【中編】銭湯シェアハウスオーナー高橋政臣×中村あきら対談「後継者として引き継いだビジネスをいかに自分色に変えていくか?」


横浜・鶴見にある銭湯シェアハウス「清水湯」オーナー高橋政臣。昔ながらの銭湯というビジネスと今の時代の象徴ともいえるシェアハウス事業・ネット物販事業をうまく組み合わせビジネスをしている。今日はそんなまーくんに、後継者として引き継いだビジネスをいかに自分色に変えていくか?を聞いてみた。
【前編】「昔ながらのビジネスと今の時代のビジネスを掛け合わせるには?」はこちら
【後編】「「先代のつながり」をいかに「自分のつながり」へと変えていくのか?」はこちら

あきら まーくんは70年も続く銭湯を切り盛りしながら、そうやってシェアハウス事業や銭湯グッズ販売事業とか今の時代にあった新しいものをどんどん取り入れているじゃない?そのバランス感覚ってぼくから見るとすごいと感じるだけど、どうやったらできるのかな。

後継者が何をしたいかを明確化して、ぶつかることが大事

鶴見「清水湯」高橋正臣×中村あきら

政臣 二代目・三代目の経営者って先代から仕事をそのまま引き継げば上手くいくわけじゃなくて、やっぱり時代に合わせなきゃいけないから、そこをどう合わせていくかは常に考えていたかな。僕にとってシェアハウスや銭湯グッズは今後絶対必要になってくると思っての行動だったし。父親とすごくぶつかるってさっきも言ったけど、それはやっぱり向こうはそれで正しいと思っているからやっていることでも、僕からしたら今はそれじゃいけないと思うことがあったりするからなんだよね。お互い見えているものが違う。例えば、僕は銭湯は今注目されてるけど元々は衰退産業だからもっと若い人が来てくれる仕組みづくりが必要だと思ってる。そのためにシェアハウスを始めたし、グッズもファンを盛り上げることで集客を見込んでるし…。だからちゃんと父とも話し合って、このまま険悪になるのも嫌だし運営に必要な作業の面だけ教えてもらって、どうやっていくかの運営に関しては口を出さないで欲しいってことを伝えました。

あきら それでお父さんは納得したの?

政臣 最終的に継ぐのは僕だし、僕がやりたいようにやれないなら継がないということを分かってもらって折り合いをつけました。それからは必要なところだけ父に入ってもらって、それ以外は離れてもらいました。どうしても対等か上の立場に父がいると親子の図式が経営にも入ってきて、お互いぶつかり合うことになるから、徐々に父が仕事から完全に離れられるようなプロセスを敷く必要がありました。

清水湯高橋政臣×中村あきら

あきら 話を聞くと、後継者がまず何をしたいかを明確にして、譲れないところをちゃんと先代に主張してぶつかりながらでも分かってもらうことが大事だってことが分かったよ。けど、実際に後継者の方が自分の譲れないところや新しい事業プランを作るっていうのは難しいんじゃないかと思うから、どうやったらいいと思う?

政臣 うーん…、特にこれが譲れないっていうのはなくて、あきらっちょも事業やっているからわかると思うんだけど、今やっている事業に自分の手がかからなくなってくるとその余った時間で新しい事業を視野に入れ始めるじゃない。僕の場合は、もう銭湯っていうシステムが確立されてて作業面も父から教えてもらうだけだったから、最初からあんまり手がかからなかったんだよね。だから自ずとこれからのこと、銭湯以外の新しいビジネスについて意識が向いていったってだけかな。

あきら 後継者はそういう新しいものってどうやったら見つけられるんだろう?自分の好きなものだったり、引き継いだビジネスの強みだったりをきっかけにするのかな?

自分がもっている資産を棚おろしして、並べてみる

中村あきら×銭湯シェアハウス高橋政臣

政臣 きっかけとしては、まず自分の持っているものを全部棚おししてみることかな。自分の場合は、銭湯というシンプルな現行のビジネンスと銭湯の裏にある大きな実家、それと会社員時代のウェブなどの知識とかコミュニティの広さとか。それでシェアハウスは、部屋の余っている実家をどう活用するかって考えたときに出てきたものだし、銭湯ファン向けのグッズ販売サイトもウェブの知識と銭湯ってビジネスを掛け合わせただけだから。今あるものをどう使うかって考えると新しい事業を生み出しやすいと思う。

あきら 先代から引き継いだ土地やノウハウ、そして自分で培ってきた新しいもの、一度何を自分が持っているのか確認してから応用していくと、全く新しいものをつくるより行動しやすいってことかな。

政臣 そうだと思う。あとはどれだけ自分が持っているものを細分化すると、持っているものの量が増えるわけだから、きっかけ自体がもっと出来やすいんじゃないかな。事業やビジネスを継承していなくても、誰でも何かは特別なものを享受していると思うんだよね。自分の住んでた実家だったり今まで学んだことや遊びの中で体験したこととか細かく見ていったらきっと他の人があまり持っていないものがあると思う。

あきら たしかに親が自営業じゃなくて引き継ぐ具体的な事業がなくても、育った環境や、教えられてきたものって他では得られない自分のものばかりだもんね。あとはそれをどう使うかなんだね。面白いね。

鶴見・清水湯オーナー高橋政臣

後編へつづく

次回は、「「先代のつながり」をいかに「自分のつながり」へと変えていくのか?」をお届けします。

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中村 あきら

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