【前編】シリコンバレー学生起業家・戸村光×中村あきら対談「シリコンバレーで学生が起業するってどういうこと?」

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いまグイグイ伸びてきているシリコンバレー若手起業家戸村光(とむら・ひかる)くんとの対談シリーズ。戸村くんにはシリコンバレーで出会ってとても仲良くさせてもらっている。21歳という若い起業家ながら行動力や実現力があって、学生ながらシリコンバレーで法人登記して経営者をやっている。起業とITの最前線シリコンバレーで起業した若き起業家はどのようなことを考えているのか。
【中編】「シリコンバレーで起業する方法!法人登記の仕方まで詳しく!」はこちら
【後編】「日本の教育を変えたい!日本の教育とアメリカの教育は何が違うのか?」はこちら

中村あきら(以下あきら) 戸村くん、久しぶりだね。活発に動いてるのは知ってるんだけど、具体的には、今どういうことをやってるの?

シリコンバレーで学生と企業をマッチングさせる

戸村光(以下戸村) 僕はHACKJPN,INC(ハックジャパン)という会社を経営しています。ちょうど1年前くらいに「シリバレシップ」というシリコンバレーで学生とインターン先をマッチングさせるサービスをリリースして、今までに150人ほどの学生がそれぞれの目的に適った企業でインターン出来るようにサポートしてきました。それと、「Hack Letter(ハックレター)」というメディアを作ってシリコンバレーに関するマーケット情報だったり、トレンドや情勢、文化を発信するということをやってます。

シリバレシップ

あきら シリバレシップっていうのは、具体的にどういうきっかけではじめたの?

戸村 シリコンバレーという場所は、日本からもそうなんですが、色んな国の学生が留学しにやって来るんです。けど、あまりシリコンバレーらしい経験もできずに「シリコンバレーって、ただの田舎だったよね」とか「ロサンゼルスやニューヨークの方が絶対楽しかったよ」とか言って留学を終えてします学生がとても多いんですよ。「ITの聖地」シリコンバレーにわざわざ選んで来たんだから、きっと起業文化だったり、最新のテクノロジーに触れたいっていう気持ちがあるのに、中々そういうところと接点が出来ず、勉強だけしてるから不満が溜まってるんじゃないかなって思いました。しかも、アメリカは、学生時代からインターンをしてスキルを磨き、新卒で即戦力にならないと中々就職先が見つからないって現状があるので、学生はこぞってインターン先を探すんですが、どうしても留学生は英語がネックになって、英語が母国語の学生、地元の学生に比べると競争力が落ちてしまいます。せっかく、シリコンバレーに来て、知らない土地で頑張ってるのに、それじゃもったいないなって思ってはじめました。

戸村光と中村あきら

あきら シリバレシップを利用する学生って実際にはどういう人が多いの?

戸村 企業の中で実践的なプログラミング技術を学びたいからエンジニアの元でバリバリコードを書くとか、もう自分でサービスを作ったけどプロモーションの仕方がわからないからスタートアップにインターンして売り出し方を学ぶとか、いろいろですね。何か特別なスキルを磨きたいからっていうのが多い気はします。

あきら 戸村くん自身は、実際にシリバレシップをやってみてどう思ったの?

戸村 インターンできて良かったとか、自分の目的に合った企業とマッチングしてくれてありがとうとか、言われたりするので、それはやっぱり嬉しいです。

あきら もうそういった声が聞こえ出しているんだ。

戸村 シリバレシップをきっかけにシリコンバレーの起業文化に触れて自分も起業をした人だったり、シリバレシップで得たことを糧に良い企業に就職した人はいます。

HackLetter・ハックレター

あきら もう一つのハックレターはどうして始めたの?

戸村 ハックレターは、シリコンバレーで挑戦する日本のスタートアップや大企業大体2〜3年で日本に戻ってしまうパターンが多いんですけど、それは技術云々の問題じゃなくて、ただシリコンバレーで戦うために必要な情報が足りてないし、その情報を得る方法を探すのにも英語がネックになって苦労しているとよく聞きます。それはまるで、溶岩の上に卵を植え付けるような感じで、どこにどんな危険があるかさえわからない状態でチャレンジするのは、ナンセンスではないですけどリスキーなことだと思うんです。シリコンバレーの有用だけどリーチしにくい情報を日本企業に発信し、シリコンバレーでの日本企業の勝率を上げるためにハックレターを始めました。

あきら なるほど。今はハックレターでシリコンバレーの情報を日本企業に提供しつつ、シリバレシップでインターンとして学生と企業を結びつけて、よりシリコンバレーの日本企業を盛り上げようって流れなんだね。じゃあ、今のその流れを今後どう持って行こうとかは考えがあったりするの?

戸村 そうですね。シリバレシップに関しては最終的に就職のところまでサポートできればなって思っています。

戸村光

あきら へー、それは面白いね。戸村くんはそういうのを実現しようとしていく過程で、色んな経営者や日本から出張で来る大手の社員さんとご飯食べたりしてるよね。学生なんだけど、付き合っているビジネスマンの数が戸村くんと同世代の若者に比べる圧倒的に多い印象を受けるんだけど、それは何でなのかな?

戸村 それはきっと僕自身がシリコンバレーって下駄を履いてるからだと思います。僕のやってるビジネス自体は日本で探したら似たようなものが沢山あるでしょうし、ただシリコンバレーでやっているってことで僕のが際立って見えたりするってだけじゃないですか。

あきら 僕はシリコンバレーに実際に住んでみて住んでみて感じたことなんだけど、結構起業したい日本人学生が多い。なんか日本だとあんまりいないイメージだったから驚いたんだよね。

起業に対する捉え方

中村あきらと戸村光対談

戸村 特に日本人でシリコンバレーに来る学生はそういった目的の人が多いと思います。起業ブームとかが日本の方が流行ってる気もしますし。人それぞれ違うんでしょうけど、「起業=かっこいい、イケてる」って考えてる人はシリコンバレーや他の国の学生より日本人が多い気がします。そういう学生に起業動機を訊いても、「人の下に立ちたくない」とか「お金持ちになりたい」って言うんですけど、僕の中ではそれは起業家じゃなくて経営者になりたいだけだと思うんですよ。

あきら なるほど。じゃあ戸村くんにとって起業って何?

戸村 起業家っていうのは、社会に対して違和感を感じ、どうにかして社会を変えてやろう、市場を改革してやろうってsocial changerのことだと思うんですよ。例えばイーロン・マスクのように、このままじゃ地球に住めないかもしれないから、みんなでなんとかしてして宇宙に移住できないかってロケット飛ばしたり、それまでに地球環境を少しでも維持させようって電気自動車作ったり…。本当に自分がこうあって欲しいって社会のためにあらゆる努力を惜しまない人ですよ。お金だってどんどんつぎ込むし。イーロン・マスクなんかロケット飛ばすために多額の出資を募ってもまだ足りないから私財も投げ売って、友達に借金して、むしろ給料がマイナスみたいな状態になってもやり遂げようとしたんですよ。そういう彼みたい稼ぐために稼ぐんじゃなくて志のために稼ぐかの違いだと思います。日本の経営者は比較的稼ぐために稼ぐ人が多いんじゃないかなって。

あきら なるほど。自分で「起業」とは何かをしっかり捉えてアクションを起こせているのはさすがだね。けど戸村くんは若者らしさみたいな面を強く持っているじゃない?アニメをすごく見たり、アイドルが好きだったりするし。そういうリアルな面も僕はすごく大事だなと思うんだよね。例えば、「こじはる(AKB小嶋陽菜)と結婚したいから僕は頑張るんだ」って言うのとかもぼくはすごく好き。

戸村光

戸村 そうですね。僕は高校生の時からこじはる推しで、ずっとこじはるが好きなんです。それで、あるとき握手会行ったら、こじはるの手は肉球みたいに柔らかくて(笑)。僕はきっと貪欲だと思うんですけど、そのときは握手だけでハッピーだったんですけど、だんだん握手だけじゃ物足りなくなって結婚したいなって思うようになったんですよ。結婚するなら、こじはると同じぐらいの社会に影響を与えられる人にならないと好きになってもらえないと思ったんで、単純に歌手になろうと思った時期もあって、オーディションを受けてみようとしたりしてました。

あきら そういうのって本当にすごく大事だと僕は思ってる。どうしても起業って言ったら、何か崇高な目的が必要みたいな雰囲気があるけど、戸村くんみたいに自分の好きなアイドルと結婚したいから有名になりたいって動機でシリコンバレーまで来て実際に起業まで行くっていうのは、すごくモチベーションとしても健全で長続きするんじゃないかなって。

戸村 ありがとうございます。

(中編につづく)

次回は、「シリコンバレーで起業する方法・登記の仕方費用など細かく!」をお届けします。

【中編】「シリコンバレーで起業する方法!法人登記の仕方まで詳しく!」はこちら
【後編】「日本の教育を変えたい!日本の教育とアメリカの教育は何が違うのか?」はこちら


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中村 あきら

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