっと結果が出せたから仲間を集めれたり、本を出せたりした。

この3年ってのはほとんどの人に言えると思う。
ビジネスは、10、20、30っていくものじゃなくて、0がずっと続いて急に100になるもの。

だから、この0の期間を歯を食いしばってがんばんなきゃいけない。

人の嫉妬はエネルギーになる

秋元康

秋元 康

放送作家・作詞家・プロデューサー。AKB48をはじめ、数多くのアーティストの作品を手掛けヒットを生み出している。妻は元おニャン子クラブの高井麻巳子。

嫉妬も中傷も受け止めて、仕事でオセロをひっくり返す by 秋元康


秋元 毎日のようにテレビ番組のエンドロールに名前が出てきても、業界の人以外には、20代の頭くらいまではあまり気づかれていなかったと思う。

作詞家として関わった稲垣潤一さんの『ドラマティック・レイン』が世に出たくらいに、構成をやってた「ザ・ベストテン」のランキングに自分の曲が入ってきて、もしかしたらそのへんから、やっかみというより「なんなんだ、あいつは」と面白がられるようにはなっていったのかもしれないけど。

でもさ、人の嫉妬はエネルギーになるんだ。もしそれが好物になってないなら、まだ若いよ(笑)

川村 秋元さんは強いなあ・・・(笑)

秋元 だって、ある程度の仕事をしている人は、誰だって陰でいろいろ言われてるんだよ。だから、中傷でも何でも全部受け止めて、何かの仕事で完全にオセロをひっくり返すまで闘うしかないわけ。

—『仕事。』秋元康より

 

人の嫉妬はエネルギーになる。その感覚は、少しわかる。
ぼくでさえも、陰ではいろいろ言われてると感じる。でも、誰かを嫉妬させるぐらいのことはやりたいし、成し遂げたい。

嫉妬するってことは、普通の人ができなかったことを、努力か運でできたってことなんだから。

自分だけの「仕事。」を見つけよう

最後のあとがきで、川村元気はこう語っている。

誰もが自分なりの方法を見つけ、その壁を乗り越えていた。
経験や失敗から自分の信念を導き出して、仕事を「仕事。」にしていたのだ。

人の嫉妬をエネルギーに変えて、何かの代表的な仕事を名刺代わりに、オセロをひっくり返そう。

それを繰り返してたら、仕事ではなく、きっと自分だけの「仕事。」が見つかるだろう。

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中村 あきら

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