【横浜】慶應SFCの卒業制作発表会「フィールドワーク展2017」に行ってきた!

慶應SFCの学生たち

今日は、シェアハウスで一緒に住んでる慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)に通う和田くんの3年生の発表会に行ってきた!

ぼくの卒業制作とは比べものにならないクオリティで圧巻だった。
世の大学生は、やはりこういうのにエネルギーを注ぐのかと新鮮な気持ちに。

若い人のエネルギーに触れることが久しくなかったので、とても楽しかったね!

慶應SFCの卒業制作発表会「フィールドワーク展」に行ってきた!

今回案内してくれる和田くん。
いつも家で見てる彼は、いつもせっせと研究室の課題をやってた。

慶應SFCの卒業制作発表会「フィールドワーク展」

この「フィールドワーク展」は、慶應SFCの加藤文俊研究室が主催で行なっている。
和田くん曰く、加藤教授はとても面白い人だそうだ。

今回の「フィールドワーク展」は横浜ランドマークの地下にて行われてた。

慶應SFCの卒業制作発表会「フィールドワーク展」2 慶應SFCの卒業制作発表会「フィールドワーク展」3

結構、人が多くきてる。

横浜ランドマークタワーの半径500mで「いけずなまち」を探す

早速、我らが和田くんの制作を見てみる。
いけずなまち

そもそもこの加藤文俊研究室は、フィールドワークといった街づくりをテーマとして研究する研究所だ。
それで毎年行なっているテーマがこの「フィールドワーク」。

今年の研究生である和田くんが取り組んだテーマは、横浜ランドマークタワーの半径500mを中心とした「いけずなまち」を探すということだ。

いけずなまち2

加藤文俊研究室の主要テーマは、人びとにとって「居心地のいい場所(グッドプレイス)」とは何かを考えることです。ぼくたちが、絶え間なくコミュニケーションのなかに「いる」存在だということをふまえると、「場所」の問題は、コミュニケーションを理解することからはじまります。

2016年度は、「いけずなまち」というテーマで、「ランドマークタワー」(横浜市西区)を中心に半径500メートル圏内のフィールドワークをすすめました。ここでいう「いけずなまち」は、まちに偏在する、さまざまな不便や不具合を指すことばとして用いています。

たとえば、ぼくたちは一歩外に出るだけで、絶え間なく禁止や警告のメッセージを送り続けてくるカラーコーン、標識、立て看板の類いに出会います。
美観の問題はもちろんのこと、なにより、あれこれとうるさく言われているようで、窮屈に感じられることさえあります。

「いけず」は、もっと分かりづらい形で、ぼくたちをとりまく環境に埋め込まれている場合も少なくないでしょう。

設計者の意図やメッセージに反して、ぼくたちは、じぶんたちの行動が制約されていると感じたり、融通の利かない造作だと評価したりするのです。

同時に、「いけず」は、不便や不具合を強要しながらも、どこか憎めないような、ある種の親しみやすさを感じさせることばです。おそらく、「いけず」であっても、許容できる場合もあるはずです。

まちへの想いを支えに、ぼくたちの知恵と工夫を動員すれば、「いけず」とうまくつき合って行くこともできるはずだ。

そう考えながら、フィールドワークをおこないました。

いけずなまち3

ランドマークの半径500mの模型だ。

いけずなまち4

ランドマークを中心にした様々な景色を、この模型で見ることができる。

いけずなまち5

直人も楽しんでるね!

クラウドフォンディングで資金を集めて作ったイケヤ風パンフレット「IKEZ(いけず)」

IKEZ(いけず)

「イケズカタログ」のクラウドファンディングページ

なんと、この展示会のために、学生たちはクラウドファンディングで資金を調達したという。
うーん、今の学生たちはすごいなー。

IKEZ(いけず)2

それでできたのが、この本。
IKEAのパンフレットと同じページの約300ページだって。
すごいね。
IKEZ(いけず)3

IKEZ(いけず)4

IKEAの配置やページ割りを全て研究して、同じ見た目でランドマーク周辺の「いけず」なものを網羅したんだって。
すごいねー。

IKEZ(いけず)5

和田くんの彼女は卒業制作で小説を一冊書いたんだって。
みんな優秀な学生さんだね。

慶應SFCの学生たちの熱意に触れて、とても楽しかった!

慶應SFCの学生たち

慶應SFC加藤研究室の学生たちの熱気に触れてとても楽しかった!
今は卒業シーズン。

優秀な学生たちの卒論発表会はぜひ行ってみよう!
残念ながら、この「フィールドワーク展」は今年は終了とのこと。

起業したい学生の卒論発表会は見てみたいなー^^
誰か知ってたらぜひ誘ってください!



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