Lead Invester(リード投資家)とは

リード投資家

lead invester(リード投資家)とは、複数のベンチャーキャピタルから投資を受けている企業の投資計画の立案に際して、中心的な立場となる投資家の事である。

シリコンバレーでは一般的な考えなのですが、我が国日本では一般的となっていないのである。
これは日本においては、横並びの投資家が中心的な立場に立つと利害を対立させてしまうと不都合が生じてしまう懸念がある事が大きいためである。

リード投資家の流れ

リード投資家の流れ

リード投資家の主な作業の流れは、デューデリジェンス→Term Sheetの作成・交渉→出資決定→契約書類の作成・交渉→払込となる。

リード投資家として最も重要なのは、デューデリジェンスを実施する責任があることである。

このデューデリジェンスとは、各種の重要業績評価指標と言われる目標達成に向かったプロセスが適切かの計測、銀行口座の取引履歴、契約書などの確認をする事である。

基本的には、ピッチで示された事柄が正しいかを調査し、危険な兆候が無いかを確認するというものである。
ベンチャーキャピタルとして投資ファンドに投資している投資家から、お金を預かっている以上、とても重要な役割となっている。

リード投資家は信用を与える

シリコンバレーではリード投資家の選択がとても重要となる事がある。
この理由としてリード投資家は、起業に対して対外的な信用を付与してくれる事が大きいのである。
どうしても起業時は、知名度もなく今後の状況なども不確定要素や不安要素がとても多いのが現実である。

これを一言でいうと信用が無いのである。

しかしコミットしてくれるリード投資家がいれば、これが一転する事がある。
またこのようなリード投資家がいれば、更に資金調達ラウンドに参加をしてくれる投資家が増える可能性もある。

どの程度信用を得る事が出来るかというのは、そのリード投資家次第とはなるが、反対に信用がマイナスとなる事もあるので注意が必要である。



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