「今期利益が出すぎてしまった!」そんな時は「節税・投資」に最適!アフィリエイトサイト買収のススメ!

「今期利益が出すぎてしまった!」そんな時は「節税・投資」に最適!アフィエイトサイト買収のススメ!

M&Aと呼ばれる事業買収や譲渡の方法として、サイト買収(M&A)という方法がある。

ぼくは自分でも事業を売却し、複数回のサイト売買の経験から様々なM&Aを行ってきた。
このウェブサイト買収(M&A)の中でも、「アフィリエイトサイト買収は節税になる。」「アフィリエイトサイト買収はいい投資だ。」という話をご存知だろうか。

これは、実際に売却したり、買収したりしないと分からない重要な情報だ。

今日は、どうしてアフィリエイトサイト買収が節税や投資にいいのか、メリットデメリットや気になる相場も含め解説する。今まで節税対策に悩んでいた人も、サイト売買でどんなサイトを買ったらいいのかと思っている人も必読の記事だ。

目次

その1.アフィリエイトの仕組みと収益モデルについて

アフィリエイトの仕組み デザインおしゃれ

まずアフィリエイトサイトとは、サイトで商品についてのレビューや紹介記事を書いて、その商品のページにリンクを飛ばす。そしてそのリンクから商品の購入があれば、紹介料として報酬が得られるという仕組みだ。

アフィリエイトサイトは、この紹介料が報酬となる。
ウェブサイト売買(M&A)から見るとこれが「利益」だ。

この紹介料が、広告によって様々だ。
一つの購入で1000円〜2000円の報酬というのもあれば、購入額の5%というものもある。

いかに良い商品を選ぶか、いかに良い検索キーワードを選んで集客するかが良いアフィリエイターになる技術でもある。

今回は、そのアフィリエイトサイトの買収について紹介する。

その2.アフィリエイトサイト買収のメリット・デメリットは?

アフィエイトサイト買収のメリット・デメリットとは

アフィリエイトサイトを買収する3つのメリット

アフィリエイトサイト買収のメリットだ。

①アフィリエイトサイトは、「全額」経費にできる!

アフィリエイトサイトを買収すると勘定科目が広告費になり経費として計上できる。
これはかなりの節税になり、しかも将来の事業の大事な投資にもなり得るのだ。

アフィリエイト以外のログイン機能がついてあるサイトだと販管費・広告費ではなく、減価償却費(ソフトウェア)と勘定されてしまうのだ。

例えば、ECサイトやアプリの売買だと2000万円で購入した場合、5年に分けて経費計上(400万円×5年)しなければならない。
しかし、アフィリエイトサイトだと丸々1年で2000万円を広告費として計上することができる。

「やばい利益が出すぎてしまった!」「法人税を払うよりも将来の事業に投資したい!」と思う人ならもってこいの投資案件だと言える。

②アフィリエイトサイト買収は利回りが高い!

アフィリエイトサイトは他の投資案件と比べると利回りが高いのも特徴だ。売買金額は月の確定報酬金額の12ヶ月から18ヶ月分が相場となっている。

アフィリエイト月額利益×12〜18ヶ月=買収金額

例えば毎月100万円の確定報酬があるアフィリエイトサイトだったら、おおよそ1200万円から1800万円で買収でき、毎月約100万円の収益を得ることができる。サイトの更新や改善をすればそれ以上の報酬も見込める。

これが不動産投資であればそうはいかない。
4000万円の物件を購入し、せいぜい毎月10万円〜20万円の家賃収入といったところだ。
これを見たら分かるように他の投資案件よりもアフィリエイトサイトはとても利回りがいいのだ。

③アフィリエイトサイトは運用がしやすい!

買収後も、クラウドソーシングなどで外注化しやすく、マニュアル作りが簡単なので、言い方は悪いがほったらかしにできる。

これは投資家とっては嬉しい運用方法だ。

アフィリエイトサイトを買収するデメリット

アフィリエイトサイト買収はメリットも大きいがデメリットもある。

一番のリスクは、多くがSEOや検索エンジン対策に依存しているため、Googleのアップデートで大きく下がる可能性があること。これは先でも比較した不動産投資に比べると不確定性が高い要素である。

もう一つは、アフィリエイト主が広告をやめる可能性があるということだ。
アフィリエイトサイトは企業の商品やサービスを紹介し、紹介料としてアフィリエイトフィーを広告主から受け取るというビジネスモデルなので、その企業が広告をやめるということは売り上げがなくなってしまうということになる。

その3.アフィリエイトサイト買収の相場は?手続きが終わるまでの期間は?

【サイト売買契約書雛形無料ダウンロード付き】実際のサイト売買の契約書チェックすべき大事な項目!

アフィリエイトサイトの売買額の相場は『1ヶ月分の営業利益 × 12〜18ヶ月』である。
アフィリエイトサイトは短期間での売買が多い。

買収することを決め、事業譲渡契約書を結んでからほとんどが1ヶ月以内に契約書を交えて引き継ぎできることが多い。

アフィエイトサイト買収は、そんなに専門の公認会計士や弁護士を入れる必要もなく、スムーズに売買することができるはずだ。知り合いの弁護士に頼むか、ぼくが作った実際のウェブサイト売買(M&A)契約書も参考にしておこう。

その4.買収するアフィリエイトサイトの選定はどうすればいい?相談する相手は?

アフィリエイトサイト買収の際の5つの注意点

前述のリスクがあるので、あらかじめしっかりと査定やSEO、ウェブマーケティングに強い専門家の意見を聞くことが必要だ。

買収するアフィリエイトサイトを選定する時に注意したい点を5つ紹介する。

①特定の広告主に依存していないか。その広告主はこの先も続けるのか。

特定の広告主に依存していると、その広告主が広告をやめると売り上げはほとんどなくなってしまう。判断基準になるのは、その企業やサイト規模のではない。

大手でも、他の会社との統合や合併などによりアフィリエイト広告から手を引くというのは考えられることだ。その広告主にとってアフィリエイトが売上のどれくらいを占めているかが見るべきポイントだ

アフィリエイト広告の売上の比重が少ない場合は、大手や中小などの規模関わりなく、やめてしまう危険があるということになる。

②個人色の強い集客に依存していないか。

社長や運営者のキャラクターや人脈に依存していると、買収後に運営者が変わることにより、継続して売上を上げることが難しくなる。

・個人のSNSや特定のSNSからの集客が主になっている
・複数のアフィリエイトサイトの相互リンクなどで検索順位が上がっている
・運営者のメルマガなどからの売上が高い

などの場合がそのケースに当たるので、よくチェックしておこう。

③特定のキーワードに依存していないか。

特定のキーワードに依存しているとGoogleアップデートで急に落ち込んだりする可能性がある。

ブラックSEOで得たSEO対策など、これから淘汰されていくだろう手法を取っていないか確認するため、集客しているキーワードのコンテンツが本物であるかどうかをしっかり見極めることが大切だ。

また、何度も読み返したくなるコンテンツか、他のサイトですぐ調べられるような情報ばかりだとすぐ模範されるので、ネットだけでなく独自に調べたコンテンツかどうかもチェックポイントだ。

④特定のトレンドに乗っただけではないか。

アフィリエイトサイトはトレンドによってアクセスや売上が伸びている場合があるため、トレンドを押さえたものが多い。

ただ、トレンドというものは時が経てば変わってしまうものだ。だからそのトレンドがいつまで続くのかを見通す必要がある。

そんな時はGoogleトレンドやニュース、政府のサイトを確認して、規制などが起こらないか確認しよう。

⑤運営者のセンスや、特化した能力に依存していないか

例えば◯◯マニアだから書ける、更新できる記事ではないかをチェックしておこう。もしそうだとしても、マニュアル化すれば、運営者が変わっても記事を書ける、ということだったら問題はない。

しかし、その部分は今後自分たちでもサイトを更新できるかどうか見極める大事なポイントなのでしっかり確認しよう。

買収した後も伸ばせる!アフィリエイトサイトの見つけ方3つのポイント

アフィリエイトサイトを買収したはいいが、この先の成長が見えない!ということにならないために、伸ばせるアフィリエイトサイトを見つけるポイントを教えよう。

①コンテンツは良いが、サイトのデザインがイマイチ

コンテンツはオリジナリティーがありとてもいいが、デザインがイマイチ冴えない、無料ブログや個人ブログの範疇を超えない、というサイトがある。
この場合は、デザインを変え、人的資源を入れることで大きく化けることができる。

資料請求比較サイト「ボクシル」

クラウドサービス比較サイト「ボクシル」

例えば、資料請求のアフィリエイトサイトは多いが、会社単位で伸ばしているサイト、「ボクシル」は有名だ。このサイトはアフィリエイトサイトとは思えない程のデザインだ。このように資金やデザインを投入すると大きく成長させることができる。

②スマホサイトを作っていない&整備されていない

現在の集客の主流はスマホサイト経由だ。
それにもかかわらず、モバイルユーザビリティの設計ができていないサイトがある。

しかし、それでも売上が上がっているアフィリエイトサイトであれば、モバイルサイトを構築するれば大きく売上が伸びる可能性がある。

③キーワードを網羅していない

検索キーワードで売上を上げているアフィリエイトサイトの場合、他のキーワードの候補を増やすことでさらに売上を伸ばすことができる。運営者からGoogleアナリティクスやGoogle Consoleを共有してもらい、さらに網羅できるキーワードがないか確認しよう。

【中村あきらコンサルティング】バイアウト(事業売却)を目的に事業を構築!

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ぼくはシリコンバレーに在住していた経験やアジア最大のアドテックに登壇しているという経験もあるので、こういった情報が数多く入ってく。またECサイトを年商5億円月間450万PVまで持って行った自身の経験からSEOの観点からもアドバイスができる。

ぼくが立ち上げたコンサルティングサービスではより詳しい内容を紹介しているので、もっと知りたいという方は気軽に問い合わせをして欲しい。

隠れている不利益に気をつけよう

前述の注意点より一歩踏み込み、財務や法律面での注意点も記載しておこう。

・買収予定のアフィリエイトサイトが著作権などの法律に違反しているリスクがないか確認しよう。
・買収後に、売却側が開示している情報と事実が違っていた、ということにならないようにアクセス解析や収益性は確認しよう。訴訟もできるが前もって確認さえすれば避けられる事態である。
・サイト売買に関わる法律や、契約時の注意点についても知っておいたほうがいいことがある。

サイト売買の契約書は「サイト売買の契約書チェックすべき大事な項目!」でチェックをしておこう。

サイト買収査定サービスを利用しよう

買収後にリスクや欠陥を発見し「なぜ買収前にもっと確認しておかなかったんだ!」とならないように、サイト買収査定サービスを利用しよう。

M&Aアドバイザーはサイト売買のスペシャリストだ。

売却側と買収側のマッチングから、サイト情報の確認分析、条件交渉などいろいろな業務を依頼することができる。いざ買収が決まってからは、M&Aアドバイザーとともにそれぞれの段階にあった弁護士や公認会計士などのスペシャリストがあなたをサポートする!

その5.なぜ利益の出ているアフィリエイトサイトを売却するのか?アフィリエイターがサイトを売却したい7つの理由

なぜ利益の出ているアフィリエイトサイトを売却するのか?アフィリエイターがサイトを売却したい7つの理由

サイトを買収する側からしたら、利益が出ているアフィリエイトサイトをなぜ売却するのかと勘ぐってしまうこともあるだろう。そこで二の足を踏む前に、アフィリエイトオーナーがサイトを売却したい7つの理由を見てみよう。

①他のサイトに集中したい。

ぼくも事業をやっているので想像に難くないが、サイトを大きくするには選択と集中が必要だ。
事業を大きする過程は、

【1】まず一つのサイトで成功する
【2】その利益を使って、たくさんの次の事業の柱になる種を作っていく
【3】その中から潜在的な可能性が高いものが出てくる
【4】可能性が高い事業に一点集中するために、以前成功したサイトや他の種だったサイトを売却する

という流れ多い。

この選択と集中の過程で、より可能性があるサイトに集中するため、利益が出ているサイトでも売却することがある。このタイミングでサイト売買が行われることが多いのだ。

②投資資金、投資人材の不足

アフィリエイトサイトがある程度の形になってくると、これ以上大きくするには組織を作る必要が出てくる。

サイトオーナーが個人単位で続けたい人だった時に、組織を作るということは苦痛でしかない。そこで、ある程度の段階になると、大きな組織や資金を持って運営できるところに売却するという道も出でくるということだ。

③単純に飽きた

理解できないかもしれないが、サイトを更新するのに飽きたという理由もある。起業家は新しいものを立ち上げるのが好きだ。ずっと同じことをやるなんてことはできない人種なのだ。

どんなに利益が出ていようが、新しいものを作り上げる魅力以上のものはない。

④今後の集客に不安がある

多くのアフィリエイトサイトは集客を検索エンジンに依存している。

長くアフィリエイトサイトを運営している人は、検索エンジンの集客が毎年どれほど変わっているか骨身にしみているだろう。

ぼくがECサイトを運営していた時も、Googleアップデートが年に1〜2回あった。多くのアフィリエイトオーナーが、そのせいで大幅に集客手段を変えた経験があるのではないのだろうか。

資金があれば修正を加えられるが、個人オーナーが運営しているとずっとサイトを見ておかなければならない。そんな面倒なことをするなら今のサイトを売って、新しいサイトを作る方がいいと思うのは当然だろう。

⑤事業整理

独立してアフィリエイトサイトを運営していた。

しかし、やはり自分にはサラリーマンの方が向いている、企業の役員をやりたい、などの理由で今まで運営していたアフィリエイトサイトを売却する。

ということもある。自身のキャリアにアフィリエイトが合わなくなったということだ。

⑥早急に現金化したい

アフィリエイトサイトの毎月の売り上げよりも、売却することによって得られる12〜18ヶ月の現金を、何かの理由により早急に欲しいという場合もある。

⑦運営者がいなくなった

一事業としてアフィリエイトサイトを運営していたが、運営責任者の退社などにより運営できなくなり売却したいという相談を受けることもある。

その6.アフィリエイトサイト買収についてのサポート引き受けます!

「アフィリエイトサイトの買収は節税になる。」「アフィリエイトサイト買収はいい投資だ。」というのは確かだ。
しかし、どのアフィリエイトサイトもそれに当てはまると一概には言えないということがお分かりいただけただろうか。

もちろんアフィリエイトサイト買収には大きなメリットがある。しかし、メリット同様、デメリットや様々な注意点があるので、自分でしっかり調査をしたとしても、やはり経験のある専門家に相談するのが一番安全な方法だろう。

中村あきら「経営を自由に」

文中にも織り込んだが、ぼくは「M&A事業診断・査定サービス」と「サイト買収・バイアウトコンサルティングサービス」も行っている。

自身で立ち上げ、そして年商5億円まで育てた家具通販サイト「ジパング・ドットコム」を売却した。そこまでの道のりも平坦なものではなかったし、失敗も多々あった。

それを乗り越えた後に感じたことや数多くの経験を元に、弁護士や会計士では埋められないあなたの「?」にとことん答え、最後までサポートをしていく。

アフィリエイト買収で事業を運営し、あなたの経営をもっと自由にしよう!

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