【中編】エムズシステム三浦光仁×中村あきら対談「大きなホールにスピーカー1つだけ!「演奏家のいない演奏会」」

エムズシステム三浦光仁×中村あきら

「波動スピーカー(エムズスピーカー)」と呼ばれる木目の美しい筒状のスピーカーを販売する会社エムズシステム。波動スピーカーは日本の有名なラグジュアリーホテルスイートルームや様々な音楽のプロフェッショナルが愛用する。そんなスピーカーを見つけ、人生をかけて広げているのが代表の三浦光仁さんだ。今回は、エムズステムの成り立ちや波動スピーカーがどのようにして広がっていったのか、波動スピーカーを使うことで人生がどのように変わるのか?語ってもらった。
【前編】「口コミだけで企業は成立するのかを人生をかけて実験!」はこちら
【後編】「ザ・リッツ・カールトン東京のスイートルームなど空間のプロたちが選ぶスピーカー」はこちら

あきら 三浦さんは、波動スピーカー(エムズスピーカー)を使って、広い会場で音楽を流す「演奏家のいない演奏会」を、もう400回ぐらいやってこられたと聞いています。やり始めた経緯を教えてもらってもいいですか。

演奏家のいない演奏会サントリーホールで対談形式で開催された「演奏家のいない演奏会」

三浦 最初は、当時、名の知れないエムズシステムスピーカーを、試聴ルームへ足を運んで頂き多くのお客様にお買い上げ頂きました。そのお礼に無料のコンサートを楽しんで頂こうという趣旨で開催をはじめました。以来、その想いで新富町のショールーム、東京国際フォーラム、サントリーホール、など大小さまざまな規模で「演奏家のいない演奏会」の開催を続けています。大体、今年か来年ぐらいで400回を迎えると思うのですが、1回目は、お客さん3人でした。それから、徐々に人が増えて、100回目には記念で、サントリーホールでやりました。その時は400席ある所が満席になって、楽しんでいただきました。最初は3人でオフィスで何度かやっているうちに、もう少し広い所、近くの中華レストランでやってみようとか、少しずつ会場の規模がお客さんの数を広げていって、だんだんにそれが30人になり、50人になり、100人になって400人までいきました。

演奏家のいない演奏会

400人に対しても、直径21センチ、長さ40センチのこのスピーカー1つで空間全体に音が広がっていくので、皆さんに十分音楽を楽しんでいただきました。それこそ楽曲が終わった瞬間に拍手が沸いたりします。スピーカーしかなく、人は誰もいないステージに対して拍手が来るのです。そこへ私が出て行って、その拍手を浴びるのも、個人的に快感なんでけれどね(笑)

あきら たしかに、ステージには、木で出来ているこのスピーカーは見栄えがしますね。

三浦 もうスピーカーというより、楽器に近いのではないかと思っています。それで、ある聴衆者から、「三浦さんは結局、DJですよね」と言われたんです。確かに、CDを何十枚も持って行って、何をかけるのかその場の雰囲気や客層から選曲するので、スクラッチもミックスもしていないけれども、新しいDJなのではないかと、そう言われて思うようになりました。それもスピーカーの音色をより多くの方に届ける自分の役割と思い、400回近く続けてきました。

エムズシステム三浦光仁

あきら これを読んでいる人が、起業家や経営者が結構いるのですが、1つの売りたい商品があった時に、三浦さんは「演奏家のいない演奏会」というコンセプトをして、商品を広めるイベントをされてきたと思います。
なぜその名前にしたのか、また、なぜ、それをしようと思ったのですか?

三浦 名前は開発者の方から授かりました。それを聞いた瞬間、イメージとしてあったのは、「題名のない音楽会」です。あれはもちろん、しっかりと組み立てられて、歌手や演奏家の方々が出演されるわけですが、エムズシステムのスピーカーが奏でている音は、まさにそこのステージに演奏家がいて演奏をしているような、非常に生々しい楽器の音や歌手の声、さらに息遣いが感じられます。ステージ上に演奏家はいないけれども、演奏家が登場したようなステージが作れるという思いがあったのがひとつです。

それから、「演奏家のいない演奏会」では、僕がMCをして、楽曲の時代背景や、使われている楽器などの話をするんですが、これも「題名のない音楽会」の影響です。「題名のない音楽会」の初代MCが、作曲家の黛敏郎さんだったのですが、彼は、楽曲の背景、そして作曲者や演奏家の説明を非常に淡々と語るのです。もちろん音楽や絵画でも何でもそうですが、背景を知っているのと知らないのでは楽しみ方が違っていて、その背景を分かっているからこそ、楽しめる部分も出てくるということを彼から学びました。ですから、私のMCも、そのCDが作られたいきさつや、そこで演奏されている楽器の話などします。そういうことにまつわる話をして聴いてもらうと、より音楽や、音そのものを、楽しんでもらえると思い、今のスタンスでやっています。

マルキューブにて「演奏家のいない演奏会」マルキューブでの「演奏家のいない演奏会」

あきら このスピーカーの音の性質だけではなく、音楽に対しての啓蒙など、そういうニュアンスも含まれているということですね。

三浦 まさしくそうです。エンターテイメントとして、本当の演奏会になると、入場料も高いし、かしこまって行かなければいけないかもしれないけれども、この演奏会は、気軽に参加していただけますから、音楽を楽しむ敷居をぐっと下げていると思います。そこで、流す音楽にまつわるお話をさせてもらって、こういうことだったのなら、この演奏家の演奏をもっと聴いてみようとか、このCDを買ってみよう、となってきます。
そこで直接、CDを販売するわけじゃないのですが、「今のCDは誰の何ですか?」と演奏会で話題になり、何百枚も売った実績もあります。なので、今停滞している音楽業界のわずかながら、底上げをさせてもらえるのでないかと思っています。まるで目の前に演奏家が現れたようなステージになるのですから感動もひとしおです。これもスピーカーの音色の成せる業です。

三越劇場での「演奏家のいない演奏会」三越劇場での「演奏家のいない演奏会」

あきら そういう音楽に興味がない人や演奏会などに行ったことが無い人でも気軽に行けるようにすることで、音楽の魅力を知って、実際の演奏会を聴きに行ってみたくなるという流れが出来るわけですね。

三浦 演奏会がきっかけで、スピーカーを購入された方が、今まで持っていたCDやレコードを全部もう1回エムズスピーカーで聴き直すことも多いようです。演奏会で扱うジャンルは多岐にわたります。クラシック、ジャズ、ボーカル、ボサノバ、それこそ民謡もかけたことがあります。クラシックはバイオリンで、ジャズはピアノ、ボーカルは女性ボーカルで、ボサノバは男性ボーカルとギターなどです。そうすると自分が愛好していなかった、違うジャンルも聴いてもらえるのです。

すると、今までこのジャンルしか聴かなかったのですがジャンルが広がったと、多くのお客さまから言われました。これも聴いてみよう、という感覚を持ってもらえるので、それは面白いと思うのです。自分で思い込んで、このジャンルしか聴かないので、そのコンサートに行っているとか、そのCDしか買わないのが、いきなり違うものを聴いて、こういうのもあるのだなと捉えていただくことも多いので、聴く楽しむ音楽のジャンルが広がったとか、もっとCD、今で言えばダウンロードをして曲を買うことが増えました、という声をたくさんいただきます。

日本橋劇場での「演奏家のいない演奏会」日本橋劇場での「演奏家のいない演奏会」

あきら 三浦さんを見ていると、起業家や経営者さんなどは、1つのスピーカーという商品と出会い、そういう演奏会をするということで一つの自己実現ができるとも感じました。もう三浦さんは、経営者としての側面もありつつ「音楽家」でもありますよね。

三浦 音楽家というけど、音楽を楽しむ、音楽を真剣に遊んでいるということだと思います。

あきら そういうのは、起業家や経営者の憧れる存在でもあるかなと思います。そういう1つの商品に出会って、音楽家としての活動のようなことが人生でできるというのは、経営者としてとても素晴らしいことなのではないかと感じました。

三浦 ありがたいことに、スピーカーで音楽を流すだけなので、演奏会をやる前に演奏家のような練習を必要としません。しかも、プロデューサーとしてあらゆることができます。オペラ歌手のあとに演歌歌手も呼べるのです。そのあとにジャズトリオかけたら、いきなフルオーケストラも呼べます。世界一お金持ちのプロデューサーです。皆さんリアルなプロデューサーがやりたくても出来ないようなことを、毎回出来るのです。
そういう意味でも面白いです。お客さんにも、それで楽しんでいただけると言われます。サントリーホールでもいきなりジャズをかけました。

あきら すごい。ぼくが見る三浦さんは素晴らしい商品と出会い、その商品の販売を通して自分の自己実現や自分のやりたかったことを実現している経営者さんだと思っています。もしかしたら、アーティストとして何かをあきらめた人もいるかもしれません。そんな人は素晴らしい商品、その販売を通じて夢を叶えていくって方法もありだと思うんですよね。

エムズシステム三浦光仁×中村あきら

後編へつづく

次回は、「ザ・リッツ・カールトン東京のスイートルームなど空間のプロたちが選ぶスピーカー」をお届けします。

【前編】「口コミだけで企業は成立するのかを人生をかけて実験!」はこちら
【後編】「ザ・リッツ・カールトン東京のスイートルームなど空間のプロたちが選ぶスピーカー」はこちら

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