Pre-Money Valuation(プレマネーバリュエーション)とは

Pre-Money Valuation

Pre-Money Valuation(プレマネーバリュエーション)とは資金調達前の段階での企業価値のことである。

ベンチャー企業ではその有望性に対してベンチャーキャピタルからの投資が行われるが、この時に自分たちの価値をどのように提示するかによって今後の企業活動にも大きく影響するため新規投資に当たって投資家と創業者が交渉を行う。



バリュエーションとは何か

企業の現在価値を可能な限り正確に測り、価値のあるビジネスであるかどうかを見定めるが、この現在価値のことをValuation(バリュエーション)という。

バリュエーションによって投資の価値計算や事業の経済性評価のことを表す言葉で、DCFやマルチプルという手法で企業の「現在価値」を算出

DCFという手法では将来事業が生み出すキャッシュフローを予測し、一定の割引率で割り引いて現在価値を導き出すことにより、シードの段階でのベンチャー企業への投資規模が決まる。

資金の調達は増資前の事業計画で算出した現在価値で決定されるため、一般の資金調達によってお金が投資される以前の価値であるので、シリコンバレーにおける資金調達の傾向を判断する際の大切な指標となっている。

シリコンバレーにおけるPre-Money Valuationの役割

Pre-Money Valuation

シリコンバレーにおいてPre-Money Valuationは資金調達の規模感を表す指標としてよく使われている。

2011年から2015年にかけて初期における企業価値は金額にして10Mドルから15Mドルといわれているが、これに対して資金の調達額は2Mドル程度というのが相場のようだ。

この場合も増資前の事業計画を使って算出した現在価値をもとにして新規投資に当たって投資家と創業者が交渉し資金を集めることになる。

投資を行うときにどのくらいの企業価値があるのかを判断するためにはキャッシュフローの予測と割引率を元に算出しPre Money Valuationが決定され、投資時の1株当たり引受価格はPre Money Valuationを投資前の総株式数で割ったものとなる。

Pre Money Valuationによる資金調達

ベンチャー起業家にとって最初の段階での大きな課題は、いかに必要な資金を集めてくることができるのかということである。

企業側ではシードの投資段階においても必要な金額を調達しなければならないが、この状況に応じることのできる投資家やエンジェル、リードインベスターとの間で1株あたりの引受価格を交渉し、発行する株式数が決まっていく。

そのため、創業者は投資後の自らの持株比率を考えながらPre Money Valuationの交渉を行い、ビジネスを成立させ発展させる第一段階であるといえる。


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